高橋純平vs常葉菊川打線
昨日は、今春センバツベスト8の県岐阜商と常葉菊川の練習試合へ。まず、高橋純平(県岐阜商)の投球に酔いしれました。試合後、ある常葉菊川のファンはこう言っていました。
「高橋の投球を見ることができ、一生の思い出ができた」と。
試合前のブルペンでは、ネットを隔てて、わずか1メートルあるかないかの距離で見ることができたのですが、球の次元が違います。美しいフォームに唸る剛球。体の震えが止まりませんでした。
その高橋、この日は先発し、9回を投げ切り、奪った三振は16。対して、常葉菊川は全打者が思い切ったフルスイングで挑みました。森下知幸監督の「どんどん行け~」の激で、とにかく振っていきました。そんな中、3回に中林流星が初安打を放つと、4回に河森栄斗、5回に奈良間将甫と栗原健、7回に太田竜三朗、そして8回には手塚康太が二塁打。今年も迫力満点の常葉菊川打線。空振りしても、これだけ振られたら、相手投手は嫌だろうなと感じました。
試合は常葉菊川が持ち味の足を絡めた攻撃で1点を奪うと、5回にも1点を追加。投げては先発の山田裕介が6回を無失点に抑える快投。7回以降は左投手3人のリレーでつなぎ、1失点。常葉菊川が2対1で県岐阜商を破りました。
この試合、光ったのは山田の投球です。一冬を越して、制球が抜群に安定し、球を低めに集めることができるようになっています。コンパクトな腕の振りから、右打者の内角をグイグイと突いていました。常葉菊川にとって、この柱ができたことは大きなプラス材料でしょう。
例年、夏に向けて、仕上げてくる常葉菊川。今年もあと一か月、まだまだ進化していきそうな雰囲気を感じました。(編集部・栗山)
<写真上/チーム初安打を放った強打者・中林流星(常葉菊川)>
<写真下/県岐阜商打線を6回まで無失点に抑えた山田裕介(常葉菊川)>
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コメント
静岡ファンサイドです。常葉菊川の上昇は予想以上。この一戦で投打に自信を深めたことでしょう。高橋の剛球とスライダーから5安打以上とはフルスイング復活ですね。村木村松から10安打の意気ですか。それ以上に投手の成長大きいです。エースのの低め制球と左のリリーフ陣で静岡打線を少得点に押さえる体制ですね。日大三島か常葉菊川どちらかあるいは両方が序盤に来るでしょう。静岡としては、今は県外強豪と切磋琢磨。その研鑽に基づいて常葉等との闘いを前向きに考えることになります。こちらはフルスイングはいつも全員ではなくて、どこかで誰かが、あるいは誰もしないかも知れません。但し1点常葉より多く点を取るために、それが必要なら、おのずと振れるように、もう2つか3つ山を越えながら、その勘を培って欲しいと思います。
投稿: 浜一番 | 2015年6月 8日 (月) 21時17分
コメント、ありがとうございます。
夏の大会はどんな組み合わせになるのか楽しみですね。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2015年6月 8日 (月) 23時32分