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2016年4月22日 (金)

2013年夏の県準V右腕・大井を見てきました!

 東都大学リーグ2部では菊川南陵出身の大井祐輝(拓殖大)が頑張っています。
 今週の火曜日、この日の会場となった大和スタジアムで大井の投球を見てきました。

04221_2 大井は2013年夏の県大会でチームを県準優勝に導いた右腕です。準々決勝の聖隷クリストファー戦では鈴木翔太(現中日)に投げ勝ち、準決勝の富士市立戦でも快投。決勝の常葉菊川戦は0対1で敗れましたが、抜群の安定で甲子園にあと一歩と迫りました。

 拓殖大入学後は1年時からリーグ戦で登板。神宮のマウンドも踏みました。しかし、昨年は肩痛のため、投げることができず。チームは春に2部降格。秋も2部で3位と、悔しさが残る1年となっていました。

 迎えた今春、ようやく肩痛が癒えた大井は第1週の国士舘大戦で先発。5回を投げ、2安打無失点で勝ち投手に。そして今週も、東京農業大との2戦目に先発しました。久々に見る大井は、いい意味で「高校時代と変わっていないな」という印象を抱きました。
 5回まで1安打に抑える好投。1対1から、8回に勝ち越し点を与えた場面で降板となりましたが、フォーム全体が柔らかく、強い腕の振りから投げ込まれるストレートとブレーキのきいたカーブは大学でも大きな武器になっていました。
 試合後、僕は大井に「高校時代と変わらないピッチングを見るができて良かったです」と率直に伝えると、「球速的には高校の時の方が速かったかもしれません。でも、今は質が良くなっていると思います」という答えが返ってきました。
 確かに、ストレートは140キロに満たないくらいで速いなという感じはありませんが、それでも打者は詰まっていました。独特のカーブがあるから、的も絞りづらいのでしょう。

04222 チームは痛い連敗で勝ち点を逃しました。現在、2部は立正大が少し抜け出していますが、まだ巻き返しのチャンスはあります。「何としても1部に上がりたい」という大井。来週の立正大戦が一つの山場になりそうです。

 また、同じく拓殖大では静清出身の荒谷勇己が「7番ライト」でスタメン出場。バットを一握り短く持ち、コンパクトなスイングからヒットを放ちました。(編集部・栗山)

<写真上/今季は2戦目の先発を任されている大井祐輝(拓殖大)>
<写真下/2年生ながらレギュラーに定着した荒谷勇己(拓殖大)>

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