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2016年7月

2016年7月31日 (日)

日刊スポーツ杯シニア夏季大会 決勝&3位決定戦

 決勝戦では、静岡蒲原シニアAが浜松シニアAの終盤の反撃を振り切り、3年ぶり2度目の優勝を飾りました。

▽決勝
静岡蒲原シニアA 10-9 浜松シニアA

▽3位決定戦
浜松南シニア 10-0 焼津シニア(4回コールド)

07311_2 静岡蒲原シニアAの先発は、チーム関係者から「蒲原のダルビッシュ」と呼ばれる稲葉乃永でした。185センチの長身に加えて、天性の肩とヒジの柔らかさを持つ本格派右腕です。ここにきて急成長しているという噂を耳にしていたので、決勝戦で見るのが楽しみでした。
 この日は5回を投げて4失点。2本塁打を浴びたものの、立派にゲームを作り、優勝に貢献しました。試合後、本人に好調の要因を伺うと、「大会前に左手の使い方を少し変えたことで、安定したボールが行くようになった」と説明してくれました。
 また、昨秋にも一度、見ているのですが、その時よりも、体が大人っぽくなっている印象を受けました。
 「去年の秋から自主的に近所のプールに通ったり、自転車で山道を走って鍛えてきました」(稲葉)
 自分で考えながらトレーニングし、フォームの細かいところまで追求できるところも、本家・ダルビッシュ有っぽいなと感じました。

07312_2 その稲葉がダルビッシュなら、浜松南シニアの長身左腕・中根翔希は「遠州のランディ・ジョソン」でしょうか。183センチの上背があり、スリークオーター気味の角度からキレのあるストレートと、曲がり幅の大きいスライダーを小気味良く投げ込みます。まだまだ伸びしろもたっぷり。3年後は右の稲葉、左の中根でぜひ静岡の高校野球を沸かせて欲しいなと思います。

 07313野手では決勝戦の初回に先頭打者として本塁打を放った「1番キャッチャー」の夏目武尚(浜松シニアA)に惹かれました。打ってはパンチ力が光り、守ってはムードの良さが光るキャッチャーらしいキャッチャーです。
 浜松シニアは、8月9日から静岡県内で開催される「東日本選抜野球大会」にも出場するので、そこでの活躍も期待したいです。(編集部・栗山)

<写真/上から稲葉乃永(静岡蒲原シニア)、中根翔希(浜松南シニア)、夏目武尚(浜松シニア)>

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2016年7月30日 (土)

中体連静岡県大会 金谷中vs大里中

 今週は高校野球の間に、中体連の県大会も取材してきました。

073001 見ることができたのは準々決勝の金谷中対大里中の試合です。
 この試合、金谷中の竹内力也が完封勝利。全日本少年軟式野球大会の県王者・大里中を撃破しました。
 竹内は小柄ですが、コントロールが良く、打者の手元で伸びる球を投げます。変化球はタテのスライダーがキレていました。その前日、テレビで都市対抗の準決勝が放送されていたのですが、そこで見た山岡泰輔(東京ガス)に似たタイプだと感じました。山岡同様、体にバネもあります。これから身長が伸び、高校でどう成長するのか楽しみです。
07302_2 一方、大里中では、以前から目をつけていたエース左腕・渡辺幹樹、身長182センチの大型外野手・興津大和に注目しました。
 まず、渡辺は、バランスのいいフォームから投げ込むクロスファイヤーが特徴的。さらに、外角の出し入れもできる制球力が光ります。ただ、この日は疲れの影響か、少し球が浮き気味で、惜しくも敗退。高校入学まで残り約8か月、体を作り直し、ぜひ1年からのデビューを期待したいです。また、興津はとにかくスケールの大きさが魅力。打つ、投げる、走る、どんなプレーを見ても、身体能力の高さが伺える逸材でした。(編集部・栗山)

<写真上から竹内力也(金谷中)、渡辺幹樹(大里中)>

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2016年7月26日 (火)

夏の大会準決勝(7月25日)~草薙球場レポート

 静岡大会の決勝は袋井と常葉菊川の「西部対決」となりました。

★7月26日 夏の静岡大会準決勝 草薙球場 雨   

チーム
袋井 0 0 0 7 0 3 4 0 0 14
浜松商 3 0 0 4 0 0 3 0 0 10

(袋)稲垣、杉山-進藤
(浜)大橋、鈴木隼、宮本-尾濵
▽二塁打=園田、大橋、鈴木寛、進藤(袋)、半田、鈴木隼、尾濵、大塚(浜)
▽三塁打=大橋、鈴木隼、加藤、長谷(浜)

