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2015年7月14日 (火)

静岡大会が開幕しました!

 いよいよ、高校野球の静岡大会が開幕しました。11日は草薙球場で開幕戦、12日は愛鷹球場で1回戦を見てきました。

 07141まず、開幕戦、2年生左腕・飯田拓也(浜松開誠館)の素材の良さにほれ込みました。
 肩甲骨回りの柔らかさを感じる魅力的なフォームから、この日最速で135キロをマークしました。しかも、球速以上に速さを感じるタイプです。開幕戦独特の緊張感からか、序盤はストライクとボールがはっきりしていましたが、球にパワーが感じられるところにも将来性を感じました。
 9回7失点。それでも計162球を投げることができたのは、今後への大きな財産になるでしょう。
 試合後、磯部修三監督は「自分の長い監督人生の中で、レギュラーが1、2年生8名というのは初めての経験でした。まだまだ可能性のあるチーム。特に飯田は伸びますよ」と、すでに秋を見据えていました。磯部監督は、浜松開誠館の指揮をとり2年半が経過しました。浜松商、常葉菊川でも3年目に結果を残してきた名将です。どんな新チームを作ってくるのか本当に楽しみです。

07142_4 12日は横須賀対市立沼津の試合を楽しみにしていました。市立沼津が5対1とリードして迎えた9回表、横須賀が二死から3点を加えて1点差に迫った場面はしびれました。
 代打・井口諒也の一塁ゴロが相手の失策を誘い、そこからチャンスを広げ、3番・鳥山和輝、4番・戸塚涼雅の連続タイムリー。さらに、あと一打で逆転というところまで追い上げました。
 試合後、横須賀・鈴木彰洋監督は「ここまでやってくれて選手に感謝しています。もう悔いがありません」と涙を浮かべながら話してくれた姿が印象的でした。
 一方の市立沼津は、厳しい試合をものにしたことでチームに勢いが出るはずです。今大会のダークホークス的な存在になる予感がします。(編集部・栗山)

<写真上/開幕戦で敗れたものの、高い将来性を感じさせた飯田拓也(浜松開誠館)>
<写真下/9回攻撃中、ベンチでの鈴木彰洋監督(横須賀)>

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