磐田東出身の齋藤、鈴木コンビが母校で練習!
昨日は、高校時代から追いかけてきた2人、齋藤誠哉(福岡ソフトバンク)、鈴木博志(ヤマハ)が母校で練習を行っているという話を聞き、磐田東のグランドに伺いました。
まず、社会人1年目の今シーズンは右ヒジの故障があり、リハビリからスタートした鈴木。スタンドからデータをつけながら、社会人野球のレベルの高さを目の当たりにしたそうです。
「ピッチャーのコントロールの良さ、変化球のキレは勉強になりました。それに対して、バッターも簡単に空振りしないですし…」
特に、印象に残った投手として名前が挙がったのは佐竹功年(トヨタ自動車)。小柄ながら巧みな投球術を武器に、昨年の日本選手権でMVPを獲得し、今年は社会人日本代表でも活躍した右腕です。
「佐竹さんの針の穴を通すようなコントロールが凄かったです。勝てるピッチャーっていうのは、こういうピッチャーなのかなと思いました」
鈴木は社会人野球を勉強しつつ、投げられない期間はとにかく下半身のトレーニングを重点的に行ったそうです。高校時代も時間さえあれば走っていた印象がありますが、社会人になって初めて器具を使ったウエートトレーニングを導入すると、8月からブルペンで投げ込みを始めた時、「自分でも驚くような球がいくようになった」と言います。
9月の大学生相手のオープン戦で148キロをマーク。さらに11月の紅白戦では149キロを連発したとのこと。1年目でここまで球速が伸びてくるとは…。来年に向けて期待が高まります。最後に抱負を語ってくれました。
「都市対抗などの大きな大会で投げたいですね。あとは、社会人の日本代表に選ばれたいっていう目標もあります」
2017年のドラフトでは上位指名を目指す鈴木。来年は飛躍の1年になりそうです。
一方、齋藤は育成選手として、プロの世界を1年間経験。3軍に在籍し、練習試合で約10試合登板したそうです。この1年間をこう振り返ってくれました。
「小さいケガが多くて苦しかったです。でも、大隣(憲司)さんに、出会えて、フォームとか、細かい部分まで全部面倒を見ていただいて。来年は大隣さんのためにも、やらなければいけないっていう思いが強いです」
体つきは、高校時代に比べ、少し大きくなった印象を受けました。体重は10キロ増えて、現在は83キロになったそうです。また、球速も高校時代は130キロ前後でしたが、最速が139キロまで上がってきたとのこと。天性の柔らかさを持つだけに、自身の努力次第ではまだまだ成長が見込めます。本人も「1年間やってみて、自分のやるべきことが分かり、勝負できるんじゃないかと思った」と自信を持った様子。まずは、2軍戦での登板を目指して、頑張って欲しいと思います。
この日はジュビロ磐田でプレーする同級生の石田崚真もグランドに訪れました。最後にそれぞれ、来年の目標をサイン色紙に記してもらいました。
齋藤(写真左)「気持ちで負けない」
石田(写真中)「試合に多く出る」
鈴木(写真右)「1年間ケガ無し」
来年末、齋藤は支配化選手に、鈴木はチームのエースに、石田はレギュラーとなって、またここで再会したいなと思います。(編集部・栗山)
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