県大会準々決勝~草薙球場レポート
遅くなりましたが、22日に行われた県大会準々決勝2試合のレポートです。いよいよ、26日は東海大会出場をかけた準決勝です!(編集部・栗山)
★第1試合 掛川西7-2静岡高
掛川西は序盤、静岡高のエース・村木文哉の甘くなったボールをことごとくとらえる。初回、2死から川島瑞希、松本拓己の連打、松井祐紀の四球で満塁とすると、6番・大本遼、7番・天野正輝の連続タイムリーで3点を先制。さらに2回には川島のタイムリーなどで2点を追加する。投げては、静岡高対策として送り込んだ左腕・佐藤諒が見事にはまる。緩い変化球を巧みに使い、5回途中まで2失点と好投。あとを受けた川合隼人もストレートと落ちる変化球のコンビネーションで静岡高打線を封じる。一方の静岡高は3回からマウンドに上がった1年生右腕の竹内奎人が6イニングを無失点。最速137キロのストレートとフォークが有効だった。しかし、掛川西は9回に松本のタイムリーなどでダメ押しの2点を追加。静岡高の県内連勝記録を27でストップさせた。
掛川西・木村幸靖監督
「子供たちが本当によく頑張ってくれました。『静高さんは(県内で連勝の)プレッシャーがあるはず。逆にウチは失うものはないんだからとにかく向かっていこう』と子供たちには伝えました。村木君に対して、特に対策はしていませんでした。いつも通り、低めの変化球を捨てて、高めをしっかり振る。それだけでした。初回、松井のフォアボールが大きかった。あれを取れたことが、次のタイムリーにつながったと思います。鈴木将平君はマークしていましたが、『彼が打席に立ったら、もう1点はしょうがない』という覚悟でいました」
<写真/木村監督が「初回によく四球を選んでくれた」という松井祐紀。守っても2投手の良さを引き出す好リードを見せた>
★第2試合 日大三島2-1浜松商(9回サヨナラ)
日大三島が劇的なサヨナラ勝ちで、2年連続ベスト4進出を決めた。序盤は、日大三島・中川真杉、浜松商・大橋建斗の両先発が落ち着いた投球を見せる。先制したのは浜松商。4回、6番・加藤魁星の右中間を破るタイムリー二塁打で1点を挙げる。一方、日大三島は7回に反撃。8番・中川、代打・塩谷空知の連打でチャンスを掴み、1番・長尾樹のセンター前タイムリーで同点とする。そして、迎えた9回裏、無死一二塁から、2番・松尾航希がプッシュバントを成功させて満塁とし、3番・今野勇斗がセンター前安打を放った。
日大三島・川口剛監督
「中川の頑張りが大きかったです。最初失点で踏ん張ってくれたことが、後半につながったと思います。9回のプッシュバントは日頃から練習してきたもの。あの場面で、よくやってくれました。このチームは、東部大会から、こんな試合ばかり。1戦1戦、選手が逞しくなり、高校生の成長の凄さを感じています。(次の浜松修学舎戦について)監督の藤原英祐は、拓殖大時代の1年後輩になります。こういう上の舞台で、彼と戦えることが幸せです」
<写真/サヨナラ安打を放ち、喜ぶ今野勇斗(日大三島)>
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