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2017年6月

2017年6月30日 (金)

練習試合 城南静岡vs富士市立

 『静岡高校野球2017夏直前号』の「スーパー1年生は誰だ!」のページでも少し触れましたが、城南静岡に楽しみな1年生が多く入部したという噂を耳にしました。
 そこで一度チェックしたいと思っていたところ、28日に西ケ谷球場にて富士市立と練習試合を行うという情報が入り、取材してきました。

 この日、城南静岡はスタメンに1年生が6人も並びます。なかでも注目は中学時代(愛知北フィールドスターズ)に、全国大会に3度出場したという幸村一生今枝玲央のバッテリーです。今月10日の静岡高との練習試合では幸村が6回まで無失点に抑えると、打っては幸村、今枝ともに2安打の活躍。1年生ながら、すでにチームの中心選手になっているようでした。

06301_2 幸村は今春県ベスト16の富士市立相手にも好投を見せます。5回まで3安打1失点の好投。終盤にエラー絡みで得点を許し、最終的は9回3分の1を投げて8失点。それでも、1年生とは思えない堂々とした投球でした。身長は170センチとそれほど大きくはないのですが、躍動感があって、投げっぷりがいいです。制球で崩れることがなく、牽制、フィールディングも巧み。一言で言えば、マウンド慣れしているピッチャーです。
 「他の高校からも誘いがあったのですが、城南はスタッフに静高の方が多く、ここなら可能性があると思って入学した」という幸村。高校入学後、まだ3か月しか経っていませんが、船川誠監督から配球の大切さを教わり、「確実にレベルアップしている」と語っていました。
 また、今枝は4回にセンター前安打。イニング間の二塁送球では、投げる形が良かったです。
 幸村は「先輩たちには迷惑をかけてばかりなので、夏に恩返したい。ベスト16を一つの目標に頑張りたい」と、誓ってくれました。

 06302_2一方、富士市立では「9番キャッチャー」の鈴木魁途が7回にレフトスタンドに本塁打。中学時代(静岡JYBBC)の恩師・船川誠監督の前で成長した姿を見せました。(編集部・栗山)

<写真上/1年生ながら投球術に長ける幸村一生(城南静岡)>
<写真下/恩師の間で一発を放った鈴木魁途(富士市立)>

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2017年6月28日 (水)

7月8日開幕! 夏の静岡大会展望②~掛川西、静岡高ブロック

06283_2 今日は、掛川西と静岡高のブロックの展望をお届けします。
 掛川西と静岡高がお互いに勝ち上がった場合、準々決勝で激突する組み合わせとなりました。2014年夏は決勝で静岡高が掛川西を下し、15年秋準々決勝では掛川西が静岡高にリベンジ。今年も伝統校同士の黄金カードが実現するのか。他校がシード校の牙城を崩すのか。見逃せないブロックです。

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【掛川西ブロック】

06281_2 シード・掛川西の隣のポケットに入ったのが浜松開誠館と下田。春の県初出場を果たした下田は長身右腕・露木省吾が大黒柱。露木が低めを丁寧につく本来の投球ができれば、浜松開誠館との試合は接戦になる可能性が高い。春の西部大会初戦敗退の浜松開誠館は、ここ数ケ月でどこまで戦力が上がっているのか楽しみ。
 開幕戦の常葉大橘と浜松日体も好カード。勝者が勢いに乗って勝ち進む可能性もある。そのほか、富士宮北の好左腕・神橋欣太郎と天竜の強打者・日高純平の対決も見物だ。

<写真/露木省吾(下田)>

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【静岡高ブロック】

06282_2 最大の焦点は聖隷クリストファーと浜名、どちらが静岡高と対戦することになるのか。聖隷クリストファーはエース・河合竜誠の調子がカギを握る。昨秋に比べて下半身が多くなり、スピードもアップ。進化した姿を期待したい。一方の浜名も、キレのいいストレートを投げ込む若松朋弥に安定感があり、捕手の神谷岳も強肩。両チームとも、バッテリーがしっかりとしているだけに、1点を争う緊迫した試合が予想される。
 市立沼津対伊豆中央は昨秋東部大会の再戦。昨秋は6対0で市立沼津が勝利したが、伊豆中央は一冬を越えて左腕の高橋諒が成長している。
 川島レオナルド斎藤ルーカス浩多のバッテリーが中心の星陵は、春の地区大会で1試合12三振を奪った左腕・鈴木啓太の榛原と対戦する。

