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2017年1月24日 (火)

静岡を巣立つ球児たち2016~道田洸人編

 5年目を迎えたオフ企画、「静岡を巣立つ球児たち」。「静岡高校野球」編集部が卒業後も野球を続けることが決まっている高校3年生たちに会いに行きます。第2回は伸びしろ十分の期待の内野手・道田洸人(遠江総合)。卒業後は岐阜経済大に進学する道田のインタビューをお届けします。

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★高校でショートに転向
 道田は小学3年の時に、父・佳浩氏の影響で野球を始めた。「掛二野球少年団」でキャッチャーを経験。中学に入学するとファーストを守った。
 小中学生時代は目立った成績を残していないが、掛川西高野球部出身の佳浩氏から基礎を徹底的に叩き込まれた。
「少年野球の時は凡打が続いた時、家に帰ってから『こういうところがダメだったんだ』と細かく教えてもらいました。中学の時は打撃フォームをビデオに撮り、それを父と一緒にパソコンで見て研究しました」
 遠江総合に進学し、まずはファーストからスタート。夏は背番号3をつけてベンチ入りした。その後、様々なポジションを転々とし、2年春からショートに入った。山本浩正監督は道田の持っているポテンシャルに可能性を感じていた。しかし、本人は初めてのポジションで戸惑いの連続だったと振り返る。
「最初はすごい大変で…。ファーストの時と違って、左右に動くことが多いし、牽制でのベースへの入り方とか、分からないことだらけでした」
 それでも、国際武道大で内野手を務めた山本監督の丁寧な指導で、一冬を越えた頃には、動けるショートになっていた。シングルハンドで前の打球をキャッチし、華麗に一塁送球。山本監督からバックアップの大切さも学び、充実にこなした。
 また、ショートに入ることで、それまではどちらかというと周りに合わせるタイプだった選手が、自分から声を出してチームを引っ張るようになった。

01241★最後の夏で掴んだ手応え
 3年夏の大会は「4番ショート」で迎えた。初戦で金谷と対戦し、センター前2本と左中間1本。試合は敗れたものの、3安打を放ち、大きな自信を掴んだ。
「それまでチャンスの場面で緊張することが多かったんですけど、最後の大会で、緊張せず、打てたっていうのは、心の面で強くなれたのかなとは思います」
 道田は大学で野球を続けることを決意する。 
「もともとは、野球を続けようか、迷っていたところがありました。でも、この試合をきっかけに、上のレベルで自分を試してみたいという気持ちがすごく強くなりました」
 8月、山本監督のつながりで、岐阜経済大のセレクションを受けた。
 岐阜経済大は昨秋、強豪ひしめく岐阜リーグで3位。春の日本一チーム・中京学院大からも勝ち点を奪った。専用グランド、室内練習場も完備され、今後が楽しみなチームだ。
「セレクションに行ってみて、正直、レベルの違いを感じました。基本を大事にしている感じがあって、そこを学んでいきたいです」
 上田和宏監督からは「セカンドで使ってみたい」という、ありがたい話をもらったという。今は2月に合流に向けて、山本監督のノックを毎日必死に受けている。

01243★道田洸人からのメッセージ 
 最後に現役球児へのメッセージを聞いた。
「どれだけ人の見えないところで努力できるかが最後の夏につながると思います。今は苦しいかもしれないのですが、頑張って下さい」
 道田はこの3年間、自宅に帰ってからも黙々と素振りを続けた。それが、3年夏の3安打につながったと信じている。大学でも地道な努力を重ね、最後は大きな花を咲かせる。

山本浩正監督からの贈る言葉

2年冬が過ぎたあたりから、精神面でも成長してきました。体力面は手足が長いのですが、まだ体が出来上がっていません。それだけに大学4年間でどうなるのか、本当に楽しみな選手です。ゆくゆくは社会人でプレーするくらいのレベルの選手になってもらいたいですね。


■道田洸人[みたち・ひろと] 内野手/遠江総合3年/178cm68kg/右投右打
小学3年時に「掛二野球少年団」に入団。掛川西中では一塁手として出場する。遠江総合入学後、1年夏からベンチ入り。2年春から遊撃手となり、3年夏は「4番ショート」で活躍した。卒業後は岐阜経済大に進学する。

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 取材当日、3学年上の先輩で最速146キロ右腕として注目を浴びる朝日大・原田瞬矢もグランドに訪れていました。原田と嬉しそうにキャッチボールを行っている姿が印象的だった道田。同じリーグに所属するだけに、2人が対戦する可能性は十分。「僕にとっては原田さんは偉大な先輩です。1年からベンチ入りして、対決してみたいです」と目を輝かせていました。
 次回は飛龍・佐藤蓮編、お楽しみに!

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