日刊スポーツ杯シニア夏季大会 決勝&3位決定戦
決勝戦では、静岡蒲原シニアAが浜松シニアAの終盤の反撃を振り切り、3年ぶり2度目の優勝を飾りました。
▽決勝
静岡蒲原シニアA 10-9 浜松シニアA
▽3位決定戦
浜松南シニア 10-0 焼津シニア(4回コールド)
静岡蒲原シニアAの先発は、チーム関係者から「蒲原のダルビッシュ」と呼ばれる稲葉乃永でした。185センチの長身に加えて、天性の肩とヒジの柔らかさを持つ本格派右腕です。ここにきて急成長しているという噂を耳にしていたので、決勝戦で見るのが楽しみでした。
この日は5回を投げて4失点。2本塁打を浴びたものの、立派にゲームを作り、優勝に貢献しました。試合後、本人に好調の要因を伺うと、「大会前に左手の使い方を少し変えたことで、安定したボールが行くようになった」と説明してくれました。
また、昨秋にも一度、見ているのですが、その時よりも、体が大人っぽくなっている印象を受けました。
「去年の秋から自主的に近所のプールに通ったり、自転車で山道を走って鍛えてきました」(稲葉)
自分で考えながらトレーニングし、フォームの細かいところまで追求できるところも、本家・ダルビッシュ有っぽいなと感じました。
その稲葉がダルビッシュなら、浜松南シニアの長身左腕・中根翔希は「遠州のランディ・ジョソン」でしょうか。183センチの上背があり、スリークオーター気味の角度からキレのあるストレートと、曲がり幅の大きいスライダーを小気味良く投げ込みます。まだまだ伸びしろもたっぷり。3年後は右の稲葉、左の中根でぜひ静岡の高校野球を沸かせて欲しいなと思います。
野手では決勝戦の初回に先頭打者として本塁打を放った「1番キャッチャー」の夏目武尚(浜松シニアA)に惹かれました。打ってはパンチ力が光り、守ってはムードの良さが光るキャッチャーらしいキャッチャーです。
浜松シニアは、8月9日から静岡県内で開催される「東日本選抜野球大会」にも出場するので、そこでの活躍も期待したいです。(編集部・栗山)
<写真/上から稲葉乃永(静岡蒲原シニア)、中根翔希(浜松南シニア)、夏目武尚(浜松シニア)>
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