東部地区で注目の左投手、平林(知徳)&田代(小山)
日曜日は裾野球場へ。第3試合では、今夏県ベスト8の知徳が富士東を14対6(7回コールド)で下しました。
知徳の新チームの中心的な存在は「4番ピッチャー」の平林萌(182cm70㎏、左投左打)です。
特徴はテークバックで左手を大きく上げ、プロで言えば、武田勝(日本ハム)のフォームに近いフォーム。ボールを長く持て、球速的には120キロ台も、打者の手元での伸びが抜群です。スピードガンよりも速く感じる典型的な投手と言えます。
特に右打者の外角低めのボールは、分かっていても手が出ないでしょう。変化球も、今夏、県大会を沸かせた先輩・村中克晃のような完ぺきなスピリットというわけではないのですが、平林独特の落ちる球を操っています。
平林は打撃でも上のレベルで勝負できる逸材だと感じました。第2打席には、打った瞬間にいったと分かるライトスタンドへの弾丸ライナーの本塁打。この日の本塁打で高校通算15本目。来夏までに30本近くは期待できると思います。
第2試合で登場した小山の田代想(169cm66㎏、左投左打)も、この秋、投打で注目の一人。夏の大会では静清打線を苦しめ、秋も富士市立相手に好投しました。
この日は5回まで無失点。疲れの見え始めた終盤に失点しましたが、前半の投球は見事。独特のリズムを持つフォームに、勢いのある腕の振り。初対戦では、ちょっと攻略が難しいタイプです。打ってもミート能力が高く、左右両方向に運べる器用さがあります。田代想以外にも今秋は能力の高い選手が集まっている小山。どこまで勝ち上がるのか楽しみです!(編集部・栗山)
<写真上/上から平林萌(知徳)、田代想(小山)>
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