<写真/神谷岳(浜名)>

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2017年6月25日 (日)

7月8日開幕! 夏の静岡大会展望①~藤枝明誠、島田商ブロック

06253 今日から4回に分けて、夏の大会の各ブロック別の展望をお届けします。
 まずは、藤枝明誠と島田商のブロック。シードの藤枝明誠と島田商は、昨秋から公式戦で3度対戦。2勝1敗で藤枝明誠が勝ち越しています。果たして、4回戦で4度目の対決があるのか。他校がシード校を撃破するのか。目が離せないブロックです。

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【藤枝明誠ブロック】

06251 好投手が多いブロックとなった。シード校の藤枝明誠はU18日本代表候補の久保田蒼布を擁する。低めの制球力が抜群で、大崩れがない投手だ。久保田以外にも、春の県準々決勝で島田商を完封した2年生・小野弘人も控え、投手陣が充実している。
 駿河総合も負けてない。春に急成長した大型左腕・関日向に加えて、右の寺坂優哉はストレート、変化球ともにキレがある。2人ともに安定感があり、打線次第では上位進出の可能性も十分にある。
 さらに、プロ12球団が視察した佐々木健(小笠)、2年生ながら最速141キロをマークする水野喬日(湖西)も楽しみ。昨秋の県大会で27イニング連続無失点をマークした片山源太を擁する静岡学園は浜松湖南と対戦。その片山と、先日の練習試合で1試合2本塁打をマークしたという好調の浜松湖南・松井謙志朗との対決は必見だ。そして、森下知幸監督を迎えてチームの雰囲気がガラリと変わった御殿場西もダークホースとして侮れない。

<写真/久保田蒼布(藤枝明誠)>

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【島田商ブロック】

062502 14チーム中、6チームが甲子園出場経験のあるブロック。その中で一歩抜け出しているのが、シードの島田商。エース・石原直弥が順調に仕上がり、野手陣も二塁手・海野英一、遊撃手・仁藤圭吾を中心にセンターラインがしっかりとしている。
 対抗するのは東部勢か。沼津東、桐陽、韮山、富士、加藤学園の有力校が集まった。桐陽と韮山は1回戦で対戦。発展途上の183センチ左腕・近藤蒼大(桐陽)と、上位から下位までバットを強く振る韮山打線が激突する。
 そのほか、昨秋、今春と成績が振るわなかったが、知将・安井信太郎監督が就任した静岡市立、1年生バッテリーの評判がいい城南静岡の巻き返しにも注目が集まる。

<写真/海野英一(島田商)>

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2017年6月24日 (土)

静岡大会の組み合わせが決定しました!

 本日、夏の静岡大会の抽選会が行われました。
 組み合わせ結果は以下をご覧ください。

★静岡県高校野球連盟
 http://shizuoka-hbf.com/wordpress/shbf/Databox/Game_summer.pdf

 開幕戦は常葉大橘対浜松日体となりました。常葉大橘・八木道政監督は「抽選前から開幕戦をやるなという予感があった。いい試合をやりたいね」とコメント。腰の故障に苦しんできた最速138キロ右腕・鈴木楓が復活した常葉大橘に対し、浜松日体は主砲・大隈郁也を中心に打線が活発。両チームともに、春は県大会に出場しているだけに、レベルの高い好ゲームが期待できそうです。
 なお、『静岡高校野球』編集部では、明日から4回に分けて、最新情報を交えながら各ブロック別の展望をお届けしたいと思います! 雑誌『静岡高校野球2017夏直前号』と合わせて読んでいただけると嬉しいです。(編集部・栗山)

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2017年6月22日 (木)

流しのブルペンキャッチャー・安倍昌彦氏が小笠を訪問!

