中遠大会は磐田東が優勝!
昨日は中遠大会の準決勝、決勝を見てきました。結果は以下のようになりました。
<準決勝>
袋井 6-1 常葉菊川
磐田東 7-1 菊川南陵
<決勝>
磐田東 2-0 袋井
決勝戦は磐田東と袋井の対決。秋の西部地区を制し、今大会も順当に勝ち上がった磐田東はプロ注目の加藤脩平(178cm82㎏、右投右打)が先発しました。一方、掛川西、常葉菊川と立て続けに強豪を破って勢いに乗る袋井は1年生左腕の加藤稜梧(180cm70㎏、左投左打)をマウンドに送ります。
試合は初回、磐田東が1点を先制すると、その後は両加藤の投げ合いでイニングが進みます。
磐田東の加藤は県大会でも見ているのですが、その時とはまるで別人の投げっぷりの良さ。腕が勢いよく振れて、最速141キロのストレートがコーナーに決まります。さらに、打者の手前でスッと沈むチェンジアップも有効。尻上がりに状態を上げ、6回から9回は一人のランナーを許しませんでした。「こんな投球を県大会で見たかった」と思わせる快投でした。
一方、袋井の加藤は柔らかい腕とヒジをコンパクトに使い、実際の球速以上に速さを感じるタイプ。左打者の外角に逃げるようなスライダーの制球もよく、強打の磐田東打線もかなり苦労していました。9回を投げ切り、2失点は見事。一冬を越して、来年、どこまで成長するのか、すごく気になる選手を発見しました。
試合は8回、磐田東が1死二塁から加藤のセンター前タイムリーで追加点。加藤の投打に渡っての活躍で磐田東が優勝を飾りました。
実は先日、磐田東は来春の選抜大会出場が有力視されている、いなべ総合学園(三重)と練習試合を行ったそうです。試合は磐田東が勝利したものの、先発した加藤は納得する投球ができなかったと振り返ります。
「いなべ(総合学園)の時は球が高くなってしまって。今日はスピードを意識するのではなく、コントロールを重視しました。その結果が完封勝利につながったと思います」
一方、打撃面では反省することが多かったとのこと。芯でとらえることができず、こすった感じの打ち上げる打球が目につきました。それでも、最後の最後で、きっちりセンター前に打ち返したのはさすが。
「来春は秋に負けた静清を破って、東海大会出場を目指しています」
プロ入りを目標に掲げている加藤。そのためには、来年は必ず、大きな舞台で結果を残すことが求められるでしょう。(編集部・栗山)
<写真上/力強いストレートとパンチ力のある打撃でプロを目指す加藤脩平(磐田東)>
<写真下/流麗なフォームに将来性を感じる加藤稜梧(袋井)>
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