シニア日刊スポーツ杯で見つけた金の卵
前日、髙田琢登(静岡蒲原シニア)の139キロのボールを目撃して度肝を抜かれたのですが、まだまだこの世代に原石が眠っているはずと、昨日はシニアの日刊スポーツ杯県夏季大会に行ってきました。向かったのは富士シニアグランド。伊豆市シニア、富士シニア、掛川シニア、浜松南シニアBの4チームを見てきました。
第1試合は伊豆市シニア対富士シニア。まず注目したのは富士シニアのエース左腕・天野甲大です。身長172センチと聞いていましたが、マウンドに立つと、それ以上に大きく見えるタイプでした。初回、2回は無失点に抑える上々の立ち上がり。バランスのいいフォームから低めにボールが伸び、安定感が際立っていました。しかし3回、突如、足がつってしまったようで、球威が落ちて失点。惜しくもマウンドを降りましたが、高校で伸びる要素をたくさん持っている楽しみな選手です。打撃フォームもきれいで3回にはセンターオーバーの二塁打を放ちました。
試合は伊豆市シニアが6対4で勝利。流れを呼び込んだのは3回から7回を1失点に抑える好投を見せた滝口洋介でした。3点ビハインドの場面でマウンドに上がると、勢いのあるフォームと球威で勝負。時折、球が荒れる場面もありましたが、それでも打者が手を出してしまうほど、ボールに力強さがありました。縦に落ちるスライダーも良かったです。
第2試合は掛川シニアが4対1で浜松南シニアBを下しました。
掛川シニアは3年生が4人と少ないのですが、その中で目を引いたのは「4番キャッチャー」で出場した荻原大輝。バッターボックスでの構えの雰囲気が良く、スイングスピードが一人抜けています。この日は2打数2安打2四球。第3打席の右中間を破る二塁打は、火の出るようなライナー性の打球でした。緩いボールにも体が突っ込まず、自分の懐まで呼び込み、一球で仕留めるスラッガーとしての要素を持っています。また、6回と7回はマウンドへ。2イニングを無失点に抑えました。
一方、浜松南シニアBでは先発した左腕・大村周雅の今後に期待したいです。長身の上に肩、ヒジが柔らかいです。中学から野球を始めたということで球速アップはこれからですが、大きい左腕は魅力です。(編集部・栗山)
<写真/上から天野甲大(富士シニア)、滝口洋介(伊豆市シニア)、荻原大輝(掛川シニア)>
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