先輩・加藤に続く、磐田東の注目スラッガー
昨日から中遠大会が始まりました。今年は菊川・掛川・袋井・磐田地区の計16チームが参加。シーズンオフが近づくこの時期、各校とも来年を見据えた戦いが繰り広げられます。
昨日は磐田農グランドで磐田農と磐田東の1回戦を見てきました。注目したのは、磐田東のスラッガー・寺田祐貴(181cm76Kg、右投左打)です。県大会初戦では浜松球場のライトスタンドにぶち込んだという噂の強打者。その一発を目撃した方から、「絶対にこの選手だけは見た方がいい」と勧められていました。
この日は第3打席でレフト線へライナー性の二塁打を放つと、同点で迎えた10回裏にはライトへサヨナラ本塁打を放ちました。磐田農のグランドはライト奥にフェンスにあり、そこにノーバウンドであたると本塁打というルールがあるのですが、まさにそこに向けて一直線の打球でした。
スイングにスピードがあり、左右両方向への長打力が持ち味。バッティングフォームに癖がないのも長所です。
先日のドラフト会議では先輩の加藤脩平が巨人から育成ドラフト2位で指名を受けました。寺田は加藤から「お前が本塁打を打っている時はフォームの力が抜けている」というアドバイスを受けて、それを意識しながら打席に向かっているそうです。
「今日は理想的なスイングができたと思います。まだ高校通算ホームランは10本ですが、来年の夏までに脩平さんの28本を超えて30本は打ちたい。ホームランにこだわっていきます」
将来は加藤に続き、プロを目指しているという寺田。50メートル6秒3の脚力に加え、この日は守備でもレフト線のスライスする難しい打球をスライディングキャッチ。打つだけでなく、守備への意識も高いです。
そのほか、磐田東は県選抜に選ばれた大型捕手・後藤颯太(181cm82Kg、右投右打)、卓越としてグラブさばきの遊撃手・袴田駿太(165cm67Kg、右投右打)など、今年も好素材が揃っている印象を受けました。(編集部・栗山)
<写真/スケールの大きい打者に成長してほしい寺田祐貴(磐田東)>
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