秋季県大会1回戦(9月18日)~草薙球場レポート
台風18号の影響で2日遅れで県大会が開幕! 昨日は1回戦9試合が行われ、草薙球場では磐田東が今夏覇者の藤枝明誠を撃破しました。2回戦は23日、24日に愛鷹球場、浜松球場で実施されます。
★第1試合 磐田東 7-6 藤枝明誠
磐田東が逆転で、今夏甲子園出場の藤枝明誠を下した。6点を追う6回に3番・武内勇賢のタイムリーなどで2点を返して反撃。7回には4点を奪い6対6の同点に追いつき、なおも2死一二塁から6番・今口颯真のセンター前安打で勝ち越した。その裏から最速137キロ右腕・森口千聡がマウンドへ。9回に1死二塁のピンチを作ったが、「1点取られてもオッケー、開き直って投げた」と力強く腕を振って、後続を抑えた。藤枝明誠は4番・秋山玲津己の2ラン本塁打などで、5回までは理想的に試合を進めたが、磐田東に傾いた流れを止めることができなかった。
磐田東・山内克之監督
「展開としては負け試合。力はないけどよく頑張った。森口はこれまで、肩痛の影響で満足に投げることができていなかったけど、高校に入ってから初めて3イニングを放った。やっと仕事をしてくれた。とにかく明誠さんに勝てたことは大きい。選抜を狙いたいね」
<写真/最後の打者をショートフライに仕留め、ガッツポーズを見せる森口千聡(磐田東)>
★第2試合 静岡商 9-3 吉原
静岡商は初回、4番・市川貴也のタイムリーで1点を先制。2回に2点を許すも、直後の3回に6番・古屋悠翔の犠飛などで逆転する。先発の古屋は、ランナーを出しながらも130キロ台中盤のストレートを武器に要所を締める投球。すると、打線が終盤に爆発。9回には4本の二塁打などで畳みかけ、一挙4点を奪って試合を決めた。一方、吉原はランナーを出すと、確実にバントで進める手堅い野球で静岡商を苦しめたが、最後に力尽きた。
静岡商・髙田晋松監督
「吉原さんは粘りがあり、やりづらい相手だった。8回に5点目をとって、ようやく流れが変わった。古屋は絶好調ではなかったが、慌てずに投げてくれた。(次の常葉大菊川戦について)抽選会が終わって選手に2回戦が菊川さんに決まったと話したら、『勝てばいいんでしょ』という雰囲気だった。少し時間が空くのでしっかり調整したい」
<写真/5打数5安打2打点と大活躍の市川貴也(静岡商)>
★第3試合 袋井商 12-0 焼津水産
袋井商は先発・山本航大が3回まで無安打に抑える抜群の立ち上がりを見せる。一方の焼津水産の先発・宮澤翔也は、ランナーを出しながらも無失点にしのいでいた。試合が動いたのは4回。袋井は相手投手のボークと2番・藤井拓海のタイムリーで2点を先制する。さらに7回に3点を追加すると、8回に1点、9回にも6点を加えた。山本は「調子が良かった」と終盤になっても球威が落ちず、13奪三振で完封。打者の手元で浮き上がるようなストレートがビシビシと低めに決まって三振の山を築いた。
袋井商・戸塚和也監督
「シートノックで選手に緊張があったが、1点目をラッキーな形で取ることができた。そこが大きかった。山本は落ち着いて投げてくれた」
<写真/腰痛を抱えながら、散発3安打で完封の山本航大(袋井商)>
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