07261_3 両チーム合わせて31安打の乱打戦は袋井が制した。
 袋井は3点を追う4回、打者11人を送る猛攻で一挙7点を奪って逆転に成功。その裏、同点とされるも、6回に3番・井下田謙のタイムリーなどで3点を勝ち越し。さらに、7回には4安打を集中して、4点を追加。リードを7点に広げた。
 その裏、浜松商は4番・尾濵徹のタイムリー二塁打などで3点を返すが、反撃はそこまで。袋井は8回から登板した杉山正宗が2イニングを無失点に抑えた。

袋井・鈴木彰洋監督
「4回に4点を取られた時点で打ち合いになると覚悟しました。(8回から登板した杉山について)稲垣を代えたのはイチかバチかでした。杉山は良く投げてくれました。常葉菊川さんは春の西部大会で一度負けているので、何としてもという思いが選手にあると思います」

稲垣淳之介投手
「初回に3点を失ってベンチに戻り、荒波(和彦)部長から『笑顔がない』と言われました。2回からは、笑顔を作ることを意識しました。明日の先発は監督と相談してからですが、自分がいくつもりで用意します」

<写真/今大会初登板ながら2回を無失点に抑えた杉山正宗(袋井)>

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2016年7月25日 (月)

夏の大会準々決勝(7月24日)~草薙球場レポート

★7月24日 夏の静岡大会準々決勝 草薙球場 晴   

チーム
常葉橘 0 1 0 0 1 2 0 2 0 2 8
静清 0 2 2 0 2 0 0 0 0 1 7

<延長10回>

(常)谷脇-伊藤
(静)横尾-寺崎
▽二塁打=横尾、伊藤(静)
▽三塁打=内村(常)
▽本塁打=内村(常)

07251_2 常葉橘が逆転勝ちでベスト4に駒を進めた。4点を追う6回、9番・内村仁志の2ラン本塁打で2点差に詰め寄り、8回には2番・小林宗弘のタイムリーなどで同点に追いついた。そして、延長10回、4番・山野翔太郎のタイムリーで2点を勝ち越した。投げてはエース・谷脇亮介が尻上がりに調子を上げ、チームの流れを呼び込んだ。
 一方の静清は、プロ注目の横尾蓮太が連投の影響か、前日に比べて球のキレを欠き、最後に力尽きた。

常葉橘・小林正具監督
「前半にこれだけ点数を取られるのは想定外でした。2対6となった時点で『奇跡を起こせ』と鼓舞しました。本当に奇跡を起こしてくれて、選手に感謝しています。谷脇は、これで投げる感覚が戻ったでしょう」

静清・横尾蓮太投手(最速148キロを誇るプロ注目の本格派)
「正直、悔しいです。力不足でした」

<写真/延長10回に勝ち越し打を放った山野翔太郎(常葉橘)>

★7月24日 夏の静岡大会準々決勝 草薙球場 晴      

 チーム
袋井 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
日大三島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

<延長10回>

(袋)稲垣-進藤
(日)海野、中川-土屋大
▽二塁打=前田

07252_2 日大三島・海野陽日、袋井・稲垣淳之介の投げ合いで試合は進む。
 海野は140キロに迫るストレートとスライダーを武器に、力で相手打線を封じる。一方の稲垣は緩急を使いながら、粘りの投球を展開する。
 両チーム無得点で迎えた延長10回表、袋井は2死一二塁から3番・井下田謙の内野安打の間に一気に二塁ランナーが生還し、1点を先制する。その裏、日大三島は1死二塁のチャンスを作るも、袋井の右翼手・園田蓮の大ファインプレーに阻まれてゲームセット。袋井が30年ぶりのベスト4進出を果たした。

袋井・鈴木彰洋監督
「まさかですね。これだけ感動したのは久しぶりです。試合前に、『相手に胸を借りるという気持ちではなく、あくまでも勝ちにいこう』と選手達には伝えました。3年生のチームワークの良さがこの結果につながったのだと思います」

日大三島・中川真杉投手(延長10回、1死一二塁の場面で海野をリリーフ)
「(井下田に内野安打を打たれた場面について)三振を取らないといけないところでした。自分の負けです。(今後について)大学で野球を続ける予定ですが、進路はこれからゆっくり考えます」

<写真/3戦連続完投の稲垣淳之介(袋井)>

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2016年7月23日 (土)

夏の大会4回戦(7月23日)~草薙球場レポート

 浜松商が静岡高の3連覇を阻みました。

★7月23日 夏の静岡大会4回戦 草薙球場 晴   

チーム
浜松商 0 1 0 2 0 1 0 0 0 4
静岡 0 0 2 0 1 0 0 0 0 3

(浜)大橋、増田-尾濵
(静)村木-森
▽二塁打=山本(静)
▽本塁打=鈴木将(静)

