春季中部地区大会3日目(3月29日)~焼津球場レポート
<焼津球場>
東海大翔洋8-1清水桜が丘(8回コールド)
駿河総合9-2清流館(8回コールド)
第1試合、先制したのは清水桜が丘でした。5回、2死一二塁から3番・花田卓がレフト線を破るタイムリーを放ちます。投げては先発の池ヶ谷祐希が緩いカーブをうまく操り、5回まで1安打に抑える快投を見せます。しかし、東海大静岡翔洋は6回、3番・奥村光一が左中間へ豪快な2ラン本塁打を放つと、さらにこの回、3点を追加。続く8回にも4点を挙げてコールド勝ちを決めました。
試合終了後、この日が最後の指揮となった弓桁義雄監督に対して、スタンドから「監督、ありがとう」と、熱い声援が飛びました。その後の取材では「いい形で次に繋ぐことができたかな…。今日の試合が5年間で一番思い出に残ると思うよ」と、ウイニングボールを片手にしみじみと話してくれました。
一方、スタンドで観戦した原俊介新監督は「みんな、いいものを持っている。その子供達にプラスになればいいなと思って、一生懸命やります」と、爽やかなコメントを残し、球場を後にしました。新生・翔洋の船出は4月2日。原新監督がどんなチームを作っていくのか注目していきたいです。
第2試合は駿河総合がコールド勝ちで3回戦進出を決めました。俊足の好打者・老川漱を故障で欠く中、上位から下位までムラなくバットが振れていました。また、8回には伸び盛りの本格派・安本新が1イニングを無失点に抑えました。 清流館は、大石泰広監督が4月1日より筑波大の研究センターに派遣されるため、今日が選手と監督が一緒にできる最後の試合でした。大石監督は「そのことで逆に硬くなってしまったかな」と言っていましたが、選手達は最後まで楽しそうにプレーしていた姿が印象に残りました。その中で、ショートの勝山柊の守備が目立っていました。ピンチの場面で二塁間のゴロをダイビングキャッチするなど、グラブさばきと球際の強さはピカイチ。大石監督が教え込んだポジショニングも的確で、今後が楽しみです。(編集部・栗山)
<写真上/独特の緩いカーブを武器に中盤まで東海大静岡翔洋打線を抑えた池ヶ谷祐希(清水桜が丘)>
<写真中/先制2ランで勝利を呼び寄せた奥村光一(東海大翔洋)>
<写真下/今日が清流館での最後の指揮となった大石泰広監督>
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