浜名に現れた怪物候補・石川寛太を直撃!
今日は浜名のグランドへ。藤本大輝(現亜細亜大)の取材以来、ここに来るのは約2年ぶりでした。
「あの代の藤本さん、池之谷脩介(現四日市大)さんを見て、身近にこんな凄い選手がいるんだと思い、入学を決めました」
そう話すのは西部地区屈指のスラッガーとしてこの秋、大活躍を見せた石川寛太(185cm79㎏、右投右打)です。
新チーム以後、打率は5割近くマーク。秋の西部大会では対戦した各チームが「あの選手の時は外野手をフェンス際まで下げさせた」という強打者です。
パンチ力はもちろん、この体で50mを6秒2で駆け抜けるというからビックリ。実際、県大会2回戦でセンターオーバーのランニング本塁打を目撃したのですが、二塁を回ったあたりからの加速度は凄味がありました。
グランドに着くと、一人だけ、体つきが違うので、すぐに石川の姿を発見。今日の練習では、まず肩の強さに目がいきました。浜名はサッカー部とグランドを共有しているため、シートノックでは全員がライトの守備位置につきます。おかげで本来はセンターですが、この日はライトでノックを受けたため、よりその肩の強さを確認できました。捕ってから矢のような送球が低く強く、三塁や本塁方向に伸びていきます。
続いて打撃練習。ここ数日、あまり状態が良くないそうですが、それでもミートした時の打球スピードは圧巻。高校生の中に一人だけ、社会人の選手が混ざっているような、スバ抜けたパワーがあります。
高校通算6本と本塁打数は少ないのですが、横山崇監督は11月上旬の成章(愛知)との練習試合で打った一発が忘れられないと言います。
「レフト方向に打った瞬間に分かるホームラン。何メートル飛んだのかも分からない、凄い打球でしたね。身体能力は飛び抜けたものがあります」
この冬、本人が課題として挙げるのが守備と走塁。特に、走塁は盗塁技術といった細かい部分にこだわって取り組んでいきたいそうです。
西部地区に登場した走攻守の三拍子がそろった大型外野手。春以降も、その成長を見つめていきたいと思います。(編集部・栗山)
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