07231 浜松商は2回、5番・大橋建斗、6番・加藤魁星の連続安打でチャンスを作り、7番・大浜空の犠飛で1点を先制する。静岡高は3回、鈴木将平のセンターオーバーのランニング本塁打で逆転するも、直後の4回、浜松商は相手のエラーで再びリードを奪う。5回に同点となるも、浜松商は6回にワイルピッチで1点を勝ち越した。すると、その裏から、エース・大橋に代え、今大会初登板の2年生左腕・増田理人をマウンドに送る。増田理は独特の緩いカーブを武器に、相手打線を翻弄。9回のピンチも最後は鈴木将をライトフライに仕留めた。
 静岡高は故障から復活した村木文哉が16三振を奪う力投を見せたが、戦後初の3年連続夏の甲子園はならなかった。

浜松商・鈴木祥充監督
「浜商を応援していただいている皆様の気持ちがつながったのだと思います。増田(理人)はこの日のために準備させてきました。よく期待に応えてくれました。計算通りでした」

浜松商・大橋建斗投手(先発し、5回3失点)
「嬉しいです。今日は積極的にインコースを攻めていこうと考えていました。(2回の鈴木将平のランニング本塁打について)センターフライだと思ったのですが、フェンスまで伸びていってビックリしました。やっぱり凄い選手です。今日は50点くらいの出来でした」

浜松商・増田理人投手(リリーフで4回を無失点に抑える)
「組み合わせが決まった時から、この試合で投げると監督から言われていました。マウンドに上がったら、緊張はありませんでした」

<写真/増田理人(浜松商)>

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2016年7月22日 (金)

都市対抗 JR九州vsヤマハ

07221_2

★7月22日 都市対抗2回戦 東京ドーム   

チーム
ヤマハ 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
JR九州 0 0 0 6 2 1 0 0 × 9

(ヤ)池田駿、山本、神谷、鈴木博-川邉、井上
(J)井上、田中眞、佐々-佐野
▽本塁打=佐藤(ヤ)、中野、原口、東向(J)

07222 大量リードを奪われ、敗色濃厚の中、9回にマウンドに上がったのは期待の鈴木博志でした。
 初戦のJFE東日本戦でも1イニングを投げた鈴木。その際は、初めての大舞台から「舞い上がってしまった」ということでしたが、今日は最初の1球目で自己最速タイとなる154キロの剛球が低めにバシッと決まります。その後もストレートはコンスタントに151キロ~154キロを計測。3人の打者に対して、三振、二塁ゴロ、三振と、存分にアピールしました。
 試合後、「初戦は投げているときに、一塁の佐藤さんから何か声もかけてもらったのですが、それも覚えていないくらいでした。今日は準備の仕方を変えたこともあって、落ち着いて投げること07223_3ができました。次につなげていきたいと思います」と、鈴木は日本選手権に向けて、すでに気持ちを切り替えているようでした。
 
 試合は2回、ヤマハは佐藤二郎のレフトスタンドへの本塁打で先制するも、4回に先発の池田駿が2本塁打を浴びるなど一挙6点を失います。その後もJR九州の勢いを止められず、惜しくも2回戦で敗退しました。

07224 JR九州では浜松大(現常葉大浜松キャンパス)出身の照屋吐夢(沖縄電力から補強)が「8番セカンド」でフル出場。6回にセンター前安打を放ちました。本人は「チームの雰囲気は凄くいいです。自分も、この流れに乗っていきたいです」とコメント。静岡出身選手として、ヤマハの分も頑張って欲しいです!(編集部・栗山)

<写真/上から敗戦後のヤマハナイン、1イニングをピシャリと抑えた鈴木博志(ヤマハ)、先制の本塁打を放った佐藤二郎(ヤマハ)、勝利に貢献した照屋吐夢(JR九州・沖縄電力からの補強)>

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2016年7月21日 (木)

夏の大会3回戦(7月21日)~愛鷹球場レポート

 東部の強豪対決は日大三島が制し、4回戦進出を決めました。

★7月21日 夏の静岡大会3回戦 愛鷹球場 晴   

  チーム
知徳 0 0 0 0 0 0 0 0
日大三島 2 1 0 0 4 2 × 9

<7回コールド>

(知)平林、森伊、平林-枷場
(日)海野、塩谷航-鈴木
▽三塁打=前田2(日)
▽二塁打=今野、藤井、土屋大(日)

07211 日大三島は初回、4番・土屋大樹、5番・前田謙二の連続タイムリーで2点を先制。さらに2回には2番・松尾航希のタイムリーで1点を追加する。先発の海野陽日は2回に無死一二塁のピンチを迎えるも、併殺で切り抜けると、その後は130キロ台後半のストレートが走った。5回、日大三島は代打・新原一平のタイムリーなどで一挙4点を追加。6回にも2点を挙げて試合を決めた。
 一方、知徳はエースの平林萌が本来の球のキレを欠き、3回戦で姿を消した。

