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2017年3月 1日 (水)

静岡を巣立つ球児たち2016~尾濵徹編・上

 4年目を迎えたオフ企画、「静岡を巣立つ球児たち」。「静岡高校野球」編集部が卒業後も野球を続けることが決まっている高校3年生たちに会いに行きます。最終回は浜松商の躍進を支えた強肩捕手・尾濵徹。卒業後は愛知工業大に進学する尾濵のインタビューを2回にわたってお届けします。

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★「浜松南シニア」でキャッチャーへ
 尾濵は6歳の時、兄・隼氏の影響で野球を始める。「岡崎野球スポーツ少年団」を経て、中学時代は「浜松南シニア」でプレーした。
 当時、「浜松南シニア」には鈴木嘉基(静岡高)を筆頭に、リトル時代、世界準優勝に輝いたメンバーが多く在籍していた。
030101_2 もともと少年野球では投手を務めていた尾濵だったが、中学2年生になる直前に転機が訪れる。佐野真樹夫総監督から「捕手をやってみないか」と提案された。
 最初は戸惑っていたものの、いざマスクをかぶってみると、辛さよりも楽しさが勝った。基礎を叩き込んでくれたのが、浜松商の捕手として甲子園を経験しているヘッドコーチの鈴木基由氏だった。
「キャッチャーをやるのは初めてでしたし、何も知らない状態だったので、鈴木コーチからキャッチング、ワンバンドストップ、スローイングなど基本的なことから教わりました。やってみると、バッターとの駆け引きが楽しくて、自分には合っているのかなと思いました」
 最上級生になると、捕手と投手を兼任して活躍。そして、高校は佐野総監督の勧めもあり、浜松商に進学する。

★県屈指の強肩捕手に成長
 浜松商入学後、1年夏から背番号12でベンチ入りを果たす。さらに秋からはレギュラーを掴む。
「1年夏からベンチ入り、秋からレギュラーっていうのは、高校に入る時の目標だったので、順調にきたと思いました」
 その後、扇の要として、チームを支えてきた尾濵。3年夏には、県屈指の強肩捕手との評価も受けた。
 今でも教訓となっている一つの試合がある。
03012 1年秋の西部大会初戦、袋井との試合だった。マウンドには、同じ1年生の大橋建斗が上がっていた。大橋、尾濵のバッテリーは大事な場面で走者を二塁に置き、カウント0-2と追い込んだ。ここで尾濵はスライダーで3球勝負にいったのだが、盗塁を許して、しかも、パスボール。一気に走者を生還させてしまった。その失点が響き、1対7で惨敗した。
「相手の監督から、自分たちが変化球で『3球勝負』にいくことがバレていたみたいで。甘さを痛感しました。そこから、練習試合では鈴木(祥充)監督とイニングごとに『なんで、このボールを投げたのか』を徹底的に話し合うようになりました」
 また、尾濵の最大の長所と言えるのが鉄砲肩だが、遠投90メートルと驚くような数字ではない。それが、3年夏前には1試合で3つの盗塁を刺すこともあった。二塁ベースに向かえば向かうほど伸びている球筋に特徴がある。しかも、二塁ベース上からブレない。意識しているのが足のステップだ。
「1つ上の代のショートを守っていた渥美(剛士/現中京大)さんから、『ステップさえ決まっていれば、いい球が来ているから』って言ってもらって。常に、ステップだけを意識して、あとは流れるままに投げていました」
 尾濱の成長と同時に、チームも2年春は県ベスト4、2年秋は県ベスト8進出と、「浜商復活」に向かって躍進を遂げていく。
 ところが、3年春は西部地区大会3回戦で袋井に敗退。「なぜか、袋井には勝てないんですよね」と首をかしげる。夏前になっても、エース・大橋の故障もあり、なかなかチーム状態が上がってこない。「このままでは絶対に夏は勝てない」と、OBから厳しい声をかけられることもあった。

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 「静岡を巣立つ球児たち2016~尾濵徹編・下」は近日中に更新します!

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