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2016年6月

2016年6月29日 (水)

夏の組み合わせが決定!~大会展望③

 今日はノーシードにも力のあるチームが揃った、東海大静岡翔洋と浜松修学舎のブロックの展望です。

★組み合わせの詳細はこちらから→http://shizuoka-hbf.com/wordpress/shbf/Databox/Game_summer.pdf

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06291_2【東海大静岡翔洋ブロック】

駿河総合対磐田南は昨年の再戦となった。昨年は大型右腕・杉山一樹(三菱重工広島)を攻略した磐田南。今年は春から投手となった鈴木大夢に注目したい。140キロを超えるストレートが武器で投げっぷりもいい。一方の駿河総合は、昨年のリベンジに燃えている。また、シード校・東海大静岡翔洋の初戦の相手となる、静岡市立と桐陽はどちらも実力校。東海大静岡翔洋はこの試合をモノにできれば、波に乗っていけそうだ。伊豆中央・朝比奈快、静岡学園・片山源太の本格派右腕同士の対決も見逃せない。
<写真/鈴木大夢(磐田南)>

06292【浜松修学舎ブロック】

何といってもノーシード・常葉菊川の存在が大きい。上位だけでなく、8、9番打者でもスタンドに持っていける強力打線は全国クラスと見る。1回戦では島田工と浜松西が好カード。島田工のエース・孕石幸寛は140キロ前後の力強いストレートを投げ込む。一方の浜松西は3番・小川慶太を中心に「10点打線」を目指し、打撃力を強化してきたチーム。レベルの高い好ゲームが予想される。甲子園初出場を狙う浜松修学舎は投打にバランスがいい。3回戦で対戦の可能性がある常葉菊川との試合が大きな山場となるだろう。
<写真/孕石幸寛(島田工)>

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2016年6月27日 (月)

夏の組み合わせが決定!~大会展望②

 今日は強豪校がひしめく、掛川西と静岡高のブロックの展望です。

★組み合わせの詳細はこちらから→http://shizuoka-hbf.com/wordpress/shbf/Databox/Game_summer.pdf

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06271【掛川西ブロック】

飛龍対菊川南陵は一回戦屈指の好カード。飛龍は積極果敢に足を使ってくるチームだが、それをプロ注目の強肩捕手・叺田本気がどう防いでいくのかが見どころ。両チームとも、底知れぬ力を持っているだけに試合展開が読めない。また、加藤学園、浜松学院、聖隷クリストファーと、私学の強豪が名を連ねているのも特徴だ。ただ、トータルで見たら、シード校の掛川西が一歩、抜けている印象。投手陣は春の大会後にグッと伸びてきた左腕・佐藤諒と、故障から復活した本格派右腕・川合隼人の二枚看板が盤石。打線も上位から下位までムラがなく、バットが振れている。
<写真/佐藤諒(掛川西)>

06272【静岡高ブロック】

静岡高への挑戦権をかけ、藤枝明誠と誠恵が対戦する。誠恵の竹越悠也は大会序盤の元気なうちなら、十分に上位チームを苦しめるだけの力の持つ投手。対する藤枝明誠の主砲・伊藤翼咲は、6月以降の練習試合で本塁打を量産し、ついに通算本塁打を50本の大台にのせた。どちらがきても、静岡高にとっては油断できない相手となるだろう。そのほか、かつて浜松商の部長として全国制覇に貢献した船川誠新監督が率いる城南静岡と浜松商の試合は必見。田代想(小山)と岡田和也(浜松工)の好投手対決も楽しみだ。
<写真/竹越悠也(誠恵)>

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2016年6月25日 (土)

夏の組み合わせが決定!~大会展望①

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06252_2 いよいよ、本日、夏の県大会の抽選会が行われ、各チームの対戦相手が決まりました。開幕戦は聖隷クリストファーと沼津東の対戦となり、選手宣誓は沼津高専の加藤大地主将が務めることになりました。
★組み合わせの詳細はこちらから→http://shizuoka-hbf.com/wordpress/shbf/Databox/Game_summer.pdf

 『静岡高校野球』編集部では、今日から4回に分けて、最新情報を交えながら各ブロック別の展望をお届けしたいと思います! 雑誌『静岡高校野球2016夏直前号』と合わせて読んでいただけると嬉しいです!

