オープン戦 常葉大浜松vs駒澤大
★3月3日 オープン戦 ヤマハ豊岡グランド 晴(強風)
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
駒澤大 | 1 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 |
常葉大浜松 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 6 |
<投手リレー>
(駒)東野-中山-辻本-高橋
(常)米村-山崎-藤井
今日は常葉大浜松キャンパスと駒澤大のオープン戦が行われました。
駒澤大は「2番ファースト」で巴山颯太郎(知徳出身/2年)が先発出場。5打数3安打4打点の活躍を見せました。
まず初回にセンター前安打を放つと、2打席目はセンターのフェンスのギリギリまで飛んでいく二塁打を放ちます。
さらに6対6の同点で迎えた9回。2死二三塁のチャンスで打席が回ってきます。強いスイングから放たれた打球はセンターの頭上を越えていきました。走者2人を還す三塁打。本人は「風のおかげで飛んでいっただけです」と謙遜していましたが、レギュラー獲りへ、大きなアピールとなりました。
昨年は1年生ながらベンチ入り。秋の東洋大との入れ替え戦では代打で出場しました。東都大学リーグの名門チームでベンチ入りするだけでも凄いことなのに、ゲームにも出場。「1年生なのによくやったな」と思っていましたが、本人は悔しさしか残らなかった1年だったと言います。
「公式戦で結果が出ず、完全に自分を見失っていました。チームも2部に落ちてしまって。そこで自分の持ち味はなんだって考えたときに、『声』が一番だと思ったんです。そこは、高校時代に初鹿(文彦)先生から教えてもらった一番大切なことでもあるので。だから、この浜松キャンプでは技術云々より、とにかく『声』を出すこと。それだけを意識していました」
今日もチームの誰よりも、ベンチで「声」を張り上げていた巴山。そして、駒澤大の選手らしく、どんなプレーにも絶対に手を抜かず、常に全力。見ているこちらにも熱い気持ちが伝わってきました。今春はチームの1部昇格に貢献してくれると思います。
一方、常葉大浜松キャンパスでは、『静岡高校野球2014』で取り上げた藤井裕太(下田高出身/2年))がトミー・ジョン手術から復帰して、すごいボールを投げているという噂を耳にしていたので、楽しみでした。
藤井がマウンドに上がったのは9回でした。エラー、四球が絡み、巴山にタイムリーを浴びて2失点。それでも、ときおり決まる低めのストレートは高校時代の藤井のボールそのもの。暖かくなり、もう少し腕が振れてくれば、球速も上がってきそうです。
高校3年夏の大会が終わってから手術し、本格的な投球は昨年の9月から。実戦のマウンドは昨日の鈴鹿大戦に続き、この日が2試合目でした。
まだ故障明けで心配な面はありますが、本人はこの春からバンバン投げたいと意気込んでいます。
「高校の時よりも、キレとかコントロールは戻っているというか、あの頃よりレベルアップしていると思います。チームの力になりたいです」
フォームもインステップ気味だったものを修正し、体重移動がスムーズに。下半身も高校時代に比べれば、格段に大きくなっています。
静岡リーグにまた一人、期待の新星が登場しそうです。
その他、常葉大浜松キャンパスでは2番手の山崎倫(3年)が3回を無失点の好投。打線も、駒澤大のエース格の東野龍二から5回で6点を奪うなど、全体的にバットが振れている印象を受けました。昨年の岡田圭市(西濃運輸入社予定)のような絶対的な選手こそいませんが、いろいろなタイプが揃い、全国でも戦える戦力だと感じました。(編集部・栗山)
<写真上/知徳時代はキャプテンとしてチームを引っ張った巴山颯太郎(駒澤大)>
<写真下/高校2年夏の1試合16奪三振の快投が印象に残る藤井裕太(常葉大浜松キャンパス)>
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