中学選抜大会レポート<2日目>
県中学選抜大会の2日目は大東総合球場で2試合を見てきました。2試合ともに、特別延長にもつれ込む熱戦。天竜中と長田西中がそれぞれ2回戦進出を決めました。
天竜中はエース・鈴木理久(167cm54Kg、右投右打)の球が立ち上がりから走ります。初回の3者連続三振から始まり、中盤、そして終盤になっても球威が全く落ちず、計14奪三振(8回)の快投。球に角度があり、三振を奪ったのは、打者の膝元にピシャっと決まるストレート。ベース上から低めに伸びていく球を投げます。リリース後のシルエットもかっこよく、本格派らしい本格派でした。
第2試合は長田西中・鈴木紗英(165cm54Kg、右投右打)、富塚中・杉山紀成(165cm55Kg、右投左打)の素晴らしい投げ合いでした。
鈴木はフォーム全体のバランスがいい投手。下半身と左手をうまく使いこなせる、高い技術を持っています。しかも、試合状況を見ながら、「ここ」という時には気持ちのこもった球を低めに。投球センスもキラリと光りました。 一方の杉山は右スリークオーターの角度から、ボールを前で離せる投手。変化球の制球も良かったです。その杉山のボールを受けた、キャッチャーの小岩和音(169cm65Kg、右投右打)も注目です。捕ってから投げるまでの速さ、ショートバウンド時の軽いミットさばき、一塁へバックアップに行くときの元気の良さ。こういう選手と出会えるから中学野球は面白いです。
今週、来週と、また「静岡の宝」を探してこようと思います。(編集部・栗山)
<写真上/特別延長に入ってからの2者連続三振が圧巻だった鈴木理久(天竜中)>
<写真下/フォロースルーが大きい打撃も魅力的な小岩和音(富塚中)>
★アットエス 静岡新聞SBSオフィシャルサイト
http://www.at-s.com/sports/article/flashnews/shizuoka/214550.html
※本日の試合結果はこちらからご覧になれます。
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