練習試合 静岡県高校選抜vs島田商
昨日は今月24日からオーストラリア遠征に出発する静岡県高校選抜と島田商の練習試合へ。静岡県高校選抜は初めて日の丸の入った選抜ユニフォームを着用し、午前と午後に分けて、6イニング制で試合を行いました。
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 計 |
島田商 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
県選抜 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
(島)堀野、河野- 杉本翔
(県)比屋根、河合、鈴木-内山、後藤、酒井
▼二塁打=堀野、仁藤(島)、奥村2(県)
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 計 |
県選抜 | 1 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 | 9 |
島田商 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(県)久保田、尾髙、鈴木- 内山、後藤、酒井
(島)亀田、塚本-杉本翔
▼二塁打=大石(県)、仁藤(島)
▼三塁打=奥村(県)
県高校選抜で圧巻のプレーを見せたのは、2試合ともに「3番センター」としてフル出場した東海大静岡翔洋の奥村光一でした。
5打数4安打2盗塁の大活躍。この日、県選抜は木製バットを使用したのですが、奥村にはまったく関係ありません。初回の第1打席に右中間を破る二塁打を放つと、第2打席は内野と外野の間に落ちるヒットで果敢に二塁を狙います。さらに、第2試合の第2打席ではセンターオーバーの三塁打。背筋245キロ以上という身体能力に加え、相手への対応力もスバ抜けている印象を受けました。これだけ打って走っても、第2打席の最終打席で三振に倒れると、悔しがっているのも奥村らしかったです。 投手陣では、秋の県優勝投手の聖隷クリストファー・河合竜誠が持ち味を存分に発揮。キレのあるストレートとタテの緩いカーブを武器に、打者10人に対して4三振を奪いました。オーストラリアは体が大きく、強打者が並ぶことが予想されますので、河合の投球がハマってくれれば面白いでしょう。
一方の島田商は第2試合でオーストラリア対策として191センチの長身右腕・亀田慈英が先発しました。じつは今年の夏前に、島田商の練習を取材に行った時から、ずっと気になっていた投手でした。この日は3イニングを投げて4失点という結果でしたが、ダイナックなフォームでスケールが大きいです。球速表示は120キロ台の中盤ですが、何といってもボールに角度があり、指にかかって低めに決まると、県選抜の選手も見逃していました。
打者ではトップバッターの仁藤圭悟が2試合で計4安打。スイングが鋭く、県選抜の出てくる投手をことごとく攻略しました。(編集部・栗山)
静岡県高校選抜・池田新之介監督(島田商)
「今日は限られた時間の中、いかにお互いのコミニュケーションを取ることができるかを意識しました。さすが代表の選手、1から10の全てを言わなくても理解してくれました。日本らしい、足を生かした攻撃を武器に、一戦必勝の気持ちで戦ってきます」
※オーストラリア遠征ではクイーンズランド州選抜と計5試合を戦います。その様子は、「静岡高校野球2017早春号」(1月下旬発売予定)でも紹介したいと思います。
<写真/上から奥村光一(東海大静岡翔洋)、河合竜誠(聖隷クリストファー)、亀田慈英(島田商)>
| 固定リンク
「静岡県の高校野球」カテゴリの記事
- 【春季高校野球】桐陽、7回コールド勝ち 鈴野が好投を見せる(2025.04.06)
- 【春季高校野球】加藤学園の山田晃太郎が自己最速更新146キロで17奪三振!(2025.04.05)
- 【春季高校野球】静岡学園・勝俣が病を乗り越えた執念の一打で県切符!(2025.03.30)
- 【春季高校野球】袋井・髙𣘺完気、覚醒の3打点 (2025.03.29)
- 【春季高校野球】藤枝東、「流れ」を科学した劇的勝利!(2025.03.23)
コメント
栗山さん こんにちは!いつも楽しみにしています。
県選抜チームの練習試合を観に行かれたのですね。相変わらずのフットワーク、さすがです。もしかしたらオーストラリア遠征にも帯同or取材で出張?
「静岡高校野球2017早春号」期待しています!
投稿: OHくま | 2016年12月22日 (木) 18時26分