<写真/選手宣誓が決まった直後の加藤大地主将(沼津高専)>

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06253_3【日大三島ブロック】

好投手が多いブロックとなった。昨秋、今春ともに県準優勝に導いた中川真杉(日大三島)を筆頭に、183cmの大型左腕・平林萌(知徳)、昨夏3試合連続完封をマークした井内駿佑(浜松市立)、140キロ超のストレートが武器の飯田拓也(浜松開誠館)。シードの日大三島にとって油断のできない相手が続く。ダークホースとして挙げたいのは御殿場西。6月に入ってエース・新井幹大(御殿場西)が絶好調だと聞く。ある程度の失点を計算できるだけに、打線次第では一気に抜け出す可能性もある。
<写真/新井幹大(御殿場西)>

06254【三島南ブロック】

磐田東対清水東に注目。甲子園を狙える戦力を持つ磐田東と、技巧派右腕・古殿勇輔との対戦だ。両チームは最近、練習試合で対戦し、接戦になったという情報もある。夏も好ゲームが予想される。そのほか、春西部2位の袋井、粘り強い戦いを見せる富士市立、元プロの大久保学監督を迎え、戦力を底上げしたオイスカも上位を狙う。また、伝統校の韮山も夏に照準を合わせてくるだけに侮れない。三島南は、春の勢いのまま、夏に向かいたい。
<写真/古殿勇輔(清水東)>

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2016年6月22日 (水)

無名の“逸材”が大学でブレイク中!~高橋駿(岐阜聖徳学園大)~

 先週の土曜日は『静岡高校野球2016夏直前号』の59ページ、「早くも卒業生が頑張っています!」というコーナーで少し紹介した静岡西出身・高橋駿(岐阜聖徳学園大/180cm81Kg、右投右打)を見たくて、三重の北勢球場に行ってきました。

 現在、東海地区大学リーグは「チャンピオンシップトーナメント2016」という大会を開催しています。そこでこの日、岐阜聖徳学園大は皇學館大、四日市大と対戦しました。

06221 高橋駿は、高校時代、全くのノーマークの選手でした。昨夏は、エースとしてマウンドに上がるも、初戦で敗退。僕も見る機会がありませんでした。それが、大学入学後、早々に一塁のレギュラーを獲得。小山貴本監督は「打つことに関してはいいものがありました。ちょうど、ファーストのポジションを誰にしようか考えていたところで、そこに、うまくあてはまった形です」と、高橋を起用した理由について教えてくれました。
 いきなり中京学院大との開幕戦でスタメン起用されると、栁川優太から三塁強襲安打を放ちます。その後、ファーストのレギュラーをガッチリと掴み、終盤には5番も任されました。計9安打の活躍。果たして、どんな選手なのか…。リーグ戦は終わってしまいましたが、ようやく見ることができました。

 この日は、第1試合の皇學館大戦で2打数無安打。第2試合の四日市大戦も1打数無安打。残念ながら快音を聞くことはできませんでした。それでも、どっしりとした構えにスケールの大きさを感じました。スイングにも癖がなく、振りがシャープ。小山監督がすぐに使いたくなったのも分かる選手です。
 
 06222高橋が1年春から活躍できたのにはワケがあります。昨夏の大会が終わった直後から、大学でプレーするためには、毎日欠かさず、静岡西の練習に出ていたそうです。その中で木製バットでコツコツと練習を積み重ね、大学に備えてきたとのこと。上のステージでプレーする選手にとって、夏の大会終了後から翌年春までが大きく伸びる時期と言われています。高橋は、その期間で一気に成長を遂げた選手です。
 「秋は首位打者を目指したい」と抱負を語ってくれた高橋。将来は、社会人、プロを狙って欲しいと思います。

