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2016年8月11日 (木)

オープン戦 ヤマハvs静岡産業大

★8月11日  オープン戦 ヤマハ豊岡グランド 晴   

 チーム
静岡産業大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ヤマハ 0 4 0 0 0 0 3 0 × 7

(静)鈴木、渡邊、直井、牧野、伊藤-富山
(ヤ)ナテル、上田、栗林-東
▽二塁打=三浦、栁(ヤ)

 今日のお目当ては、静岡産業大の鈴木彩隼(179cm68Kg、右投右打)でした。今春のリーグ戦(対常葉大浜松キャンパス)で完全試合を達成し、一気にブレークした2年生右腕。昨日は東海地区大学野球連盟選抜の一員として、中日2軍戦で登板し、1イニングを3人で抑えていました。そして、今日の相手はヤマハ。どんな投球を見せてくれるのか注目しました。

08111_2 鈴木は初回、ヤマハの1番・池田祥大、2番・三浦拓馬をそれぞれ内野ゴロに仕留めると、3番・栁裕太に対しては高めのストレートで空振り三振を奪います。
 常時130キロ台後半で、栁を三振に仕留めたのは141キロ。スリークオーターの角度から、低めに伸びながら、打者の手前でホップしていく軌道を描きます。あまり見かけない球筋だけに、「これは打ちづらいだろうな」と感じました。それに加え、右打者の外角に速いスライダーが決まると、打者はなかなか手が出ません。

 続く2回は2死から三連続四死球で満塁のピンチを招き、タイムリーとエラーが絡み4失点。それでも、3回から5回はランナーを出しながらも、無失点に抑えました。3回には栁に対して、今度は見逃し三振を奪います。社会人トップクラスの強打者からの2奪三振は大きな自信になるでしょう。

 この日は5回を投げて被安打4、失点4という結果に終わりました。連投ということで少し疲れが残っていたのかと思うのですが、本人は試合後、「ヤマハさん相手ということで、今日はどうしても投げたかったんです」と、清々しい表情で話しくれました。

 鈴木のことは浜北西2年の時から見ています。当時は体が華奢で球速は120キロ台前半。あれから3年が経った今、正直、ここまで成長するのかと驚きました。体重は大学1年間で10キロもアップしたそうです。まるで下半身は別人。体重がアップし、それに比例して球速もグングンと上がっている、まさに伸び盛りです。最速143キロのスピードは、まだまだ飛躍する思います。

 さらに、鈴木のいいところは、マウンド上で楽しそうに投げているところです。今はマウンドに上がれば上がるほど自分の成長を感じている様子で、イキイキとしています。このまま突っ走り、再来年にはドラフト候補に名乗りを上げて欲しいと思います。(編集部・栗山)

<写真/プロと社会人相手に登板し、秋のシーズンに向けて自信を深めた鈴木彩隼(静岡産業大)>

■静岡産業大 ■ヤマハ
1番 三塁 奥田
2番 中堅 大盛
3番 一塁 青島
4番 左翼 児玉
5番 二塁 牧野
6番 遊撃 小澤
7番 DH 間渕
8番 右翼 水谷
9番 捕手 富山
1番 中堅 池田
2番 遊撃 三浦
3番 左翼
4番 三塁 前野
5番 二塁 羽山
6番 右翼 池知
7番 一塁 辻本
8番 捕手
9番 DH 千葉

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