日大三島・川口剛監督
「相手の平林君に対しては低めのスプリットを捨て、高めの甘い球を打っていこうと指示しました。打つべき選手が打ってくれました。春の東部大会で対戦したときに海野がいい投球をしていたこともあり、今日の先発は彼に託しました。今日の投球で自信をつけてくれたと思います」

<写真/二塁打2本を放った前田謙二(日大三島)>

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2016年7月20日 (水)

夏の大会2回戦(7月20日)~清水庵原球場レポート

 今日の清水庵原球場第1試合は、緊迫感のある好ゲームでした。

★7月20日 夏の静岡大会2回戦 清水庵原球場 晴   

  チーム
静岡市立 2 1 0 0 0 0 0 0 0 3
東海大静岡翔洋 0 0 1 0 0 0 0 1 2 4

<9回サヨナラ>

(静)寺田-深田
(東)高澤、飯澤、石倉-鈴木
▽二塁打=水元(静)
▽本塁打=寺田(静)

07201_3 静岡市立は初回、東海大静岡翔洋の先発・高澤凌央の立ち上がりをとらえる。1番・水元龍之介の二塁打を足掛かりにチャンスを作り、1死二三塁から4番・野中啓斗のタイムリーで2点を先制。さらに2回には寺田敬太がレフトスタンドへ本塁打を放って1点を追加する。
 東海大静岡翔洋は3回に1点を返すも、その後は寺田の力強いストレートとチェンジアップに苦しみ、2点差で終盤を迎える。
 8回、東海大静岡翔洋は3番・井上優の犠飛まで1点差に迫る。そして、9回裏、先頭の石栗悠史のショートゴロが相手のエラーを誘い、同点のチャンスを掴む。四球のあと、7番・平山健太のセンター前で同点に。その後、満塁となり、1番・曽根渉のレフト前タイムリーで劇的なサヨナラ勝ちを飾った。

東海大静岡翔洋・原俊介監督
「初戦ということもあり、初回は浮足立ってしまった。最後は彼らの思いがつながってくれました。『白球に思いを込める』というものを体現してくれたと思います」

静岡市立・森監督
「勝たせたかったですね…。試合前から3、4点勝負だと考えていました。寺田は本調子ではない中、よく投げてくれました」

静岡市立・寺田敬太投手
「悔いはありません。大会前に両膝を痛め、投げ込みや走り込みが思うようにできませんでしたが、120パーセントの力を出し切りました。最後は自分の力不足です」

<写真/サヨナラ勝ちで喜ぶ東海大静岡翔洋ナイン>

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2016年7月19日 (火)

夏の大会2回戦(7月18日)~島田球場レポート

 昨日の島田球場第2試合は、「好左腕対決」となりました!

★7月18日 夏の静岡大会2回戦 島田球場 晴   

 チーム
知徳 1 0 0 2 0 4 0 0 1 8
浜松市立 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

(知)平林-枷場
(浜)井内、髙橋-匂坂
▽二塁打=枷場、平林、矢崎(知)

07191 知徳は初回、3四球を選び、相手のワイルピッチで1点を先制。さらに、4回には枷場悠我のタイムリー二塁打などで2点を追加する。先発の平林萌はキレのあるストレートに加えてスプリットが冴え、5回まで1失点に抑える。すると、直後の6回に、3連続四死球に乗じて一挙4点を奪った。その後も平林は最後まで危なげない投球を見せ、知徳が3回戦進出を決めた。
 一方、昨夏、3試合連続完封の浜松市立・井内駿佑は持ち味のクロスファイヤーがズバッと決まる場面があったが、制球に苦しんだ。

知徳・初鹿文彦監督
「とにかく井内君のボール球は振らないように徹底させました。序盤に球数を多く投げさせたことが6回の大量点につながったと思います。攻守で枷場がいい仕事をしてくれました。特に、4回のタイムリーは大きかったです。(次戦の日大三島戦について)昨年の秋から練習試合を含めて日大さんには3連敗中です。選手達は、リベンジに燃えています」

知徳・平林萌投手
「春の大会の後、少しフォームを変えてから、凄くしっくりきています。状態はいいです。次も勝ちます」

<写真/枷場悠我(知徳)>

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2016年7月18日 (月)

夏の大会1回戦(7月17日)~島田球場レポート

 浜松西の強力打線と島田工の好投手・孕石との対決に注目しました!