06223 その他、岐阜聖徳学園大の1年生では浜松工出身・青池洸輝(170cm76Kg、右投右打)が代打で出場し、四球を選びました。また、登板機会こそありませんでしたが、ブルペンでは高校時代から期待している天竜出身・松下有希(181cm75Kg、右投右打)が、長身から重いストレートを投げ込んでいました。まだ回数は少ないのですが、指にかかった時は低めに決まり、魅力たっぷり。下半身主導のフォームを確立できれば、2年後、3年後に大きく花開く素材だと感じました。(編集部・栗山)

<写真/上から高橋駿、青池洸輝、松下有希(いずれも岐阜聖徳学園大)>

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2016年6月20日 (月)

『静岡高校野球2016』の取り扱い書店についてのご案内

2016
 明日21日、いよいよ『静岡高校野球2016夏直前号』が発売となります。今年は以下の書店さんで取り扱っていただけることになりました。(県内の書店さんでは、今日から店頭に並んでいるところもあるかもしれません!)

<東部地区>
戸田書店富士店/岳陽堂書店/富士戸田書店富士宮店/静岡谷島屋松岡ショップ/あおい書店富士店/マルサン書店富士店/静岡谷島屋富士宮ショップ/富士江崎書店/TSUTAYA本吉原店/グロスアミュゼ富士宮店/未来屋書店富士南店/夢屋書店アピタ富士吉原店/BOOKSランケイ社/マルサン書店仲見世店/三島ブックセンター/文盛堂書店/戸田書店函南店/戸田書店御殿場店/戸田書店沼津店/吐夢書店/文教堂大仁店/くまざわ書店三島店/マルサン書店サントムーン店/TSUTAYAすみや三島店/戸田書店リブレ裾野店/TSUTAYA函南店/ブックランドアピタ大仁店/TSUTAYA沼津学園通り店/TSUTAYA御殿場店/マルサン書店駅北店/TSUTAYAすみや函南店/吐夢書店サントムーン店/マルサン書店イシバシプラザ店/夢屋書店ピアゴ香貫店(順不同)  

<中部地区>
焼津谷島屋登呂田店/焼津谷島屋大富店/いろは堂宮川店/藤枝江崎書店駅南店/宮脇書店藤枝店/ツタヤ相良店/島田書店花みずき店/TSUTAYA藤枝瀬戸新屋店/焼津谷島屋アピタ島田店/未来屋書店焼津店/夢屋書店焼津店/戸田書店藤枝東店/藤枝江崎書店BIVI店/夢屋書店ピアゴ榛原店/吉見書店竜南店/柏屋書店/静岡谷島屋高松店/静岡谷島屋呉服町店/江崎書店小鹿店/江崎書店パルシェ店/すみや平和町店/静岡谷島屋曲金ショップ/戸田書店城北店/江崎書店イトーヨーカ堂静岡店/戸田書店静岡本店/静岡谷島屋新流通店/夢屋書店アピタ静岡店/吉見書店長田店/MARUZENジュンク堂新静岡店/谷島屋マークイズ静岡店/TSUTAYAすみや静岡本店/シミズブックス/TSUTAYA 村松原店/TUTAYA清水辻店/未来屋書店清水店/TSUTAYA押切店/TSUTAYA清水春日店/戸田書店江尻台店/江崎書店ベイドリーム清水店/未来屋書店蒲原店/夢屋書店ピアゴ清水高橋店(順不同)  

