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2017年5月

2017年5月30日 (火)

都市対抗東京予選を見てきました!

  『静岡高校野球2017夏直前号』の編集作業が佳境を迎えていますが、今日はどうしても都市対抗東京二次予選が見たくて、急遽、午後から新幹線に飛び乗り、神宮球場に向かいました。

05311 お目当てはJR東日本の國松歩(静岡商出身)です。今春まで内野手として活躍していましたが、なんと都市対抗予選前に投手に再転向。しかも、昨日の第一代表決定戦では3番手で登板し、NTT 東日本相手に3者連続三振を奪ったとのこと。果たして國松がどんな投手になっているのか、気になってたまりませんでした。

 今日のJR東日本は序盤から苦しい展開。3回あたりから、國松がブルペンで投げ始めます。全力投球している様子はなかったのですが、柔らかいフォームで、少し力を入れた時には右足が跳ね上がって迫力がありました。  
 結局、9回までブルペンで待機していたものの、登板機会はなく敗戦。まだ、予選は続きますので、引き続き、動向を見守っていきたいです。

053102_2 一方、東京ガスでは「6番ショート」で石川裕也(日大国際関係学部出身)がスタメン出場。第2打席でレフト前ヒット。さらに第3打席で四球を選ぶと、渾身のガッツポーズ。この試合に懸ける思いがヒシヒシと伝わってきました。
 守備もアウトにできませんでしたが、センターに抜けそうな二遊間の打球をさばくなど、社会人の一線級クラスの選手に近づきつつあります。そして、4月のJABA静岡大会の時と同様、誰よりも元気よく声を出し、チームの盛り上げ役にもなっています。  
 9回、JR東日本の最後の打者がアウトになると、嬉しそうな表情を浮かべて投手に駆け寄っていった姿が印象的でした。東京ドームでも石川らしいプレーでアピールして欲しいです。(編集部・栗山)

<写真上/ブルペンで待機する國松歩(JR東日本)>
<写真下/本大会出場を決めて喜ぶ石川裕也(東京ガス)>

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2017年5月27日 (土)

今春の県優勝・吉田中を取材してきました!

 ここ数週間、『静岡高校野球2017夏直前号』の取材・編集作業でバタバタとしてしまい、ブログが更新できず、すみませんでした。現在、たくさんのチームの練習や試合を毎日のように回っていますので、少しずつ、このブログでもレポートしていきます。
 今年の『静岡高校野球』ですが、現在6月21日発売予定で進めています。詳細は来月の10日前後くらいから紹介できればと思っています。もう少々、お待ちください!

05271_4 それとは別に、先日、『中学野球太郎』(5月27日発売)の取材で吉田中に伺ってきました。以前から、澤入信也監督の「無安打で勝つ野球」に興味があり、今回、じっくりと練習を見ることができました。正直、「ここまでやるのか!」というほどの緻密さと徹底さで、トレーニング方法も、手作りで器具を作っていたりと面白かったです。
 吉田中は、今春の県選抜大会で優勝。4月の全日本の県大会では東海大静岡翔洋中に敗れ、準優勝に終わりましたが、毎年のように県上位で戦えるチームが出来上がります。その秘密が少し分かりました。今後も注目していきたいチームです。(編集部・栗山)

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2017年5月 6日 (土)

御殿場・小山定期大会で御殿場西が3年ぶりにV!

 昨日は小山球場で開催された第32回御殿場・小山高校野球定期大会を取材してきました。御殿場西が3年ぶり28回目の優勝。「森下野球」が少しずつ浸透してきたと感じた1日でした。

05061_3
<1回戦>
御殿場南 6-3 御殿場
御殿場西 9-1 小山(7回コールド)

<決勝>
御殿場西 5-0 御殿場南

★最優秀選手賞…松野隆成(御殿場西)
★優秀賞…夏賀貞伍(御殿場西)、小野隼輝(御殿場南)、勝又隆斗(御殿場)、石田泰輝(小山)