★7月17日 夏の静岡大会1回戦 島田球場 曇   

 チーム
島田工 0 0 0 1 0 0 0 1
浜松西 0 0 3 0 5 2 × 10

<7回コールド>

(島)孕石-岩田
(浜)水谷-池田
▽三塁打=沼島(島)
▽二塁打=松本(島)小川(浜)

07181_5

 浜松西の主砲・小川慶太が評判通りの活躍を見せた。初回の第1打席の初球を豪快に振り抜き、レフト方向へ特大ファウル。続く2球目を右方向を弾き返して二塁打とする。2打席目と3打席目はレフト前へ。さらに、4打席目には圧倒的なスイングスピードからセンターフェンス直撃の三塁打を放った。
 試合は3回に浜松西が7番・山田蒼太のライト前タイムリーなどで3点を先制。5回には4安打を集中し5得点を奪うと、6回にも2点を追加して試合を決めた。島田工の孕石幸寛は、本来のストレートのキレを欠き、中盤につかまった。
 また、島田工では期待の遊撃手・加藤廉が5回に二遊間の難しい打球をキャッチし、一回転して打者走者をアウトに。ポテンシャルの高さを発揮した。

浜松西・佐藤光監督
「よく打ってくれました。これまでウチが取り組んできた、『いかに無駄なアウトを減らすか』という攻撃ができたと思います。ピッチャーの水谷(開人)はいつも通りの投球をしてくれました。点数で言えば、80点はあげていいでしょう」

浜松西・小川慶太二塁手(4打数4安打1打点の活躍)
「今日は試合前から緊張していましたが、1打席目の初球のファウルで『いける』と感じました。あとはリラックスできて、フルスイングができました」

<写真/小川慶太(浜松西)>

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2016年7月17日 (日)

夏の大会1回戦(7月16日)~愛鷹球場レポート

 昨日の愛鷹球場第2試合は1回戦屈指の注目カード。私学の強豪、飛龍と菊川南陵が対戦しました。

★7月16日 夏の静岡大会1回戦 愛鷹球場 晴   

 チーム
飛龍 2 1 0 1 0 0 0 3 7
菊川南陵 0 0 0 0 0 0 0 0 0

<8回コールド>

(飛)杉山-林
(菊)杉浦-叺田
▽二塁打=比屋根(飛)

07171 飛龍は初回、いきなり一死満塁というチャンスを作り、5番・比屋根彰人、6番・杉山京吾の連続タイムリーで2点を先制。さらに、2回、4回にも追加点を挙げる。投げては先発の杉山が6回までパーフェクトに抑える快投。ストレートを低めに集め、変化球も抜群のキレ味を見せた。一方の菊川南陵は7回に2死満塁のチャンスを作り、杉浦一平の放った打球はレフトを抜けたと思われたが、小久保瑞樹のファインプレーに阻まれる。飛龍は8回、一挙3点を奪ってコールド勝ちを決めた。

飛龍・濱野洋監督
「選手達は落ち着いていたと思います。昨秋、今春と結果が出ず、自分達は弱いんだと自覚して、ここまで取り組んできました。相手のキャッチャーがいいと聞いていたので、そこの対策だけしてきました」

菊川南陵・田中幸雄監督
「初回の失点が全てです。一からチームを作り直します」

菊川南陵・叺田本気捕手(プロ注目の強肩捕手。3打数無安打に終わる)
「野球人生の集大成のつもりで挑んだ試合でした。悔しいです。でも、この静岡で野球をすることができて、本当に良かったと思います」

<写真/杉山京吾(飛龍)>

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2016年7月14日 (木)

高校野球ノンフィクションシリーズ『その壁を越えろ!』のご案内

07141 7月20日に矢崎良一氏監修の高校野球ノンフィクションシリーズ「その壁を越えろ!」が発売となります。その中で一部、執筆しましたので、ご紹介したいと思います。
 第2章の「心を揃える〜富士市立・戸栗和秀監督 〝あと一球〟からの再出発」です。

 実は富士市立の戸栗和秀監督と宮間豊智コーチは縁あって、埼玉栄時代から約10年間に渡って取材を続けてきました。
 今回はその集大成とも言うべき、戸栗監督のこれまでの歩んできた野球人生を中心に、相棒・宮間コーチとの出会い、野球観、挫折など、34ページに渡り、たっぷりと描きました。

 これまで、同シリーズは15作ほど発刊されているのですが、静岡関連のチームや指導者の物語は初となります。

 そのほか、高校野球ファン必読の濃い内容となっています。書店では7月20日発売予定、Amazonでは7月25日発売予定となります!(編集部・栗山)

★Amazon 高校野球ノンフィクションシリーズ『その壁を越えろ!』

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8D-%E3%80%9C%E5%BD%BC%E3%82%89%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%92%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%97%E3%80%81%E4%BD%95%E3%81%A8%E9%97%98%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%9C-%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%8A%A0%E6%9D%A5-%E6%85%B6%E7%A5%90/dp/4907333102/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1468395190&sr=1-1&keywords=%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8D

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2016年7月13日 (水)

オープン戦 トヨタ自動車vsヤマハ

★7月4日 オープン戦 トヨタスポーツセンター 晴   

 チーム
ヤマハ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
トヨタ自動車 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 

