秋の県大会、注目はこの選手②~北川裕登(島田商)
6年ぶりに秋の県大会出場を果たした島田商。県大会でカギを握るのが、左腕の北川裕登(173cm73㎏、左投左打)です。今秋の中部地区大会では計5試合32イニングを投げて6失点。安定感は抜群でした。
今日は、県大会前、最後の登板となる豊橋工との練習試合を見てきました。
先発した北川は、バランスのいいフォームから投げれ込まれる130キロ台前半の重いストレートに、多彩な変化球を絡ませ、立ち上がりから文句なしの内容。4回を投げて、一本のヒットも打たれることなく、5三振を奪いました。
北川は夏の大会での悔しさが今でも心に残っているそうです。3回戦で飛龍と対戦。初回から相手打線につかまり、2回途中でマウンドを降りています。
「夏は緊張してしまって。自分の思うようなボールを投げることができませんでした。その経験があるから、秋は余裕を持って投げることができています」
池田新之介監督も北川の成長についてこう語ります。
「夏を経験して、自分が最上級生になって、『自分がエースなんだ』という気持ちが出てきたと思います。そこが一番、大きいですかね」
北川で思い出されるのは、今年6月に行われた静岡高との練習試合です。
静岡高の選手のピッチャーライナーが北川の左肩に直撃。幸い、軽い怪我ですんだのですが、一時はヒヤリとする場面でした。
「静高にはどこまで自分の投球が通用するのか試したかったのですが…。もう一回、静高とはやってみたいですね。秋に負けた静商も倒して、東海大会出場が目標です」
県大会では、顎の怪我で中部大会未登板の右サイドの望月太輔も復活する予定。北川、望月の2番看板で狙うは1994年以来の選抜出場です。(編集部・栗山)
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