06221_2 昨日のスポーツ新聞の全国版でも紹介され、この夏、一気に注目株となった190センチ右腕・佐々木健(小笠)。その噂を聞きつけ、今日は流しのブルペンキャッチャーこと、安倍昌彦氏がブルペンでの投球を見守りました。
 全力投球ではありませんでしたが、指にかかった時には、角度あるストレートがキャッチャーミットに突き刺さりました。安倍氏は実際にボールを受けませんでしたが、時折、「ナイスボール」と声をかけ、「彼の持っている能力からすれば、今発揮できているのは30パーセント程度。夏の大会が終わってから、秋から冬にかけても伸びる可能性が高い。その時には彼のボールを受けてみたい」と評価していました。
 いよいよ、今週末に夏の大会の抽選会が行なわれます。投げ終わったあと、佐々木に「対戦したいチームは?」と尋ねると「静高です。やっぱり一番強いチームだと思うので、どこまで通用するのか投げてみたい」と、気持ちが昂っている様子。この夏、どんな覚醒を見せるのか、楽しみです!

06222 安倍氏が、もう一人目をつけたのが、遊撃手の竹田有良。レギュラーではありませんが、キャッチボールやボール回しでの足運び、腕の使い方を見て、「もし自分が大学のスカウトなら、この選手が欲しい。ピッチャーで面白いのでは」と話していました。その後、実際にブルペンに入ると、ゆったりとしたフォームからベース上で伸びる独特のボールを投げ込みました。受けていたキャッチャーの松永彪も「キレが凄い」と、目を丸くしていたほど。高校に入ってから、投手経験はないそうですが、もしかしたら、小笠の秘密兵器になるかもしれない選手です。(編集部・栗山)

<写真上/佐々木健(左)の投球を見守った安倍昌彦氏(右)>
<写真下/スリークオーターの角度からキレのあるストレートを投げ込んだ竹田有良>

※小笠・佐々木健については、現在発売中の「静岡高校野球2017直前号」で詳しく紹介しています。

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2017年6月21日 (水)

「静岡高校野球2017夏直前号」訂正のお知らせ

 本日、「静岡高校野球2017夏直前号」が発売となりました。すでに多くの方に手に取っていただけているようで、嬉しい限りです。ありがとうございます!
 その中で3か所ほど、記述に誤りがございましたので、ここで訂正させていただきます。

★36ページの4段目9行目、王子・川口盛外投手の中学時代の所属チームは「安倍川シニア」ではなく、「北安倍シニア」でした。
★38ページ、王子・川口盛外投手のプロフィール欄の名前ですが、「かわぐち・もりと」ではなく、「かわぐち・たけと」でした。
★58ページの下段35行目、浜松商・瀬戸口優太投手の中学時代の所属チームは「浜松シニア」ではなく、「浜松南シニア」でした。

 関係者の皆様、読者の皆様にはご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。(「静岡高校野球」編集部)

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2017年6月20日 (火)

『静岡高校野球2017夏直前号』の取り扱い書店についてのご案内

 明日21日、「静岡高校野球2017夏直前号」が発売となります。今年は以下の130書店で取り扱っていただけることになりました。情報によると、すでに、今日の昼から店頭に並んでいる書店もあるそうです!

Hyoushi
<東部地区>
戸田書店函南店/マルサン書店駅北店/戸田書店富士宮店/戸田書店沼津店/BOOKSランケイ社/戸田書店リブレ裾野店/谷島屋富士宮店/戸田書店富士店/静岡谷島屋松岡ショップ/TSUTAYA御殿場店/マルサン書店仲見世店/TSUTAYA沼津学園通り店/マルサン書店サントムーン店/マルサン書店富士店/戸田書店御殿場店/三島ブックセンター/えみたすアピタ富士吉原店/長倉書店サントムーン店/大垣書店イオンモール富士宮店/焼津谷島屋アピタ大仁店/TSUTAYAすみや函南店/くまざわ書店三島店/サガミヤ広野店/あおい書店富士店/えみたすピアゴ香貫店/文盛堂書店/TSUTAYA函南店/岳陽堂書店/亀屋書店/TSUTAYA本吉原店/岩上書店/マルサン書店イシバシプラザ店/未来屋書店富士南店/富士江崎書店/TSUTAYAすみや三島店/文教堂大仁店(順不同)     

