山下大輝(西濃運輸)が都市対抗出場を決める!
昨日は都市対抗東海地区2次予選を見てきました。
第5代表決定戦は、新日鐵住金東海REXと西濃運輸の対戦。西濃運輸の先発は飛龍、常葉大浜松出身の山下大輝(176cm83Kg、右投右打)でした。
今予選、東海理化を完封(7回コールド)するなど抜群の安定感を誇っていた山下。大事な代表決定戦で先発を任されました。
しかし、初回、2安打にエラーも絡み、いきなり2点を失います。さらに、3回にもタイムリーを浴び、2失点。球自体は悪くないのですが、代表決定戦のプレッシャーからか、勝負どころで、わずかに甘く入っている印象でした。
ただ、4回以降、ランナーを出しながらも、無失点で踏ん張っていきます。すると、味方打線が反撃。7回に2点を挙げて4対4の同点となり、試合は振り出しに戻ります。
山下は回を重ねるごとに気迫を前面に出していきます。8回のピンチではこの日最速の147キロを連発。しかも、低めにスバスバと決まっていきます。9回は2死満塁の一打サヨナラという絶対絶命の危機を迎えますが、ほぼ全球ストレート勝負でサードゴロに仕留めます。
そして、延長10回も無失点に抑えると、直後の11回に西濃運輸はついに1点を勝ち越します。その裏、山下は先頭打者を許すも、続く打者をダブルプレーに。最後はセカンドゴロに仕留め、歓喜の瞬間を迎えました。嬉し涙を流す山下に向かってチームメートが駆け寄るシーンは感動的でした。
この日、山下が投じた投球数は177球。試合後、本人は「自分の限界を超えていた」と振り返ってくれました。
「ベンチに帰ると、先輩も後輩も、みんな自分の背中を叩いてくれたり、励ましたりしてくれた。監督からは『今日は何があってもお前を代えるつもりはない』と信頼してもらったので、ここで絶対に決めるという思いでした」
山下は今年3年目。昨年はドラフト候補に挙がりながらも、指名漏れを経験しました。
「正直、ドラフトの後は落ち込んだ時期もありましたが、この半年間は、一切、ドラフトのことを考えるを止めました。とにかく、チームのために投げること。それがこの結果に結びついたんだと思います。今はいい意味で相手を見下ろして投げられるようになりましたし、気持ちの余裕も生まれました」
僕は高校時代から山下を見続けてきましたが、これまで「ここ一番」の勝負で勝てなかった印象がありました。そのイメージを、今回は見事に払拭してくれて、嬉しかったです。都市対抗では、エース・佐伯尚治を追い越すくらいの気持ちで頑張って欲しいと思います。(編集部・栗山)
<写真上/延長11回を一人で投げ抜いた山下大輝(西濃運輸)>
<写真中/出場が決定した瞬間の山下>
<写真下/優秀選手賞を獲得し、喜びの笑顔を見せる>
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