  昨日はヤマハの都市対抗前、最後のオープン戦を取材してきました。
07131_3 まず、1番打者の鈴木光が大会に向け、好調をアピールしました。初回にセンター前安打を放つと、2打席目はコンパクトに振り抜きレフト線への二塁打。塁に出れば、50m5秒7の俊足で相手バッテリーにプレッシャーをかけることができる選手だけに、打線のカギになりそうです。また、4回には5番・萩原圭悟が右中間へ本塁打。豪快な一打でした。4番の佐藤二朗が警戒される中で、長打力のある萩原にも期待がかかります。

07132_5 また、投手陣では最速154キロ右腕・鈴木博志が7回の1イニングを3人で抑えました。先頭の元プロ・細山田武史をボテボテの一塁ゴロに仕留めると、続くドラフト候補・源田壮亮のバットを折りショートゴロに。最後は藤岡裕大を三振に斬ってとりました。
 この日の最速は151キロ。ただ、まだまだ余力がある感じにも見えました。東京ドームでは155キロ以上のスピードをマークし、全国区に躍り出て欲しいです。

 ヤマハの初戦は大会2日目(7月16日)の第1試合。相手はJFE東日本です。簡単に勝てる相手ではないのですが、なんとしても初戦突破を果たしてもらいたいです!(編集部・栗山)

<写真上/1年目からレギュラーに定着した鈴木光(ヤマハ)>
<写真下/都市対抗では別次元の投球を見せて欲しい鈴木博志(ヤマハ)>

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2016年7月11日 (月)

中体連予選レポート(7月10日)~西ケ谷球場、清水庵原球場

 昨日は静岡地区、清水地区の中体連の予選を回ってきました。

 まず、静岡地区の会場となっている西ケ谷球場へ。準決勝の賤機中と長田南の試合が行われていました。
07111 この試合、球場についた瞬間、一気に目を奪われたのは賤機中・大塚でした。
 1番打者としてミートが抜群に上手く、俊足。特に驚いたのは第3打席でした。レフト前安打を放って積極的な走塁で二塁まで到達すると、相手のバッテリーミスの間に一気にホームへ。一瞬のスキを突く走塁は鈴木将平(静岡高)を彷彿とさせます。さらに、第4打席では、普通のセカンドゴロが内野安打に。足の速さは抜けています。「打つ」「走る」だけではありません。捕手としても高い能力を持っていました。
 まず、肩が強く、二塁ベースに向かってライナーで伸びる送球。一連の動きがスムーズで癖が全くありません。座っている雰囲気も良く、なかなかお目にかかることができないレベルの捕手です。今後、県大会で活躍すれば、もっと名前が広がっていくのは間違いないと思います。
 また、前の試合で常葉橘中相手に快投を見せたというエース・今津は4回から登板。こちらも、ダイナミックがフォームで魅力たっぷり。角度のあるストレートに将来性を感じました。

07112 続いて、清水地区の試合を見るために、清水庵原球場へ。前々から気になっていた、この地区では評判の左腕・入澤舟吾(蒲原中)をチェックすることができました。
 この日は7回まで無失点の快投。延長戦となり、リリーフを仰ぎましたが、チームを勝利に導きました。
 体全体を使ったフォームで、特徴的なのは腕の使い方。テークバックで腕を隠せるので、打者を惑わす効果があり、振り自体も鋭いです。低めに決まった時の球質に惹かれました。(編集部・栗山)

<写真上/走攻守の3拍子が揃った捕手・大塚(賎機中)>
<写真下/投げっぷりのいい左腕・入澤舟吾(蒲原中)>
 

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2016年7月10日 (日)

夏の大会開幕戦~草薙球場レポート

 本日、全国高等学校野球選手権静岡大会が開幕しました。開幕戦から、手に汗握る好ゲームでした!

<草薙球場>
沼津東6-4聖隷クリストファー

07101_2沼津東が逆転勝ちで開幕戦をものにした。1点を追う9回表、無死1、3塁から3番・宮川和也のレフト前タイムリーで同点とすると、相手のエラーとスクイズで2点を勝ち越した。投げては先発の佐竹陽希が5回までに4点を失うも、6回以降、2番手の渡辺光洋、3番手の高橋良輔が無失点に抑える好投を見せた。聖隷クリストファーは5回までに3点のリードを奪い、試合を優位に進めたが、力投を続けたエース・櫻井敦規が最後に力尽きた。

沼津東・羽切政人監督
「相手の櫻井君に関しては変化球が半分くらいというイメージを持っていましたので、逆方向を狙わせました。それにしても、よく粘り強く戦ってくれたと思います。9回に入る前は『とにかく全員でつなごう』という指示を出しました。やっぱり、最後は3年生の力が大きかったですね」

<写真/9回にサードへの強烈な打球で相手のエラーを誘った山田裕介(沼津東)。この一打が勝ち越し点となった>

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2016年7月 8日 (金)

期待のサウスポー・海野陽日(日大三島)に注目!