<中部地区>
MARUZENジュンク堂新静岡店/焼津谷島屋登呂田店/静岡谷島屋新流通店/戸田書店静岡本店/すみや平和町店/焼津谷島屋アピタ島田店/谷島屋呉服町店/戸田書店藤枝東店/吉見書店長田店/焼津谷島屋大富店/戸田書店城北店/吉見書店竜南店/島田書店花みずき店/いろは堂宮川店/谷島屋マークイズ静岡店/えみたす焼津店/アマノアクト北店/TSUTAYAすみや静岡本店/谷島屋高松店/戸田書店江尻台店/藤枝江崎書店駅南店/TSUTAYA相良店/柏屋書店/JACK/TSUTAYA清水辻店/えみたすピアゴ榛原店/TSUTAYA藤枝瀬戸新屋店/TSUTAYA藤枝瀬戸新屋店/TSUTAYA清水春日店/えみたすアピタ静岡店/TSUTAYAグランリバー大井川店/江崎書店ベイドリーム清水店/藤枝江崎書店BIVI店/シミズブックス/未来屋書店焼津店/TSUTAYA村松原店/未来屋書店蒲原店/未来屋書店イオン清水店/江崎書店イトーヨーカドー静岡店(順不同)   

<西部地区>
戸田書店リブレ菊川店/谷島屋イオンモール浜松店/江崎書店袋井店/谷島屋本沢合店/宮脇書店掛川店/戸田書店掛川西郷店/谷島屋サンストリート浜北店/谷島屋浜松本店/アマノ 三方原店/宮脇書店磐田浅羽店/TSUTAYA佐鳴台店/えみたすピアゴ浜松泉町店/アマノ入野店/谷島屋三方原店/TSUTAYAすみや磐田南店/えみたすアピタ浜北店/未来屋書店袋井店/三洋堂書店磐田店/アマノ書店有玉店/Booksびさい堂(掛川)/ぶっくす三峰下石田本店/谷島屋アピタ磐田店/アマノ書店高丘店/谷島屋エキマチ店/明屋書店イケヤ湖西店/三原屋書店アピタ掛川店/豊文堂(三ケ日)/明屋書店イケヤ磐田東店/谷島屋連尺店/菊川佐塚書店/ブックハウス浜北/くまざわ書店沼津アントレ店/TSUTAYA押切店/明屋書店イケヤ高丘店/天竜谷島屋(二俣)/夢屋書店アピタ初生店/本の王国ザザシティ浜松店/ブックスかわむら/三原屋書店中央店/天野書店/中央堂書店/未来屋書店浜松西店/谷島屋医大病院売店/ブックセンター豊文堂豊岡店/本の王国浜松西店/ジャンボTSUTAYA浜松中央店/未来屋書店浜松市野店/明屋書店イケヤ高林店/精文館書店領家店/精文館書店豊田町店/本の王国浜松雄踏店/明屋書店渡瀬店/谷島屋ららぽーと磐田店/TSUTAYA袋井国本店/谷島屋書店磐田店(順不同) 

<関東地区>
東京神保町・書泉グランデhttps://www.shosen.co.jp/

<Amazon> 
https://www.amazon.co.jp/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%832017%E5%A4%8F%E7%9B%B4%E5%89%8D%E5%8F%B7-%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83-%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4990957407/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1497938947&sr=1-1

※Amazonは6月27日発売となります。

★「静岡高校野球2017夏直前号」の目次はこちらになります。
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2017/06/2017-f097.html          

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2017年6月17日 (土)

東海大静岡翔洋中、全国出場ならず

★6月17日 全日本少年軟式野球東海大会 代表決定戦1回戦  熱田球場 晴   

  チーム
サンリッツ 0 0 0 0 0 2 1 3
東海大翔洋中 0 0 0 0 0 0 2 2

 今日は愛知・熱田球場へ。全日本少年軟式野球大会の東海大会に行ってきました。
06171 静岡代表の東海大静岡翔洋中は1回戦でサンリッツ(愛知)と対戦。エース左腕・鈴木瞳吾をヒジの故障で欠く中、先発の戸塚陽斗がランナーを出しながらも粘りの投球を見せ、5回まで無失点に抑えます。しかし、6回に2点、7回に1点を失って厳しい展開に。打線は土壇場の7回裏に相手投手の乱調に乗じて2点を返して反撃。さらに一死満塁のチャンスを作り、球場全体が逆転ムードに包まれましたが、最後はあと一本が出ず。惜しくも横浜スタジアムへの道は絶たれました。
 もう一つの夏の全国につながる大会、中体連はすでに来週から予選の試合が組まれているとのこと。この悔しさを生かし、全国で勝てるチームを目指して欲しいです。(編集部・栗山)