<西部地区>
かわむらBOOK/明屋書店イケヤ高林店/谷島屋連尺店/谷島屋本沢合店/ブックハウス浜北/天竜谷島屋(二俣)/谷島屋浜松本店/谷島屋エキマチ店/豊文堂(三ケ日)/ブックス銀屋(ベル21内)/JACK湖西店/谷島屋さなる店/アマノ書店有玉店/谷島屋三方原店/アマノ書店高丘店/精文館書店領家店/ブックセンター豊文堂豊岡店/アマノ書店アクト北店/アマノ書店三方原店/夢屋書店アピタ浜北店/未来屋書店浜松西店/明屋書店渡瀬店/本の王国浜松西店/あおい書店さんじの店/ジャンボTSUTAYA浜松中央店/夢屋書店アピタ初生店/谷島屋イオンモール浜松店/明屋書店イケヤ湖西店/本の王国浜松雄踏店/未来屋書店浜松市野店/明屋書店イケヤ高丘店/谷島屋書店サンストリート浜北店/アマノ入野店/FAVORITEBOOKS/TSUTAYA佐鳴台店/JACK大人見店/ぶっくす三峰下石田本店/夢屋書店ピアゴ浜松泉町店/天野書店/Booksびさい堂(掛川)/三原屋書店中央店/中央堂書店/江崎書店袋井店/三原屋書店アピタ掛川店/宮脇書店掛川店/TSUTAYA袋井国本店/明屋書店イケヤ磐田東店/宮脇書店新磐田浅羽店/谷島屋書店磐田店/未来屋書店袋井店/TSUTAYAすみや磐田南店/戸田書店リブレ菊川店/精文館書店豊田町店/戸田書店掛川西郷店/谷島屋ららぽーと磐田店/三洋堂書店磐田店/佐久間・田高書店(順不同)           

<関東地区>
東京神保町・書泉グランデhttps://www.shosen.co.jp/

 ★「静岡高校野球2016夏直前号」の目次はこちらになります。
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2016/06/2016-89f3.html
           

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2016年6月19日 (日)

ファームで桒原樹(広島)が好調をキープ!

 プロ2年目を迎えた常葉菊川出身の桒原樹(広島)。今季はファームで開幕から好調を維持しています。初本塁打を放つと、先日は摂津正(福岡ソフトバ7ント)から2安打をマーク。現在、打率.267でウエスタンリーグの打率部門7位につけています。昨日も二塁打を放つ活躍。そこで、どうしても桒原の成長ぶりを見たくなり、今日はナゴヤ球場に向かいました。

06191_2 試合前、ベンチで素振りする姿を見ると、プロ野球選手としてオーラが漂ってきた印象を受けました。また、昨年は他の選手と比べて明らかに線が細かったのですが、今はそん色がない体つきになっていました。

 今日は「2番ショート」でスタメン出場し、初回の1打席目ではランナーを二塁打に置いて、きっちり送りバントを決めます。ところが、2回に入ったところで雨が強くなり、降雨中止となりました。

 帰り際、『静岡高校野球』の新刊を手渡すと「今年ってどこが強いですか?」「伊藤翼咲(藤枝明誠)って、今どんな感じですか?」「栗原健(常葉菊川)は、プロ行けそうですか?」と、静岡の高校野球について、興味津々の様子。「高校生に負けないように、自分も打率を3割までもっていて、何とか今年中に一軍昇格できるように頑張ります」とコメントをくれました。
 実は最近、タイミングの取り方とトップの位置を変え、それが今、うまくはまっているとのこと。これから暑くなり、体力が落ちてくる時期ですが、このままのスイングを維持できていけば、一軍への扉も開くはず。今度は晴れた日に、もう一度見に行きたいと思います。(編集部・栗山)

<写真/今季はファームのレギュラーに定着した桒原樹(広島)>

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2016年6月17日 (金)

練習試合 島田商vs静清

 昨日はナイターで行われた島田商と静清の練習試合を見てきました。
 島田商・北川裕登、静清・横尾蓮太の両エースは投げませんでしたが、下級生に楽しみなピッチャーを見つけました。
06171 まず、島田商は石原直弥(177cm72Kg、左投左打)です。先週、島田商に取材に伺った際、ブルペンで投げていた時から気になっていたピッチャーです。昨秋も練習試合で一度見ているのですが、一冬を越えて体が大きくなり、まさにピッチャーらしい体型になってきました。マウンドでの立ち姿が良く、バランスの整ったきれいなフォームから投げ下ろしてきます。
 この日は4回から登板。立ち上がりに2点を失うなど、3イニングを投げて3失点。そんな中でも、素材の良さはあらためて確認できました。球速は130キロ前後ですが、肩・ヒジの柔らかさは魅力で、もう少し下半身を使えるようになれば、確実にスピードとキレが出てくるタイプです。もう一度、秋にチェックしたいと思います。

