春季西部地区大会4日目(4月1日)~浜岡球場レポート
地区大会が大詰めに入り、6月下旬発売予定の『静岡高校野球2015夏直前号』の「注目選手100人名鑑」の人選も徐々に選手を絞る作業に入ってきています。ただ、この時期になると、突如、一冬越して急成長して名前が挙がってくる選手も多く、嬉しい悩みが毎日続いています。そんな中、西部地区3回戦の浜岡球場で、また一人「これは!」と思う選手を見ることができました。
<浜岡球場>
浜松商 14-3 浜松北(7回コールド)
浜松湖北 2-0 聖隷クリストファー 第2試合で登場した浜松湖北は、今春、三ヶ日、気賀、引佐の3校が統合したチーム。その初代エースを務めるのが戸田陽己(174cm74kg、右投右打)。三ヶ日高では1年夏からベンチ入りし、当時から大石卓哉監督(現静岡高副部長)が期待した本格派右腕です。
初回、聖隷クリストファーの核弾頭・湯浅大夢(159cm57kg、右投左打)にレフト前ヒットを浴びますが、その後、9回までなんと無安打に抑える快投。見事な完封で、チームを県大会初出場に導きました。
戸田の特徴は何と言ってもストレートの強さ。真上から投げ下ろすパワー型で、低めに伸びる球筋。目測で130キロ台中盤から後半が剛球が、グングンとキャッチャーミットに突き刺さっていきます。この試合も、最後までほぼストレートで押し切った印象。悪天候でも自分の投球を崩さなかった姿も良かったです。県大会では、県上位のチーム相手にどんな投球をしてくれるのか注目していきたいです。
このチームではショートを守る2年生・西沢大星(170cm56kg、右投右打)も注目していきたい選手の一人です。雨の中、三遊間の打球を逆シングルでキャッチし、打者走者を刺した間一髪のプレーは見事でした。(編集部・栗山)
<写真/県大会でも楽しみな戸田陽己(浜松湖北)>
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コメント
沼津市立の投手陣が素晴らしいです。延長となった伊豆中央戦をみました。ほとんどの試合をエース級の三人(左、アンダー、右本格派)の継投で抑えます。一人で投げた伊豆中央のピッチャーも素晴らしい投手ですが、エース級三人には歯がたたず、かわいそうな印象でした。シードを取る可能性も十分あると思います。
投稿: 東部しか見れませんが | 2015年4月 5日 (日) 15時56分
コメント、ありがとうございます!
沼津市立、決勝進出しましたね。編集部でも、この春一度見ましたが、確かに投手陣がしっかりとしている印象でした。
県大会でも注目して見ていきたいと思います。
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2015年4月 7日 (火) 18時01分