愛知大学リーグ新人戦で横須賀出身・後藤黛(愛知学院大)が先発!
今日は愛知大学リーグの新人戦へ。愛知学院大対愛知産業大の試合を見てきました。 愛知学院大の先発投手は横須賀出身・後藤黛(175cm69㎏、右投左打)。新人戦とはいえ、大事な初戦の先発を任されました。春のオープン戦で少し登板したようですが、約1年ぶりの実戦。久々に後藤のピッチングを見るのが楽しみでした。
しかし、立ち上がり、いきなり2者連続で四球を出します。3番をセンターフライ、4番を三振に仕留めますが、5番、6番は再び連続四球。押し出しで1点を献上します。コントロールミスというよりも、ストレートが高めに浮いてしまい、どうしても抑えがきかない様子。2回も先頭打者こそ三振を奪いますが、一塁内野安打、四球にバッテリーミスなどが絡んで2失点。結局、2回を投げ、被安打2、四球5、三振3、失点3という結果に終わりました。
今日の後藤は最後までストレートが高めに抜けていました。高校時代は低めの内外角にビシビシ決まってくる印象を持っていただけに少し驚きましたが、それでも数球、低めにズバッとくる素晴らしい球がありました。今日のストレートの球速は常時130キロ台中盤で、マックスは140キロ。しかも球の回転がいいので、その球速表示以上に速く見えます。ストライクゾーンにきていれば、ほとんど打ち返されることはなかったです。
高校3年の春から夏にかけ、肩や腰の故障に苦しんだ後藤。そこから、大学入学までじっくりと体調を整え、この時期での先発登板。それだけでも、大きな収穫だと思います。フォーム的にも、いい時に戻っている様子。上半身は豪快に腕を振って投げることができていただけに、もう少し下半身に粘りが出てくれば、ストレートが低めに集まってくるはず。低めに集まれば、この日多投した鋭く縦に落ちるフォークがより生きています。
「練習や実戦でたくさん投げて、リーグ戦で使ってもらえるように頑張ります」
試合後、本人がこう言うように、あとはどんどん感覚を掴んでいくだけでしょう。焦りは禁物ですが、まずは秋のリーグ戦での登板を目指して頑張ってほしいと思います。
また、愛知学院大は磐田東出身の齋藤圭輔(161cm53㎏、左投左打)が「1番センター」で先発出場。2打席目にはライト前安打を放ちました。コンパクトなスイングと俊足。こちらもリーグ戦のデビューが待ち遠しいです!(編集部・栗山)
<写真上/新人戦の先発を任された後藤黛(愛知学院大)>
<写真下/新人戦で安打を放った齋藤圭輔(愛知学院大)>
※以下は「静岡を巣立つ球児たち2014」の記事です。高校時代の後藤選手についてはこちらで詳しく紹介しています。
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/12/2014-f475.html
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/12/2014-3263.html#more
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