06172 一方、静清では1年生の左腕・梶晃聖(168cm60Kg、左投左打)が8回、9回の2イニングを無失点に抑えました。球持ちが良く、右打者の内角低めにズバッとキレのいいストレートを投げ込みます。変化球の精度も良く、雨の中でも簡単にストライクをとり、1年生とは思えない安定感です。
 御殿場ボーイズ時代から期待していましたが、正直、この時期から出てくるとは思っていませんでした。聞くところによると、入学早々、Aチームに入り、練習試合で登板を重ねているそうです。
 貴重な左腕なだけに、この夏、公式戦デビューがあるかもしれません。(編集部・栗山)

※梶晃聖(静清)については6月21日発売の『静岡高校野球2016夏直前号』の1年生特集の中でも取り上げています! ぜひ、そちらも読んでいただけると嬉しいです。

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2016年6月15日 (水)

「静岡高校野球2016夏直前号」内容のご紹介!

06151 今日は6月21日発売の『静岡高校野球2016夏直前号』の内容を紹介します。
 今年は恒例の「注目選手名鑑100」、「注目選手に聞く10の質問」に加え、「注目監督名鑑」も作ってみました。県内の30名の監督を一挙に紹介! 選手名鑑同様、観戦のお供として読んでもらえると嬉しいです。
 また、2年後の第100回大会で主役となる期待の1年生達も2ページに渡って取り上げています。
 そして、特集は「歴史を変えろ!」と題して、戦後初、夏の3年連続甲子園出場を目指す村木文哉(静岡)、県最多本塁打更新を狙う栗原健(常葉菊川)、さらに今夏、歴史を変えようとする熱いチームに直撃しました。
  今年も1年間かけて取材したきたものを、この一冊に詰め込みました。
ページ数は60ページ、価格は650円です!

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注目選手名鑑100

注目選手に聞く! 10の質問
中川真杉(日大三島)/谷脇亮介(常葉橘)/横尾蓮太(静清)/伊藤翼咲(藤枝明誠)/川合隼人(掛川西)/井内駿佑(浜松市立)/菅沼宏紀(湖西)/星川あかり(京都外大西)

第100回大会のヒーローとなるのは!?
期待の1年生が大集合

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[特集] 歴史を変えろ!


戦後初、3年連続夏の甲子園へ
村木文哉は進化する(静岡高)

1957年夏 3年連続夏の甲子園を狙った男の証言
海野誠治郎(静岡高OB)
「あの時、全員に油断があったかもしれない」

県最多本塁打記録更新に挑むスラッガー
栗原健が伝説を作る(常葉菊川)

加藤学園 全国にカトガクの名を轟かせるために!
「あと一歩の挑戦」

清水桜が丘 新グランドが完成して初の聖地へ
「その一球にこだわる」

浜松西 平均スイングスピード132キロを誇る超攻撃型チームとは!?
「10点打線で甲子園へ」

藤枝東 2011年以来の勝利、そして快進撃へ
「1 勝の壁を破る」

佐久間 現校名でのラストサマーにかける熱血監督と佐久間っ子の最終決戦
「史上最大の下剋上を起こせ!」

[静岡高校野球ノンフィクション]
「青い風が吹いた夏。」
〜長泉高 17人の絆から生まれたミラクル〜

歴史の目撃者①
小田義人(東京ヤクルトスワローズスカウト)
「スカウトと選手は縁が全て」

歴史の目撃者②
石田和外(静岡朝日テレビアナウンサー)
「スタンドの振動が放送席にも伝わってくるんです」

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2015年夏の静岡大会準々決勝
知徳×磐田南
〜開幕戦をベンチの視点から振り返る〜

追悼 高橋三朗(元修善寺工監督)
伊豆の「名将」は人生を教えた「知将」だった

今年の夏は“監督”の采配も見逃すな!
2016注目「監督」名鑑

2016静岡県有望中学生リスト[30名]
ジャイアンツカップ予選レポート

早くも卒業生が頑張っています!
注目野球オヤジに聞く! 5つの質問

あの選手はどこへ?
昨夏静岡を盛り上げた選手たちの進路リスト(裏表紙)