 昨日は、今夏の優勝候補に挙がる常葉菊川と日大三島の練習試合へ。日大三島はどうしても見ておきたかった2年生左腕・海野陽日(173cm69Kg、右投左打)が先発しました。
 実は、昨秋のSリーグでも常葉菊川打線と対戦している海野。その時は7安打5失点と打ち込まれただけに、約半年間、リベンジの機会を伺っていたそうです。夏の大会前ですが、「この常葉菊川戦のために調整してきた」と、試合前からかなり気合が入っていました。

07081_2 その言葉通り、海野の速球が立ち上がりから唸ります。春の東海大会で最速141キロをマークしたそうですが、おそらくは同じくらいのスピードは出ていたと思います。さすがの常葉菊川打線のバットも、グイッと伸びる速球に押される場面もありました。それだけ勢いがあり、気持ちも入っていました。
 海野は5回まで無失点の好投を見せます。その後、3点を失いましたが、最後まで投げ抜き、「海野が完投したことが今日の収穫」と川口剛監督を喜ばせました。

 海野は試合後、「終盤に勝負所で甘くなってしまったのは課題ですが、自信になりました」と爽やかな表情を浮かべ、「夏は(中川)真杉さんと2人で投げ抜いて絶対に甲子園に行きます」と力強く誓ってくれました。
 すでに、プロのスカウトの間では、池谷蒼大(静岡)とともに、来年のドラフト候補として名前が挙がっている逸材。この夏、甲子園に出場すれば、さらに注目される存在になると感じました。

 なお、試合は2対2で迎えた9回裏、常葉菊川が栗原健のライト線への二塁打からチャンスを作り、4番・米澤利紀のライト前タイムリーでサヨナラ勝ちを飾りました。(編集部・栗山)

<写真/パワー系左腕・海野陽日(日大三島)>

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2016年7月 5日 (火)

オープン戦 JR東日本vsヤマハ

★7月4日 オープン戦 東京ドーム   

 チーム
ヤマハ 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3
JR東日本 0 0 0 0 0 3 0 1 0 4

※オープン戦のため、9回裏まで行われました。

<投手リレー>
(ヤ)池田-神谷-山本-伊藤-九谷-ナテル
(J)田嶋-新藤-永谷-片山-吉永

 昨日は都市対抗(7月15日開幕)に出場するヤマハとJR東日本が東京ドームでオープン戦を行いました。

07051_3 ヤマハの先発はエース・池田駿。この日は3イニングを投げ、3安打を浴びながらも、無失点に抑えました。持ち味の鋭い腕の振りから、勢いのあるストレートを投げ込んでいました。初戦に向け、順調に仕上がっている様子。安心しました。
 続く2番手の神谷貴之(永和商事ウイング)、3番手の山本洋行(新日鐵住金東海REX)の補強勢もそれぞれ無失点に抑える好投を見せます。神谷は安定感があり、山本は爆発力のある投手。2人とも、ヤマハの日本一に向けて、大きな戦力になってくれるでしょう。
 試合は6回にJR東日本の5番・長谷川拓真に3ラン本塁打を浴びますが、ヤマハも負けじと8回に代打・東隆志がレフト方向へ3ラン本塁打を放ち、同点に追いつきます。その裏、JR東日本の澤良木喬之(セガサミー)に一発を浴びたものの、優勝候補相手に互角の試合展開でした。

07052_3 一方のJR東日本では静岡商出身・國松歩が「6番サード」で先発出場。1打席は初球をとらえてセンター前安打。2打席目も初球を狙ってセンターフライ。3打席目はピッチャーへの内野安打でした。
 とにかく最初のストライクは絶対に逃さないというスタンスで、積極的な打撃に好感が持てます。予選でもいいところでタイムリーを放つなど、チームには絶対に欠かせない選手になりつつあると聞きます。都市対抗でブレイクして、来年のドラフト候補に名乗りを挙げて欲しいです。(編集部・栗山)

★都市対抗の組み合わせはこちらから→http://www.jaba.or.jp/taikai/2016/toshitaikou/pdf/87.pdf

<写真上/予選に続き、本大会でも期待されるエース・池田駿(ヤマハ)>
<写真下/走攻守、すべてでレベルアップを続ける國松歩(JR東日本)>
撮影/山下大輔

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2016年7月 3日 (日)

中体連予選レポート(7月3日)~天竜球場

 今日も昨日に続き、中体連の浜松地区予選を見てきました。天竜球場の第1試合では、今春、全国大会に出場した曳馬中が光が丘中を6対0で下しました。

07031 曳馬中のエース・羽切陸(171cm63Kg、右投右打)はどうしても見たかった選手。昨年11月に右肩の腱板を骨折し、春の全国大会で復活していましたが、その後の様子が気になっていました。