 過去2年、優勝を逃している御殿場西。試合前から「今大会は絶対に優勝する」という気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
05062 1回戦では前年優勝の小山相手に、初回から4回まで毎回得点。投げては1年生左腕の中村隆一が7回を1失点に抑える好投でコールド勝ちを決めます。
 御殿場南との決勝戦では4回に4番・佐藤光史の三塁打を足掛かりに先制。その後、1対0のまま試合が進みますが、7回に一挙4点の猛攻。リードを5点に広げます。森下知幸監督が決勝戦のマウンドに送ったのは、またも1年生。フォームのバランスがいい右腕の船田涼太が5回を無失点に抑えます。6回からは3年生の小澤蓮が3イニング、最後は工藤勇人が1イニングをピシャリと抑え、優勝を決めました。
 最優秀選手賞を獲得したのは「3番セカンド」の松野隆成。1回戦で高校初となる本塁打を右中間スタンドへ。決勝でも貴重なタイムリーを放つ活躍を見せました。試合後、「森下監督に打ち方を教わって、打球が上がるようになった」と嬉しそうな表情を浮かべていました。小柄ですが、50メートル6秒1の俊足に、しっかりバットを振り切れる選手。夏までの2か月で、まだ伸びそうな感じがします。
 
05063 準優勝の御殿場南では、エースの山﨑大輝がキレのいいストレートと落ちるボールを武器に、堂々の投球。終盤につかりましたが、持ち味は存分に発揮していました。(編集部・栗山)

<写真上/最優秀選手賞を獲得した松野隆成(御殿場西)>
<写真下/高校入学後、本格的に投手になったという山﨑大輝(御殿場南)>

 

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2017年5月 3日 (水)

練習試合 菊川南陵vs清流館

★5月3日 練習試合 菊川南陵グランド 晴   

 チーム
清流館 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
菊川南陵 0 0 0 2 0 2 0 0 × 4

 今日は県大会準々決勝がありましたが、菊川南陵のグランドに行ってきました。
 菊川南陵は昨秋は県大会を逃し、今春は初戦敗退。それでも、選手個々のポテンシャルなら、今回、県ベスト8に残ったチームと遜色がないと感じました。
 エース・村田凌基(180cm72Kg、右投右打)は130キロ台中盤のストレートを投げ込む速球派で、キャッチャーも今年の県内でトップクラスの強肩・大津留瑠基(173cm69Kg、右投右打)。ショートの池坊建心(172cm69Kg、右投左打)はスイングが速く、守備もうまい。去年から下級生主体のチームだっただけに、力があるのは当然と言えば当然ですが、シートノックを見て、「なんだこれ!」と驚くレベルの高さでした。
05031 試合前、坂口明彦監督が「夏は何か一つ噛み合えば、一気に頂点まで行く可能性がある」とおっしゃっていましたが、その言葉も大げさに聞こえませんでした。

 将来性なら、途中から登板した2年生のグッドイヤー旭飛ウエスリー(183cm66Kg、右投右打)でしょう。父親はイギリス人で、小さい頃は俳優としても活躍。東京出身の選手で中学時代から注目投手だったと聞きます。
 立ち姿が、いかにも本格派のスタイル。マウンドに上がると、フォームのバランスが良く、肩・ヒジも抜群に柔らかいです。現状、05032_2球速は120キロ前半ですが、想像できない伸びしろの大きさがあります。独特もキレのいいカーブも魅力。来年の今頃、どこまでスケールアップできているのか楽しみです。

 一方、清流館では、左腕の増田凌典(175cm60Kg、左投左打)が完投。腕が少し遅れて出てタイミングが取りづらく、変化球もまとまっています。真上から投げ下ろすので角度も十分。振り回してくるチームはハマってしまいそうなタイプだと思いました。(編集部・栗山)

<写真上/今年の秋以降が楽しみなグッドイヤー旭飛ウエスリー(菊川南陵)>
<写真下/春は常葉大橘打線を5点に抑えた増田凌典(清流館)>

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