東海大静岡翔洋中・弓桁義雄監督
「最後は諦めない姿勢を見せてくれたが、まだ甘さがあった。細かいことができるようにならないと、このレベルでは勝てない。もう一度、中体連に向けてチームを作っていきたい」

東海大静岡翔洋中・戸塚陽斗投手
「緊張はあったけど、とにかく点を取られないピッチングがしたかった。悔しいです…。中体連は全国で優勝できるようにレベルを上げていきたい」 

<写真/戸塚陽斗(東海大静岡翔洋中)>

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2017年6月16日 (金)

大学野球のチャンピオンシップで注目!~静岡大・直井宏輔

 明日から「東海地区大学野球チャンピオンシップトーナメント2017」が始まります。東海地区に加盟する全19校が参加。部員数が多い大学は2チームに分かれて戦います。全国につながる大会ではありませんが、これまで出場機会が少なった選手にとっては大きなアピールの場となります。

06161 今大会、僕が注目しているのは静岡大Bチーム(3年生中心)で参加する静岡市立出身の直井宏輔(3年)。右のスラッガーとして1年秋のリーグ戦では日大国際関係部のエース・日下部啓太から二塁打を含む2安打の活躍。パワフルなスイングが持ち味の選手です。しかし、この春は打撃フォームを崩し、スタメンの機会が減っていただけに、心配になっていました。
 春のリーグ戦後、打ちにいく際、左足を大きく上げていたフォームからすり足にチェンジ。結果、フォームでのブレがなくなり、練習では長打を連発しているそうです。「あとは実戦でどこまで打てるか試してみたい」という直井。初戦を勝てば、リーグ4連覇中の日大国際関係学部と対戦する可能性もあるだけに、スイッチが入っている様子です。
「日大国際を破らないことには、全国には行けないと思っています。秋に向けて、このトーナメントで相手に嫌やイメージを植え付けたいです」
 秋は明治神宮大会を目指す静岡大。この直井がブレイクすれば、チャンスは広がってくるでしょう。(編集部・栗山)

◆直井宏輔(静岡大/内野手)
1997年3月18日生まれ、静岡県焼津市出身。小学生時代は「焼津アトムズ」に所属。焼津豊田中を経て、静岡市立へ。高校3年夏は6番打者として、県4回戦進出。静岡大では1年秋からリーグ戦に出場する。175cm88Kg、右投右打。

★「東海地区大学野球チャンピオンシップトーナメント2017」の日程表はこちらから→「championship2017.pdf」をダウンロード

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2017年6月14日 (水)

「静岡高校野球2017夏直前号」内容のご紹介!

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「静岡高校野球2017夏直前号」
6月21日発売
60ページ/定価650円

 6月21日発売の「静岡高校野球2017夏直前号」の編集作業が一通り終了し、あとは印刷を待つのみとなりました。そこで今日は目次と内容の紹介をさせて下さい。
 今年の特集は「リベンジの夏」。 夏のリベンジに燃える選手や注目チームに徹底取材を敢行しました。
 毎年恒例の「注目選手名鑑100」では1年間編集部が追いかけてきた中から独自に100選手をピックアップ。各選手の細かな特徴まで掲載しているので、抽選会が終わった後や観戦時に一緒に見ると、より大会が楽しめると思います。
 さらに今年も「注目監督名鑑」「1年生特集」などディープな内容も盛り込みました。また、初の試みとしては応援に着目。名門・浜松商吹奏楽部にお邪魔し、夏の応援に向けて、どんな取り組みを行っているのか伺ってきました。
 今年は以下のようなラインナップになっています。部数は余裕をもって作っていますが、もしご心配な方は、先に書店さんに注文していただけると嬉しいです!

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観戦時必携!この夏、見逃せない100選手をピックアップ
2017注目選手名鑑100

