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2017年7月25日 (火)

夏の静岡大会準決勝(7月25日)~草薙球場レポート

★7月25日 夏の静岡大会準決勝 第1試合 草薙球場 晴   

 チーム 10 11 12 13 14
浜松商 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 3
日大三島 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 3 4

<延長14回サヨナラ>

(浜)河野、中山、増田、中山-原田
(日)海野、土屋-塩谷
▽二塁打=長尾、海野(日)
▽三塁打=藤井(日)

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 今大会、継投策で勝ち上がってきた浜松商。今日も先発の河野凌佑が3回を無失点に抑えると、4回から2番手の中山陣汰が好投を見せる。
 一方の日大三島は不調に苦しんできたエース・海野陽日が立ち上がりを無難に乗り切ると、徐々にエンジンがかかってくる。球質の重いストレートに加え、スライダーとチェンジアップが冴える。
 均衡が破れたのは7回だった。浜松商が走者を三塁に置き、パスボールで1点を先制する。しかし、日大三島は土壇場の9回、3番・長尾樹、4番・藤井将智の連続長打で同点に追いつく。
 試合は延長戦へ。浜松商は3番手の増田理人がランナーを背負いながらも、踏ん張り続ける。延長13回の前に増田が熱中症の影響で足がつると、再び中山がマウンドに上がって無失点にしのぐ。すると、直後の14回、8番・原田悠汰のライト前タイムリーで勝ち越し。さらに押し出しでリードを2点に広げる。
 ところが、日大三島は諦めなかった。その裏、2死満塁のチャンスから2番・原海斗のタイムリーで2者が生還して同点に。さらに、3番・長尾樹がライト前タイムリーを放ち、激闘に終止符を打った。

日大三島・川口剛監督
「海野は今大会一番のピッチングだった。よく粘って投げてくれた。チーム力が上がり、自分達の野球ができている。一人ひとりが役目を果たしているのが大きい」

日大三島・海野陽日投手(189球を投げ抜く力投)
「これまで、みんなに助けられてばかりだったので、今日は15回まで投げるつもりでいました。ストレートとスライダーのキレが良かったと思います」

<写真/激闘を制した日大三島ナイン>

★7月25日 夏の静岡大会準決勝 第2試合 草薙球場 晴   

 チーム
藤枝明誠 0 3 1 1 1 1 1 0 6 14
静岡 3 1 0 2 0 0 0 0 × 6

(藤)久保田-服部
(静)池谷、鈴木、竹内、池谷-森
▽二塁打=清水、久保田(藤)黒岩、森(静)
▽三塁打=服部(藤)村松(静)
▽本塁打=成瀬(静)

07252 藤枝明誠が23安打14得点の猛攻で初の決勝進出を決めた。
 3点を追う2回、2死から7番・一戸輝彦からの3連打など同点とする。その後、静岡高にリードを許すも、5回に同点とすると、6回には4番・中田悠斗の犠飛で勝ち越す。さらに、7回に9番・西村竜馬のタイムリーでリードを広げた。
 投げては久保田蒼布が「最後まで気持ちを切らさずに投げることができた」と、5回から8回を2安打無失点に抑える。そして、9回には6安打を集中し、一挙6点を奪って試合を決めた。
 静岡高は4回に4番・成瀬和人がレフトスタンドへ豪快な一発を放ったが、それ以降、打線が沈黙。春夏連続の甲子園出場は叶わなかった。

藤枝明誠・光岡孝監督
「予想外の展開でした。静高さんよりも、少しウチに運が味方してくれたのかなと。池谷君に対しては球種で絞るよりも、高さで絞らせた。それにしても、ここまで打つとは。昨年秋の新チームから左投手の対策をしてきた。その結果が出たのかなと思う」

藤枝明誠・西村竜馬遊撃手(5打数5安打3打点の活躍)
「甘いボールをセンター中心に、どんどん振っていこうという意識でした。その結果、逆方向にもいい打球が飛びました」

<写真/今後が楽しみな2年生の好遊撃手・西村竜馬(藤枝明誠)>

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