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2017年6月 8日 (木)

定期戦 常葉大菊川vs常葉大橘

★6月8日 常葉大学付属高校野球定期戦2017 草薙球場 雨   

 チーム
常葉大菊川 1 0 0 0 1 0 0 0 0 2
常葉大橘 1 0 0 0 1 0 0 1 × 3

(菊)安井、榛村-根来
(橘)鈴木楓-夏目

▽二塁打=鈴木楓(橘)
▽三塁打=紅林、佐藤、加部(橘)
▽本塁打=奈良間、藤原(菊)

 昨日は常葉大菊川と常葉大橘の定期戦を見てきました。注目は腰の故障で春の大会の登板を見送っていた鈴木楓の状態でした。
 初回、いきなり、1番・奈良間大己に先頭打者本塁打を浴びましたが、その後はキレのあるストレートとチェンアップを武器に、要所を締めたピッチング。徐々にテンポも良くなり、最後まで投げ抜きました。今年に入って、完投したのはこの試合が初めてだとのこと。試合後、「今日の定期戦に合わせて調整してきました。不安はもうあり06081ません」と力強いコメントを残してくれました。
 球速は133キロ止まりで、まだまだ調整段階だと思いますが、鈴木楓がマウンドに上がると、やっぱりチーム全体が引き締まります。
 打線では「2番センター」の佐藤大輔が良かったです。初回に犠飛、5回には左中間を破る三塁打を放ち、次打者の外野フライで生還と2得点に絡む活躍。バットが内から素直に出て、スイングがきれい。足も速く、今後が楽しみな2年生です。
 一方、昨年はこの定期戦での大勝をきっかけに、一気に甲子園まで登りつめた常葉大菊川。今年は1点差で敗れましたが、収穫もありました。
06082 驚いたのは6回を投げて2失点と役割を果たした安井龍の投球フォームです。数試合前から腕を下げていたそうで、これがピタリとはまっています。腕の位置はスリークオーターとサイドの中間あたり。上半身と下半身がマッチするようになり、低めにコントロールできる制球力を身につけました。スピードも最速で135キロをマーク。横滑りのスライダーもキレて、これまでとは違うピッチャーに変身していました。
 また、2番手の左腕・榛村大吾もしっかりと腕が振れていました。この日、エースの漢人友也は未登板でしたが、安井、榛村が調子を上げているのは、2年連続の甲子園を目指す常葉大菊川にとっては大きいでしょう。(編集部・栗山) 

<写真上/2得点に絡む活躍を見せた佐藤大輔(常葉大橘)>
<写真下/腕の位置を下げ、安定感が増した安井龍(常葉大菊川)>   

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