中学選抜大会レポート<準決勝>
県中学選抜大会は6日に準決勝2試合が行われました。準決勝に残ったのは掛川東中、御前崎中、都田中、豊田南・磐田一中の西部勢4チームでした。
第1試合は掛川東中と御前崎中の対戦。今大会ナンバーワン投手との呼び声が高い、 御前崎中・山本麻南斗(175cm67Kg、左投左打)を見ることができました。昨年12月に一度レポートしているのですが(こちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2015/12/post-e718.html)、その時よりも全体的に体が少し大きくなり、スケールも増していました。
ただ、この日は連投の疲れのせいか、高めに抜けてしまうケースが見受けられました。それでも、2回、3回以外は無失点に。「ここ」という時にはインコースにズバッと気持ちのいいストレートがきていました。惜しくも、準決勝で敗退しましたが、今大会は初戦で完全試合、2回戦ではノーヒットノーランを達成。十分過ぎるほどのインパクトを残してくれました。疲れを癒して、今度は25日からの全国大会に備えてほしいと思います。
一方、掛川東中はエース・小池晏志(165cm53Kg、右投右打)の投球術の上手さが光りました。釣り球として高めを見せながら、最後は低めにスッと落ちる変化球で淡々と打ち取っていきます。制球の狂いも少なく、勝てる要素をたっぷりと持ったピッチャーです。
野手では、山本から2打席連続で三塁打を放った4番・山本稀智(163cm54Kg、右投左打)に注目しました。2回に内角をきれいにさばいてライトオーバーまでもっていくと、続く3回はシャープなスイングから一塁線を抜く三塁打。体は小柄ですがバッターボックスに入ると大きく見えるのも、この選手の特徴です。
第2試合は都田中が後藤祐杜(164cm57Kg、左投左打)の活躍で初の決勝進出を果たしました。投げては、安定感のあるフォームから、右打者の内角にコントロールするなど制球力が抜群。打っては先制の二塁打など2安打2打点。「いい選手だな」という印象を抱いていると、近くで観戦していた人から「昨日の方がもっと球にキレがあった」という話が聞こえてきました。決勝戦では強打の掛川東中打線とどう対峙するのか楽しみです!(編集部・栗山)
<写真上/今大会で一気に注目度がアップした山本麻南斗(御前崎中)>
<写真中/無駄のないスイングに将来性を感じる山本稀智(掛川東中)>
<写真下/安定感のある投球でチームを決勝まで導いた後藤祐杜(都田中)>
★アットエス 静岡新聞SBSオフィシャルサイトhttp://www.at-s.com/sports/article/flashnews/shizuoka/217164.html
※6日の試合結果はこちらからご覧になれます。
| 固定リンク
「中学野球」カテゴリの記事
- 【シニア南関東支部秋季大会】浜松南シニアが県勢対決を制す!(2024.09.22)
- 【静岡県中学親善大会】藤枝選抜が優勝!(2024.08.09)
- 夏の中体連で見た注目選手!(2024.08.01)
- 浜松の噂の中学生投手を見てきた!(2024.07.04)
- 【ボーイズリーグ】スルガボーイズが笠井の活躍で3年ぶり全国へ好発進!(2024.06.15)
コメント