秋季中部地区大会5日目(8月18日)~島田球場レポート
<島田球場>
島田樟誠 6 - 5 金谷(9回サヨナラ)
島田商 7 - 5 静岡大成
昨日の島田球場は第1試合の終盤から大雨が振り、約2時間遅れで第2試合が始まりました。
静岡大成の左腕・若生裕也はすでに中部地区で名前が知れ渡る好投手です。対する島田商は焼津シニア時代にエースとして県優勝の実績を持つ堀野祐司が先発しました。
試合は静岡大成が初回、6番・岩科光のタイムリー三塁打などで5安打を集中し、一挙4点を先制します。この失点で島田商・池田新之介監督は「負けを覚悟した」と言います。しかし、4回にチームで狙い球を絞って、4連打で同点に追いつくと、7回に落合駿のタイムリーで勝ち越し。さらに8回にもダメ押しとなる1点を加えました。
2回以降は立ち直った堀野。序盤の大量失点も決して慌てることなく、ストレートを低めに集める投球を展開。チェンジアップも巧みに使いながら、凡打の山を築きました。状況判断に優れ、間の取り方も絶妙。この日は背番号9を背負っていましたが、勝てる投手だという印象を抱きました。
「この学校にはピッチャーとして期待されて入学したので、自分が投げていきたいという思いはあります。次の(東海大静岡)翔洋戦も勝ちにいきます」(堀野)
一方、若生は、腕のしなりに惚れぼれしました。これだけ、柔らかい肩とヒジを持っている投手には、なかなかお目にかかれません。序盤はストレートが走って、右打者の内角にも攻め、ブレーキのきいたカーブとのコンビネーションが光っていました。発展途上の本格派左腕。一冬を越した時、どんな姿になっているのか。伸びしろは無限大です。(編集部・栗山)
<写真上/初戦の静清戦に続き、この日も完投の堀野祐司(島田商)>
<写真下/抜群のヒジのしなりを持つ左腕・若生裕也(静岡大成)>
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