JABA静岡大会で県勢が活躍!
現在、浜松球場と清水庵原球場を舞台に、JABA静岡大会が開催されています。 優勝争いも気になるところですが、やはり全国に巣立った選手たちが静岡に戻ってくるので、久しぶりにプレーを見ることができるのが何より嬉しいです。
昨日は浜松球場で、JR東日本東北・髙﨑健太(常葉菊川出身)、西濃運輸・深澤元気(静岡産業大出身)、東京ガス・石川裕也(日大国際関係学部出身)の3選手を見ることができました。
まず、大学卒2年目の髙崎は「7番レフト」で出場。1打席目にライトへクリーンヒットを放ちました。さらに出塁すると「走るぞ、走るぞ」と見せかけて投手へプレッシャーをかけます。その後、盗塁を試みてアウトになりましたが、髙崎らしい攻撃的なスタイルは高校時代と変わっていませんでした。変化した点といえば、バッターボックスに入り、構える際に一度、膝を曲げて小さく構えるポーズをとること(写真参照)。「ノーステップで打つので、その意識をつけるため」と本人は説明。社会人に入ってから取り入れているという独特のルーティン。都市対抗や日本選手権で活躍すれば、きっと話題になるはずです。
また、深澤は本来の捕手ではなく、打撃を買われて「8番ファースト」でスタメン出場し、第1打席にレフト前安打。期待に応えました。
そして、何といっても注目はルーキーながら、春の東京スポニチ大会からショートのレギュラーで出場している石川。前日は入社式で出場できず、夜に浜松入り。早速、この日は「2番ショート」で登場しました。
打撃面では5打数無安打(相手の失点で2度出塁)も、守備での存在感はピカイチでした。大学時代はどちらかというとスマートな選手のイメージを持っていたのですが、今はいい意味でガツガツした雰囲気に。どの選手よりも大きな声を張り上げて、1年目にして、すでに内野の司令塔になっているような感じでした。
初回、1死一二塁の場面で、三塁間に抜けそうな打球をダイビングでキャッチして一塁走者をアウトにするなど、体も左右両方にキビキビと動けていました。昨日のプレーを見て、1年目から使ってもらえる理由が分かったような気がしました。
チームは勝利して、これで2連勝。石川は試合後、「去年、東海選手権では浜松球場で負けているので、勝てて嬉しいです」と喜びながら「自分はまだまだです」と謙虚な姿勢も忘れていませんでした。
相手の王子では横尾蓮太(静清出身)がベンチ入り。この日は登板がありませんでしたが、先日の春季大会では2試合に登板し、144キロをマークしたとのこと。昨夏よりも体がスリムになり、状態が良さそうで安心しました!(編集部・栗山)
<写真上/高校時代はパンチ力のある打撃と俊足で静岡を沸かせた髙﨑健太(JR東日本東北)>
<写真中/持ち味の打撃でアピールする深澤元気(西濃運輸)>
<写真下/「大学のときよりも、あえて声を出すようにしている」という石川裕也(東京ガス)>
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