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[特集] リベンジの夏


静高の左右両輪エースが語る夏への誓い
竹内奎人×池谷蒼大(静岡高)
すべては全国制覇のために。

静高の打撃を進化させる新コーチ
小田義人(静岡高コーチ)
「伝えているのは基本的なことだけ」

最速143キロの剛腕が復活!
海野陽日(日大三島)
「待ってろ、 甲子園」

静岡のテッペンを目指す身長160センチ右腕
及川 遼(掛川東)
「小さくても、勝てる」

富士宮北
「甲子園のセンターポールに宮北の旗を」

藤枝明誠

「一心になれ!」

湖西

「いい顔で野球をやろう」

裾野
「少人数でも勝つ野球」

相良
「可能性は無限にある!」

袋井・鈴木彰洋監督が感じた甲子園までの距離
「もう一度、あの舞台へ」

[静岡高校野球ノンフィクション]
2人のエース
~静岡高・川口盛外&鶴田健太が歩んだ121日~

名門・浜松商吹奏楽部を訪問!
伝統の「音」をつなぐ

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注目選手に聞く! 10の質問
佐竹陽希(沼津東)/比屋根彰人(飛龍)/飯澤万里(東海大静岡翔洋)/片山源太(静岡学園)/仁藤圭悟(島田商)/佐々木健(小笠)/日高純平(天竜)

2016年夏の静岡大会2回戦
東海大静岡翔洋×静岡市立
~あの激闘をベンチの視点から振り返る~

新監督からベテラン監督まで14名を紹介!
2017注目「監督」名鑑

進路指導室2017
編集部が強豪大学に潜入! 上武大編
「本気でやりたかったらウチに来なさい」

全国の静岡関連選手を追いかける!
帰ってきた旅する編集者H

静岡高校野球「新世代」到来
今年のスーパー1年生は誰だ!

中学野球スカウティングレポート〈2017夏〉

あの選手はどこへ?
昨夏静岡を盛り上げた選手たちの進路リスト

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<販売問い合わせ>
しずおかオンライン
電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301
http://www.esz.co.jp/

※東京では、書泉グランデ(神田神保町)にて発売します。

★Amazon『静岡高校野球2017夏直前号』
https://www.amazon.co.jp/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%832017%E5%A4%8F%E7%9B%B4%E5%89%8D%E5%8F%B7-%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83-%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4990957407/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1497401591&sr=1-1

※Amazonでは6月27日の発売を予定しています。

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2017年6月13日 (火)

静岡高・池谷蒼大、順調な仕上がりをアピール!

06131  日曜日は岡崎市民球場へ。静岡高と玉野光南(岡山)の練習試合を見てきました。玉野光南には最速148キロを誇るプロ注目投手がいるということで、静岡高打線との対決が楽しみでしたが、残念ながら登板せず。静岡高が14対1(7回コールド)で勝利しました。
 先発の池谷蒼大は7回を投げて、被安打3、失点1の投球。ピンチになると一段階ギアを入れるなど、昨秋からの進化を見せてくれました。夏に向けて、順調に調整が進んでいるようです。
 その池谷については、6月21日発売の『静岡高校野球2017夏直前号』でも紹介します。センバツの大阪桐蔭戦の話もたっぷりと聞いてきましたので、そちらも読んでいただけると嬉しいです。(編集部・栗山)

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2017年6月12日 (月)

定期戦 清水東vs清水桜が丘

★6月10日 第5回清水東対清水桜が丘定期戦 清水庵原球場 晴   

  チーム
清水桜が丘 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
清水東 0 0 0 0 0 1 1 1 × 3

(桜)遠藤、野村-長澤
(東)望月、橋口、土屋-溝部

▽二塁打=長澤、野村、羽山(桜)川口、田中、溝部(東)

 土曜日は清水東と清水桜が丘の定期戦を見てきました。
06121 試合は清水東・望月航平、清水桜が丘・遠藤龍成の両エースで投げ合いで進みます。
 均衡が破れたのは6回でした。清水東は2番・川口貴大の二塁打を足掛かりにチャンスを作り、4番・溝部修平の犠飛で1点を先制します。さらに、7回に1点に加えると、8回には溝部のタイムリーでリードを広げます。
 一方、春季大会で常葉大菊川相手に、終盤に7点差を大逆転した清水桜が丘はこの日も粘り強さを発揮。9回、途中出場・野村裕樹、1番・羽山翼の連続タイムリー二塁打で1点差まで詰め寄って見せ場を作りました。(編集部・栗山)

<写真/8回にタイムリー二塁打を放った溝部修平(清水東)>
 

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2017年6月 9日 (金)

『静岡高校野球2017夏直前号』表紙が完成!