 この日の羽切は立ち上がりから安定したピッチングを展開します。打者の手元で変化するスライダーを武器に、6回を投げて1安打無失点の快投。左打者の内角のえぐるスライダーはキレ味が抜群で、ストレートもベース上で伸びてくる球筋です。ちょっと気が早いのですが、高校では1年夏からデビューを期待したくなるような高い完成度です。

07032 野手では5番打者の石橋良哉(170cm66Kg、右投右打)が3打数3安打の大活躍を見せました。1打席目の左中間への二塁打に始まり、2打席目と3打席目は連続でレフトオーバーの二塁打。見るからにパワーがあり、タイミングの取り方も上手いです。硬式だったら、スタンドまでいったのではないかと思うほどの痛烈な打球でした。
 石橋以外も、曳馬中の各選手は全体的に体格が良く、スケールの大きなチームだと感じました。(編集部・栗山)

<写真上/打者から腕が見えずらい独特のフォームを持つ羽切陸(曳馬中)>
<写真下/パワフルなスイングから3本の二塁打を放った石橋良哉(曳馬中)>

 

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2016年7月 2日 (土)

中体連予選レポート(7月2日)~湖西球場

 現在、県内各地では中体連の地区予選が真っ盛りです。今日は、浜松地区に注目のピッチャーがいるという話を聞き、早速チェックしてきました。

07021_2 噂の逸材は舞阪中の鈴木健介です。体のサイズは178センチ59キロ。試合前にブルペンでパッと見た時、中学時代の村木文哉(現静岡高)に体型が似ているなという印象を受けました。腰から下が長くて、細いところなどは、あの頃の村木にそっくりでした。
 
 試合は舞阪中がコールド勝ち(5回)。先発した鈴木は、5回を投げて15個のアウトのうち、なんと三振で13個のアウトを奪いました。ただ、毎回のように走者を許して被安打は4。完ぺきに抑え込んだというわけではなく、試合後、本人も「今日は70点の出来です」と、少し浮かない表情でした。

 何といっても鈴木の特徴は角度です。ボールを真上から投げ下ろし、球の回転も抜群。右打者、左打者の内角にピンポイントで制球できる指先感覚もあります。ストレートで空振りを奪うことができる、本格派タイプです。

07022_2 それにしても、この奪三振ショーは凄かったです。実は、この舞阪中の校長は前浜松市立監督の藤田裕光氏。鈴木について藤田氏は「これまで中学、高校と、たくさんの選手を指導してきましたが、自分が携わった中では間違いなくナンバーワンの素材」と言い切るほど。まさに、伸びしろの塊です。「静岡の宝」として、これからも追いかけたい選手と出会うことができました!(編集部・栗山)

<写真上/ストレートだけでなく、縦のスライダーも光る鈴木健介(舞阪中)>
<写真下/「3年ぶりにユニフォームを着た」という藤田裕光校長(舞阪中)。背番号28でベンチ入りし、選手達にアドバイスを送る>

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2016年7月 1日 (金)

夏の組み合わせが決定!~大会展望④

 最後は静清と常葉橘のブロックの展望です。

★組み合わせの詳細はこちらから→http://shizuoka-hbf.com/wordpress/shbf/Databox/Game_summer.pdf

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07011【静清ブロック】

古豪・島田商は初戦を突破すれば、優勝候補の静清と対戦する。静清は最速148キロ右腕の横尾蓮太、島田商は県屈指の左腕・北川裕登を擁する。2、3点勝負の僅差の試合が展開されるだろう。4月に髙田晋松新監督を迎えた静岡商も虎視眈々と上位進出を伺っている。変則右腕・遠藤響が成長し、春に状態を崩した河合優作も調子を取り戻している。そのほか、芦澤澄人佐野太亮のバッテリーを中心にディフェンス力の高い富士も、このブロックを抜ける可能性を秘める。
<写真/河合優作(静岡商)>

07012【常葉橘ブロック】

第1シードの常葉橘がリードする。春の東海大会を制したが、それ以降の練習を見る限り、全く驕りを感じない。むしろ、一体感は強まっている印象だ。小林正具監督が言い続けた「すべては夏のために」というキーワードがチームに浸透し、油断とスキはない。このブロックの対抗馬として挙げたいのは昨秋県ベスト8の浜名。エース・山岸賢治は120キロ台の緩いボールを巧みに内外角に投げ分け、打線もプロ注目の主砲・石川寛太を中心に活発だ。また、2年生左腕・若生裕也(静岡大成)のブレイクにも期待したい。
<写真/山岸賢治(浜名)>

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