秋季県大会準決勝~草薙球場レポート
秋季県大会は準決勝2試合が行われ、聖隷クリストファーと藤枝明誠が東海大会出場を決めました。敗れた静岡高と東海大静岡翔洋は、東海大会への残り1枚の切符をかけて、明日、3位決定戦で戦うことになりました。
★第1試合 聖隷クリストファー 1-0 静岡高
聖隷クリストファーが創部初となる東海大会出場を決めた。
4回、3番・安井琢真のショートゴロが間一髪で内野安打となると、続く4番・水谷優稀がライト前安打で続き、チャンスを拡大する。ここで、5番・山田恭太郎がセンターへ犠飛を放ち、1点を先制する。先発の河合竜誠は準々決勝の駿河総合戦と同様、緩急を巧みに使う投球を展開。再三、ランナーを許しながらも、得点を与えなかった。そして9回も、一死からライト前安打を浴びたものの、最後はダブルプレーに仕留めた。
静岡高はエースの池谷蒼大が12奪三振の快投も、打線が嚙み合わなかった。
聖隷クリストファー・植竹和人監督
「奇跡です。勝てるとしたら、こういうパターンかなと考えていた。イメージ通りだった。佐野(大輔)部長が守備のポジショニングを指示していたが、それがピタリとはまってくれた。河合も頑張ったが、野手が守ってくれたことが大きかった」
<写真/初の東海大会出場を決めた聖隷クリストファー>
★第2試合 藤枝明誠 4-1 東海大静岡翔洋
藤枝明誠は4回、1死二三塁から1番・常盤勇汰のライト前タイムリーで2点を先制する。
さらに、7回には6番・一戸輝彦のライト前タイムリーなどで2点を追加し、リードを4点に広げた。投げては先発の久保田蒼布が丁寧に低めを突き、8回までわずか2安打に抑える好投を見せる。
東海大静岡翔洋は9回、2死から3番・奥村光一のタイムリー二塁打で1点を返すも、反撃はそこまで。藤枝明誠が2年連続の東海大会出場を決めた。
藤枝明誠・光岡孝監督
「選手には『相手のピッチャーもいいので、ミスした方が負けるよ』と、試合前に言った。結果的に、得点は相手のミスが絡んだものになった。(東海大会に向けて)気持ち的に昨年は参加するだけだったが、今年は勝負しにいきたい。試合後のミーティングでは『県で1位にならないとセンバツは難しい』と選手に話した。明日の決勝も勝ちにいきます」
<写真/ストレート、変化球ともにキレがあった久保田蒼布(藤枝明誠)>
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