大会直前!小澤怜史(日大三島)ミニインタビュー
一昨日、夏の大会の組み合わせ抽選会が焼津市文化センターで行われました。この日、もっとも会場が沸いたのは抽選が大詰めに迫った14時18分。シード・静岡高の横の2番を日大三島の主将・勝又魁が引いた時でした。会場は大歓声に包まれ、勝又はガッツポーズしながらステージを降りていきました。さらに、数分後、日大三島の対戦相手が名将・磯部修三監督率いる浜松開誠館に決まると、再び「オ~」という声があちらこちらから聞こえてきました。
そんな組み合わせ抽選会を受け、翌日、僕は伊豆市の志太スタジアムに飛びました。日大三島・小沢怜史(180cm78kg、右投左打)の仕上がり具合を見たかったからです。
この日、中央学院(千葉)相手に先発した小澤怜史は6回1失点という内容でした。初回にタイムリーで1点を失いましたが、2回以降はランナーを出しながらも要所を締め、無失点に切り抜けました。ストレートは130キロ台後半も、ここという場面では鋭い変化球を低めに集め、しっかりと三振を奪うのはさすが。貫録も漂っていました。そんな小澤に試合後、少し話を伺うことができました。
――昨日、組み合わせが決まりました。まず、率直な感想を聞かせて下さい。
小澤 自分としてはいいクジを引いてくれたと思います。まず、開幕戦をしっかりと勝って、そこから一週間空くので、万全な状態で静岡高とあたりたいです。
――ここ最近の小澤選手の状態はどうですか?
小澤 春の大会の頃よりも、いい感じにきていると思います。
――キャッチャーの濱口大雅選手が故障から復帰したことも大きいですね。
小澤 はい。ランナーが三塁にいる時、思い切って変化球を投げても、しっかり止めてくれるキャッチャーです。投げやすいし、安心感もあります。
――あらためて、この夏の目標を教えてください。
小澤 もう、甲子園しか考えていません。頑張ります。
川口剛監督によると、ここ最近の練習試合ではコンスタントに145、6キロをマークしてきているとのこと。「暖かくなり、ようやくエンジンがかかってきた」と川口監督も手ごたえを感じていました。「まずは開幕戦です。大観衆の前で小澤が完ぺきなピッチングを見せて、静岡高にプレッシャーをかけたいですね」。念願の甲子園に向け、川口監督の目論見通りの展開になるか。はたまた、勢いのある浜松開誠館が待ったをかけるのか。今年の開幕戦は、昨年同様、熱い試合になりそうです。
<写真上/抽選会で静岡高の横を引いた瞬間の主将・勝又魁(日大三島)>
<写真中/順調な仕上がりを見せる小澤怜史(日大三島)>
<写真下/右肘の疲労骨折から復帰した大型捕手の濱口大雅(日大三島)>
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