三島田方大会レポート~準決勝、決勝
日曜日は、天城ふる里広場で行われた三島田方大会の準決勝、決勝を見てきました。この大会は、三島・田方地区の7チームが参加(日大三島は東海大会出場のため不参加)。白熱した3試合を堪能しました!
<三島田方大会>
★準決勝 知徳 7-6 三島北(9回サヨナラ)
★準決勝 三島南 7-0 伊豆総合(7回コールド)
★決勝 知徳 3-2 三島南(9回サヨナラ)
決勝戦は劇的な幕切れでした。知徳が0対2で迎えた9回裏、5番・成田康太がショートへの内野安打で出塁すると、続く眞鍋拓人が意表を突くセーフティバントで無死一二塁のチャンスを作ります。ここで迎えるは主将の坂田優斗。坂田の放った打球は一直線でレフトスタンドへ。両翼100メートルの外野フェンスを大きく越えていく特大弾でサヨナラ勝ちを決めました。
知徳は今夏、ベスト8入りを果たすも、秋は県大会出場を逃しています。それだけに、ローカル大会ですが、2012年以来、3年ぶりに優勝を成し遂げたことは、来年の巻き返しに向けて、いい弾みになったと思います。 一方の三島南は、先発の田井良樹が8回まで無失点の好投。ランナーを出しながらも、粘り強く淡々と低めに投げ込んでいました。もし、この大会に賞があれば、ぜひ「敢闘賞」を差し上げたいと思った選手です。
準決勝で敗れた三島北では、1年生の2投手が印象に残りました。先発の右腕、山縣寿弥は身長163センチと小柄といって侮れない投手です。右スリークオーターから、打者の手元で浮き上がったり、横に変化したり。とらえどころがない投手です。
続いて6回からマウンドに上がったのが左腕の望月浩輝。まだ下半身は使えていませんが、とにかく腕の振りが鋭い。それでいて、かなりインステップするので、初対戦の左打者は恐怖に感じるはずです。肩口からのスライダーは思わず打者が腰を引くほどでした。この日は4イニングを投げて四死球4と球自体は荒れ気味ですが、それも現段階なら個性でしょう。夏前の資料によると身長は177センチということですが、もう少し伸びていそうな感じでした。
スタンドで見ていた知徳の総監督・初鹿勇氏も「あの1年生の2人のピッチャーはいい。面白いよ」と褒めていたほど。上記2人をはじめ、三島北は1年生中心のチームなだけに、今後が楽しみです。(編集部・栗山)
<写真上/決勝戦の9回裏、見事なサヨナラ本塁打を放った坂田優斗(知徳)>
<写真中/決勝戦で知徳打線を8回まで無失点に抑えた田井良樹(三島南>
<写真下/爆発的な腕の振りの速さを持つ望月浩輝(三島北)>
| 固定リンク
「静岡県東部地区」カテゴリの記事
- 県大会出場の25校が決定!(2021.03.27)
- 春季東部地区大会2日目(3月23日)~裾野球場レポート(2021.03.24)
- 春季東部地区大会1日目(3月20日)~富士球場レポート(2021.03.20)
- 三島南、21世紀枠でセンバツ出場へ(2021.01.29)
- 吉報を待つ三島南(2021.01.28)
コメント
三島北の紹介の一文め、三島南になってますよ!
投稿: あられ | 2015年10月27日 (火) 23時52分
ご指摘、ありがとうございます。
訂正しました。
今後とも、よろしくお願いします。
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2015年10月28日 (水) 08時23分
中学の軟式もレポートしてほしいです。シニア、ボーイズにも負けない素材をみつけてもらいたいです。
投稿: じゅうけん | 2015年10月28日 (水) 13時39分
いつも楽しみに拝見しています。
三島北高校投手の名前違います。
(正) 山縣 寿弥
投稿: 頑張れ高校球児 | 2015年10月30日 (金) 10時17分
いつも、ありがとうございます。
申し訳ございません。
訂正、しました。
今後とも、よろしくお願いします。
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2015年10月30日 (金) 10時32分