Hyoushi2017_6 今年も『静岡高校野球』の発売が決定しました! 発売日は県内書店では6月21日になります。(もしかしたら、発売日より、1日早く店頭に並ぶ可能性はあります)

 今年は海野陽日(日大三島)、比屋根彰人(飛龍)、奥村光一(東海大静岡翔洋)、中田悠斗(藤枝明誠)、池谷蒼大(静岡)、佐々木健(小笠)の6選手に表紙を飾ってもらいます。
 特集は「リベンジの夏」。例年通り、表紙のバックの色は青ですが、デザイナーさんにお願いし、暑い夏がさらに燃え上がるようなイメージで作ってみました。
 目次や内容は来週、ブログで紹介する予定です。もう少々、お待ちください。(静岡高校野球』編集部)

★販売問い合わせ先
しずおかオンライン
電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301 http://www.esz.co.jp/
※県内の販売はしずおかオンラインさんに委託しています。お問い合わせはしずおかオンラインさんにお願いします。
※アマゾンでは、少し遅れて6月27日頃の発売を予定しています。

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2017年6月 8日 (木)

定期戦 常葉大菊川vs常葉大橘

★6月8日 常葉大学付属高校野球定期戦2017 草薙球場 雨   

 チーム
常葉大菊川 1 0 0 0 1 0 0 0 0 2
常葉大橘 1 0 0 0 1 0 0 1 × 3

(菊)安井、榛村-根来
(橘)鈴木楓-夏目

▽二塁打=鈴木楓(橘)
▽三塁打=紅林、佐藤、加部(橘)
▽本塁打=奈良間、藤原(菊)

 昨日は常葉大菊川と常葉大橘の定期戦を見てきました。注目は腰の故障で春の大会の登板を見送っていた鈴木楓の状態でした。
 初回、いきなり、1番・奈良間大己に先頭打者本塁打を浴びましたが、その後はキレのあるストレートとチェンアップを武器に、要所を締めたピッチング。徐々にテンポも良くなり、最後まで投げ抜きました。今年に入って、完投したのはこの試合が初めてだとのこと。試合後、「今日の定期戦に合わせて調整してきました。不安はもうあり06081ません」と力強いコメントを残してくれました。
 球速は133キロ止まりで、まだまだ調整段階だと思いますが、鈴木楓がマウンドに上がると、やっぱりチーム全体が引き締まります。
 打線では「2番センター」の佐藤大輔が良かったです。初回に犠飛、5回には左中間を破る三塁打を放ち、次打者の外野フライで生還と2得点に絡む活躍。バットが内から素直に出て、スイングがきれい。足も速く、今後が楽しみな2年生です。
 一方、昨年はこの定期戦での大勝をきっかけに、一気に甲子園まで登りつめた常葉大菊川。今年は1点差で敗れましたが、収穫もありました。
06082 驚いたのは6回を投げて2失点と役割を果たした安井龍の投球フォームです。数試合前から腕を下げていたそうで、これがピタリとはまっています。腕の位置はスリークオーターとサイドの中間あたり。上半身と下半身がマッチするようになり、低めにコントロールできる制球力を身につけました。スピードも最速で135キロをマーク。横滑りのスライダーもキレて、これまでとは違うピッチャーに変身していました。
 また、2番手の左腕・榛村大吾もしっかりと腕が振れていました。この日、エースの漢人友也は未登板でしたが、安井、榛村が調子を上げているのは、2年連続の甲子園を目指す常葉大菊川にとっては大きいでしょう。(編集部・栗山) 

<写真上/2得点に絡む活躍を見せた佐藤大輔(常葉大橘)>
<写真下/腕の位置を下げ、安定感が増した安井龍(常葉大菊川)>   

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2017年6月 6日 (火)

上武大・小豆澤誠(飛龍出身)ミニインタビュー

 昨日から全日本大学野球選手権が始まりました。静岡県関連選手では、何と言っても、上武大・小豆澤誠(飛龍出身)に注目が集まります。この春のリーグ戦では、打率・438で首位打者となり、最高殊勲選手、ベストナインを獲得。今秋のドラフト候補にも名前が挙がっています。そんな小豆澤に先日、少し話を伺ってきました!

