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2016年7月 2日 (土)

中体連予選レポート(7月2日)~湖西球場

 現在、県内各地では中体連の地区予選が真っ盛りです。今日は、浜松地区に注目のピッチャーがいるという話を聞き、早速チェックしてきました。

07021_2 噂の逸材は舞阪中の鈴木健介です。体のサイズは178センチ59キロ。試合前にブルペンでパッと見た時、中学時代の村木文哉(現静岡高)に体型が似ているなという印象を受けました。腰から下が長くて、細いところなどは、あの頃の村木にそっくりでした。
 
 試合は舞阪中がコールド勝ち(5回)。先発した鈴木は、5回を投げて15個のアウトのうち、なんと三振で13個のアウトを奪いました。ただ、毎回のように走者を許して被安打は4。完ぺきに抑え込んだというわけではなく、試合後、本人も「今日は70点の出来です」と、少し浮かない表情でした。

 何といっても鈴木の特徴は角度です。ボールを真上から投げ下ろし、球の回転も抜群。右打者、左打者の内角にピンポイントで制球できる指先感覚もあります。ストレートで空振りを奪うことができる、本格派タイプです。

07022_2 それにしても、この奪三振ショーは凄かったです。実は、この舞阪中の校長は前浜松市立監督の藤田裕光氏。鈴木について藤田氏は「これまで中学、高校と、たくさんの選手を指導してきましたが、自分が携わった中では間違いなくナンバーワンの素材」と言い切るほど。まさに、伸びしろの塊です。「静岡の宝」として、これからも追いかけたい選手と出会うことができました!(編集部・栗山)

<写真上/ストレートだけでなく、縦のスライダーも光る鈴木健介(舞阪中)>
<写真下/「3年ぶりにユニフォームを着た」という藤田裕光校長(舞阪中)。背番号28でベンチ入りし、選手達にアドバイスを送る>

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