秋の県大会、注目はこの選手②~野元優作(掛川東)
西部地区準優勝で、県でも上位進出を狙う掛川東。注目は左腕エースの野元優作(170cm67Kg、左投左打)です。
野元の名前が県内に知れ渡ったのは今夏の県準々決勝でした。掛川東は初回に4点を失い、なおも無死三塁のピンチ。ここで緊急登板したのが野元でした。
鋭い腕の振りから力強いボールを投げ込み、相手の日大三島打線を抑え込みます。2回に2点を失ったものの、3回以降は無失点に抑える好投を見せました。
秋の西部大会では県大会出場をかけた準々決勝の湖西戦で先発。初回に3失点も、4回以降は無安打の快投で、逆転勝ちを呼び込ました。
球速は、この1年間で一気に伸びて134キロをマーク。さらに、自信を持つのが「亜細亜ボール」と呼ばれる変化球です。近年、亜細亜大出身のプロの投手が同じようなボールを投げることから、そう命名されたという独特の沈む球。フォークとも、スプリットにも見えます。実際に投げている野元も、その落ち方が分からないと証言する魔球。湖西戦の一週間前に雑誌でその存在を知り、すぐに投げるとハマったとそうです。
掛川東は県大会の初戦から準決勝まで浜松球場で試合を行います。「浜松球場はマウンドが硬くて、すごく投げやすくて好きなんです」という野元。一方、県で対戦したいと意気込むのは西部決勝で敗れた相手・常葉大菊川です。6回5失点でマウンドを降り、悔しさを味わいました。「決勝までいって、菊川と対戦して今度は勝ちたい」と、リベンジに燃えています!(編集部・栗山)
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