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<販売問い合わせ>
しずおかオンライン
電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301
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※Amazonでは6月27日の発売を予定しています。

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2016年6月14日 (火)

練習試合 常葉菊川vs智辯学園

★6月12日 練習試合 常葉菊川グランド 晴   

 チーム
常葉菊川 0 0 1 0 1 0 0 0 2 4
智辯学園 3 0 0 0 0 0 0 0 2 5

(常)落合、瀬沼-米澤
(智)村上-石田

 常葉菊川がセンバツ優勝の智辯学園(奈良)を迎え、練習試合を行いました。惜しくもサヨナラ負けで敗れましたが、9回表に一時は逆転するなど、互角の試合を演じました。

06141_2 この試合、プロ注目の栗原健に注目が集まる中、活躍を見せたのは8番・坂本章善でした。3回の第2打席で智辯学園のエース・村木頌樹からレフトへ豪快な本塁打を放つと、第3打席、第4打席は立て続けにセンター前安打。身長168センチと小柄ですが、独特の大きな構え。スイングに思い切りの良さがあり、パンチ力を秘めています。
 先日の常葉橘との定期戦でも一発を放ったという坂本。こんなに振れる選手が8番にいたら、相手投手は脅威に感じるはずです。

 課題とされている投手陣も、エース左腕・落合竜杜が、右打者に対して内角にズバスバと投げ込み、2回から8回までは無失点に抑える好投を見せました。

 全体的に常葉菊川は夏に向かって仕上がってきている印象です。ノーシードながら間違いなく優勝争いに絡んでくると思いました。(編集部・栗山)

<写真/センバツ優勝投手を打ち崩した坂本章善(常葉菊川)>

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2016年6月13日 (月)

村木文哉(静岡高)の復帰登板を取材!

 昨日は村木文哉(静岡高)の復帰登板を取材しました。今年2月に腰痛を患い、以後、大事をとって登板を見合わせてきただけに、どんなピッチングをするのか注目しました。

06131 村木が投げるのは2試合目だと聞いていたので、それに合わせてグランドに伺いました。グランドに着くと、ちょうど1試合目が終わったばかり。少し外野から眺めていると、遠投をしている一人の選手が目に飛び込んできました。本格派らしい佇まいときれいなフォーム。「静高にこんなピッチャーいたかな?」と考え、近づいて確認すると、それが村木でした。昨年秋に見た村木と、まるで別の投手が投げているようでした。

 「8番ピッチャー」で出場した村木。1回の表、まず打席が回ってくると、バックネット裏から「村木君、おかえり~」との声とともに、拍手が沸き起こります。

 その裏、マウンドに上がった村木は相手(愛工大名電)の4番打者に一発を浴びるなど計2失点。当初の予定通り、1イニングでマウンドを降りました。それでも、最速137キロをマーク。腕が無理なく上から振ることができ、ストレートの回転が良くなっていると感じました。まだまだ試運転という状態の中で、これだけの球を投げることができれば上々でしょう。残り1か月。夏の大会では進化した村木を見ることができそうです。

 村木については『静岡高校野球2016夏直前号』(6月21日発売)でも取り上げています。この2年間の村木の思いを記事にしました。ぜひ、そちらも読んでいただけると嬉しいです!(編集部・栗山)

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2016年6月11日 (土)

ボーイズリーグの夏の大会が開幕!

