「第1回48(ヨンパチ)ベースボールカップ」が開催されました!
「秋の大会前に腕試しを――」
昭和48年生まれの指導者が集まり、新たな大会が開催されました。名付けて、「48(ヨンパチ)ベースボールカップ」。県内に昭和48年生まれの指導者が多く、大会形式にして、選手のモチベーションを高めようという狙いから始まりました。
第1回大会に参加したのは富士宮東、伊豆中央、焼津水産、島田樟誠、藤枝北、浜松西、新居、静岡東の計8校。7月30日に3会場で予選を行い、伊豆中央、藤枝北、浜松西が8月8日の決勝トーナメントに進出しました。
◆決勝トーナメント<8月8日・藤枝総合運動公園>
浜松西 6-0 藤枝北
伊豆中央 5-5 浜松西
(延長10回タイブレーク:伊豆中央 2-1 浜松西)
藤枝北 9-3 伊豆中央 第1回大会を制したのは浜松西です。第1試合の藤枝北戦で、先発の岩田旭生(175cm72Kg、右投左打)が4安打完封。真上から投げ下ろす本格派タイプで、130キロを超えるストレートと縦のスライダーが冴え渡りました。第2試合は、伊豆中央相手にタイブレークの末に敗れたものの、得失点差の関係で優勝を飾りました。この試合で完投した1年生右腕・平野駿(169cm64Kg、右投右打)も、フォームのバランスと腕の振りが良かったです。浜松西はここ数年、打撃のチームのイメージが強かったのですが、新チームにはそれにプラスして投手陣も安定しています。
佐藤光監督は「第2試合はミスもあり、必ずしも喜べた優勝ではないが、大会という緊張感を持った中で戦えた経験はすごく大きい」と、秋の大会に向けての収穫を口にしていました。
準優勝は得失点で並んだ藤枝西と伊豆中央の2校。藤枝西は第3試合で「6番ファースト」の興津颯(166cm75Kg、右投左打)が2安打3打点の活躍。2回に右中間、3回に左中間と広角に長打を打ち分けました。パワーがあって、楽しみな選手です。
今夏、ベスト16入りで旋風を起こした伊豆中央は「4番ファースト」の菊地航亮(176cm70Kg、右投右打)が藤枝北戦で先制打となるライトオーバーの三塁打。夏の静岡高戦でも安打を放っている強打者です。伊豆中央はその他にも、この夏を経験したメンバーがいるので、秋も注目です。
実は、今回の8校以外にも、県内には昭和48年生まれの指導者がいるそうで、浜松西の佐藤監督によると、来年以降はもう少し規模を大きくしていきたいとのことです。今後、どのように発展していくのか、楽しみにしたいと思います。(編集部・栗山)
<写真/上から岩田旭生(浜松西)、興津颯(藤枝北)、菊地航亮(伊豆中央)、優勝トロフィーを手にする山本宜豊部長(浜松西)>
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