06061――まずは大学に入学した頃の話からお聞きしたいのですが、強豪の上武大で1年秋からいきなりベンチに入ったと聞き、驚きました。
小豆澤 上武大は、1軍から3軍に分かれているのですが、最初は私も3軍からのスタートでした。1年の秋にセカンドのレギュラーの方がケガをしたり、控えのセカンドの方がピッチャーに転向したりと、偶然が重なりました。とにかく、最初は声だけで、必死に頑張ってきました。監督さんからも「お前は声だけでベンチにいれた」って言ってもらいました。
――その後、2年の秋からショートになります。高校時代は「セカンドの小豆澤」という印象が強かったので、これにも驚きました。
小豆澤 ショートを守っていた選手が肩を痛めて投げられなくなって、その間、私がショートを守ったことがきっかけです。
――谷口英規監督によると、かなりの練習量をこなしたそうですね。
小豆澤 最初は送球面で少し、戸惑いました。一塁送球の時、セカンドよりも距離が離れているので、三遊間の送球が安定しなくて苦手でした。でも、何とか必死で練習して、今はセカンドよりも、ショートの方がしっくりきます。
06062_2――この3年間で一番成長した部分はどのあたりになりますか?
小豆澤 周りを見られるようになったことです。高校の時は自分のことで精一杯でしたが、大学生になって、心の余裕が出来たと思います。
――今季は副キャプテンという立場ですよね。
小豆澤 はい。監督さんからしたら、まだまだ足りない部分はあると思いますが、人間的に少しは成長できているのかなと感じています。
――では、大学選手権を期待しています。
小豆澤 チームの目標が日本一ですので、部員220人全員で成し遂げたいと思います。

 上武大は本日、神宮球場の第3試合で福井工大と対戦します。リーグ戦の好調を維持し、一気に全国区の選手になってもらいたいです!(編集部・栗山)

■小豆澤誠[あずきざわ・まこと]
1995年4月12日生まれ、大阪府出身。中学時代は「大阪福島シニア」でプレー。飛龍に進学後、2年秋からレギュラー。1番打者として19年ぶりの東海大会出場に貢献した。3年夏の県大会では、聖隷クリストファー・鈴木翔太(現中日)から先頭打者本塁打を放つ。大学では2年春からレギュラー。今春は首位打者となり、最高殊勲選手を獲得した。

★小豆澤誠の高校時代の記事はこちら→
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/01/2013-00e4.html
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/01/2013-775e.html

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2017年6月 5日 (月)

定期戦 浜松商vs浜松工

★6月3日 第27回浜商浜工野球定期戦 浜松球場 晴   

 チーム
浜松工 0 0 0 2 1 0 1 1 0 5
浜松商 0 0 0 0 0 2 1 0 5 8

(工)横山、西川-長谷川
(商)河野、宮本、青野、中山陣、増田-宮野晃、鈴木悠

06051_2<最優秀選手賞>加藤魁星(浜松商)
<優秀賞>伴雄太(浜松商)
<敢闘賞>岡武輝(浜松工)

 浜松商が4年ぶりに浜松工との定期戦で勝利しました。2点を追う9回裏、2死無走者から満塁のチャンスを作ると、5番・加藤魁星の放った打球はレフトスタンドへ。劇的な満塁サヨナラ本塁打となりました。加藤は「ここ最近、打撃の状態は良かった。みんなが、つないでくれたので何とか打ちたかった」と喜びの表情。浜松商にとっては、夏の大会に向けて弾みがつく、大きな勝利になりました。
06052 一方の浜松工は先発の横山拓海が6回を2失点に抑える好投。角度のあるストレートと縦のスライダーが良かったです。昨秋と今春は県大会を逃した浜松工ですが、打線の力はあるだけに、この横山がしっかり投げることができれば、夏は上位進出も期待できると思います。

 また、午前中に行われた新人戦は5対1で浜松商が勝利。「今年の浜商の1年生はいい」と聞いていましたが、その噂通りの実力を持った選手ばかりでした。先発の瀬戸口優太は完投勝利。体全体を使うバランスのいいフォームで投げっぷりもいいです。野手では「1番セカンド」の藤本匠哉が4安打の活躍。シャープなスイングに加え、守っても前の打球に対するスタートとグラブさばきが良く、今後が楽しみです。浜松工では「4番センター」の塩﨑栄多が気になりました。181センチの大柄で、足もあります。走攻守の三拍子が揃った選手に成長して欲しいです。(編集部・栗山)

<写真上/サヨナラ満塁本塁打を放ち、最優秀選手賞を獲得した加藤魁星(浜松商)>
<写真下/安定感のある横山拓海(浜松工)>

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