 今日は、掛川球場でボーイズリーグの日本少年野球連盟選手権大会静岡県支部予選を見てきました。

06111_2 第1試合は菊川ボーイズと島田ボーイズの対戦。島田ボーイズはトップバッターの森敬斗が2打数2安打3盗塁。さらに、2つの四球を選び、4打席ですべて出塁しました。逆方向へのコンパクトなスイングに加えて俊足。何度見ても、いい選手です。また2番打者の増田侑介も活躍。6回にコールド勝ちを決めるランニング本塁打を放ちました。
06112 一方、昨年リーグに加盟したばかりの菊川ボーイズは出場選手が全員2年生。6回に一挙4点を失ってコールド負けを喫しましたが、前半は互角の試合を演じました。先発した戸塚拓瑞は5回3失点。指先感覚が良く、ピッチャーらしいピッチャーになりそうな予感がする選手です。またショートを守る神谷侑征は、打ってはミートが上手く、守っては一歩目が速くてグラブさばきも巧み。2人とも、まだ体の線は細いだけに、秋以降、どんな成長をするのか見守っていこうと思います。  

06113_2 第2試合は磐田ボーイズと御殿場ボーイズの対戦。2対2で迎えた6回、磐田ボーイズは6番・山本優太のタイムリーで勝ち越し。投げては2年生の大型右腕・山本陸来が力強いストレートを武器に完投しました。身長180センチを超えているとも言われている山本陸来。スケールの大きさは魅力ですが、この体でフォームのバランスが良くて、安定感があるのが凄いです。まだ中学2年生。数年後、静岡の怪物になって欲しい逸材です。  
06114_2 御殿場ボーイズでは、先発の左腕・真下雄詢に将来性を感じました。肩・ヒジが柔らかく、ストレートが低めに伸びてきます。今日で夏の大会が終わってしまいましたが、中学生として残り約9か月もあります。この期間でしっかりとトレーニングを積んで、高校3年間で大きく飛躍してもらいたいと思います。(編集部・栗山)

<写真/上から増田侑介(島田ボーイズ)、戸塚拓瑞(菊川ボーイズ)、山本陸来(磐田ボーイズ)、真下雄詢(御殿場ボーイズ)>

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2016年6月 9日 (木)

『静岡高校野球2016夏直前号』表紙が完成!

 6月21日発売の『静岡高校野球2016夏直前号』の表紙が完成しました。『静岡高校野球』が創刊して5年目。今年もできる限り、たくさんの高校野球情報を詰め込むことができました。

06091_3 表紙を見てお気づきかと思いますが、初めて女子選手も取り上げています。浜松ボーイズフレイムズ出身の星川あかり選手(京都外大西)です。そして、今年は恒例の「注目100人選手名鑑」に加え、「注目監督名鑑」まで作りました!
 特集は「歴史を変えろ!」です。今夏、新たな歴史を刻もうとする期待の選手やチームにスポットを当てました。

 今年は例年より、少し開幕が早い関係で、『静岡高校野球』も、昨年より発売日を2日ほど前倒ししました。実は発売日に間に合うのかヒヤヒヤでしたが、デザイナーさんや印刷所さんのご協力で何とか6月21日には県内の約100店の書店さんに並ぶと思います。(発売日より、少し前に店頭に並ぶこともあるかも?)

 また、アマゾンでも発売しますが、書店さんより発売日が1週間近く遅くなり、在庫も品薄になる可能性があります。県内の方は書店さんでチェックしていただけると助かります。
 なお、目次は来週アップします!(『静岡高校野球』編集部)

★販売問い合わせ先

しずおかオンライン 電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301 http://www.esz.co.jp/
※県内の販売はしずおかオンラインさんに委託しています。お問い合わせはしずおかオンラインさんにお願いします。

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2016年6月 8日 (水)

東京六大学新人戦で立教大・上村知哉(掛川西出身)が本塁打!

 先週は神宮球場で東京六大学リーグの新人戦を取材してきました。
 県勢で出場したのは、明治大・内山竣(静岡高出身・1年)、法政大・森脇一樹(掛川西出身・2年)、安本竜二(静岡高出身・1年)、立教大・上村知哉(掛川西出身・2年)、平尾直也(掛川西出身・1年)の5人です。

