定期戦 常葉大菊川vs常葉大橘
★6月8日 常葉大学付属高校野球定期戦2017 草薙球場 雨
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
常葉大菊川 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
常葉大橘 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | × | 3 |
(菊)安井、榛村-根来
(橘)鈴木楓-夏目
▽二塁打=鈴木楓(橘)
▽三塁打=紅林、佐藤、加部(橘)
▽本塁打=奈良間、藤原(菊)
昨日は常葉大菊川と常葉大橘の定期戦を見てきました。注目は腰の故障で春の大会の登板を見送っていた鈴木楓の状態でした。
初回、いきなり、1番・奈良間大己に先頭打者本塁打を浴びましたが、その後はキレのあるストレートとチェンアップを武器に、要所を締めたピッチング。徐々にテンポも良くなり、最後まで投げ抜きました。今年に入って、完投したのはこの試合が初めてだとのこと。試合後、「今日の定期戦に合わせて調整してきました。不安はもうありません」と力強いコメントを残してくれました。
球速は133キロ止まりで、まだまだ調整段階だと思いますが、鈴木楓がマウンドに上がると、やっぱりチーム全体が引き締まります。
打線では「2番センター」の佐藤大輔が良かったです。初回に犠飛、5回には左中間を破る三塁打を放ち、次打者の外野フライで生還と2得点に絡む活躍。バットが内から素直に出て、スイングがきれい。足も速く、今後が楽しみな2年生です。
一方、昨年はこの定期戦での大勝をきっかけに、一気に甲子園まで登りつめた常葉大菊川。今年は1点差で敗れましたが、収穫もありました。 驚いたのは6回を投げて2失点と役割を果たした安井龍の投球フォームです。数試合前から腕を下げていたそうで、これがピタリとはまっています。腕の位置はスリークオーターとサイドの中間あたり。上半身と下半身がマッチするようになり、低めにコントロールできる制球力を身につけました。スピードも最速で135キロをマーク。横滑りのスライダーもキレて、これまでとは違うピッチャーに変身していました。
また、2番手の左腕・榛村大吾もしっかりと腕が振れていました。この日、エースの漢人友也は未登板でしたが、安井、榛村が調子を上げているのは、2年連続の甲子園を目指す常葉大菊川にとっては大きいでしょう。(編集部・栗山)
<写真上/2得点に絡む活躍を見せた佐藤大輔(常葉大橘)>
<写真下/腕の位置を下げ、安定感が増した安井龍(常葉大菊川)>
| 固定リンク
「静岡県中部地区」カテゴリの記事
- 【静商静高定期戦】静高が石垣の成長を刻む一打で勝利!(2025.05.09)
- 注目左腕・内藤優央(静清)が昨春甲子園出場校相手に登板!(2025.03.13)
- 【静岡市内大会】静岡商が山崎の好投で注目カードを制す!(2024.10.19)
- 秋季県大会、この選手に注目!~秋山創大(常葉大橘)(2024.09.10)
「静岡県西部地区」カテゴリの記事
- 【招待試合】湖西の注目左腕・佐々木琉嘉が早実相手に好投!(2025.05.18)
- 【浜松西vs浜松北定期戦】注目右腕・柿澤が「由伸フォーム」で進化!(2025.04.12)
- 【中遠大会】掛川東が中川の投打による活躍で2連覇!(2024.12.01)
- 浜松西が創立100周年を記念して慶應義塾を招く!(2024.10.11)
- 秋季県大会、この選手に注目!~佐藤塁唯(浜松工)(2024.09.12)
コメント