06081 その中で、もっとも衝撃的だったのは、立教大・上村の本塁打でした。            
 準決勝の明治大戦、この試合にスタメンで起用された上村は7回に鋭いスイングから右中間方向に弾き返します。打球はグングンと伸び、スタンドへ。劣勢の中、一矢を報いる一発となりました。
 掛川西時代は、3年夏に「3番ライト」で県準優勝に貢献。決勝では静岡高に敗れたものの、辻本宙夢(現駒澤大)から放った二塁打が印象的な選手でした。
06082 翌日の早稲田大戦では第2打席にライト前安打。全打席を通して感じたことですが、初球から自分のスイングができるのが素晴らしいです。ライトの守備も、打球への寄りが速く、安心感があります。秋はぜひ、高校時代のチームメート・森脇(法政大)との対決をリーグ戦で実現して欲しいです。

■掛川西・木村幸靖監督
「守備を買われて起用されたと聞きました。神宮でホームランなんて、凄いです。当時からミート能力の高い選手でした。バスターをやらせたら、凄く上手かった思い出があります。大学でも一生懸命に取り組んでいる成果が出たと思います」

 そのほか、明治大の内山が初戦で3安打1打点の活躍。「大学はピッチャーのキレが違いますが、何とか対応しています。秋はリーグ戦の出場を目指して頑張ります」とコメントをくれました。(編集部・栗山)

<写真/新人戦で活躍した上村知哉(掛川西)>

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2016年6月 7日 (火)

山下大輝(西濃運輸)が都市対抗出場を決める!

 昨日は都市対抗東海地区2次予選を見てきました。
 第5代表決定戦は、新日鐵住金東海REXと西濃運輸の対戦。西濃運輸の先発は飛龍、常葉大浜松出身の山下大輝(176cm83Kg、右投右打)でした。

06071_2 今予選、東海理化を完封(7回コールド)するなど抜群の安定感を誇っていた山下。大事な代表決定戦で先発を任されました。
 しかし、初回、2安打にエラーも絡み、いきなり2点を失います。さらに、3回にもタイムリーを浴び、2失点。球自体は悪くないのですが、代表決定戦のプレッシャーからか、勝負どころで、わずかに甘く入っている印象でした。

 ただ、4回以降、ランナーを出しながらも、無失点で踏ん張っていきます。すると、味方打線が反撃。7回に2点を挙げて4対4の同点となり、試合は振り出しに戻ります。
 山下は回を重ねるごとに気迫を前面に出していきます。8回のピンチではこの日最速の147キロを連発。しかも、低めにスバスバと決まっていきます。9回は2死満塁の一打サヨナラという絶対絶命の危機を迎えますが、ほぼ全球ストレート勝負でサードゴロに仕留めます。

06072_3 そして、延長10回も無失点に抑えると、直後の11回に西濃運輸はついに1点を勝ち越します。その裏、山下は先頭打者を許すも、続く打者をダブルプレーに。最後はセカンドゴロに仕留め、歓喜の瞬間を迎えました。嬉し涙を流す山下に向かってチームメートが駆け寄るシーンは感動的でした。

 この日、山下が投じた投球数は177球。試合後、本人は「自分の限界を超えていた」と振り返ってくれました。
「ベンチに帰ると、先輩も後輩も、みんな自分の背中を叩いてくれたり、励ましたりしてくれた。監督からは『今日は何があってもお前を代えるつもりはない』と信頼してもらったので、ここで絶対に決めるという思いでした」

06073_3 山下は今年3年目。昨年はドラフト候補に挙がりながらも、指名漏れを経験しました。
「正直、ドラフトの後は落ち込んだ時期もありましたが、この半年間は、一切、ドラフトのことを考えるを止めました。とにかく、チームのために投げること。それがこの結果に結びついたんだと思います。今はいい意味で相手を見下ろして投げられるようになりましたし、気持ちの余裕も生まれました」

 僕は高校時代から山下を見続けてきましたが、これまで「ここ一番」の勝負で勝てなかった印象がありました。そのイメージを、今回は見事に払拭してくれて、嬉しかったです。都市対抗では、エース・佐伯尚治を追い越すくらいの気持ちで頑張って欲しいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/延長11回を一人で投げ抜いた山下大輝(西濃運輸)>
<写真中/出場が決定した瞬間の山下>
<写真下/優秀選手賞を獲得し、喜びの笑顔を見せる>

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