秋の県大会、注目はこの選手③~谷口順良晋(静清)
いよいよ明日、秋季高校野球の県大会開幕します。第3回は、まだ無名ながら、一気にブレイクの可能性を秘めた静清の谷口順良晋(178cm70Kg、左投左打)を紹介します。
初めて見たのは今年6月。ナイターで行われた静清と島田の練習試合でした。6回に細身のピッチャーがマウンドへ。「うわ、田嶋みたいだ」と、思わず、口にしてしまったほど、腕のしなやかさと角度が、今年のドラフト上位左腕・田嶋大樹(JR東日本)に似ていました。この試合、谷口は打っては左中間を破る二塁打を放ち、一目惚れしました。
新チームになってからもう一度見たいと思い、秋の大会で最初に選んだのは静清の試合でした。島田樟誠との初戦で「6番センター」で出場した谷口は、第1打席で意表をつくセーフティバントを決めると、その後はライト前安打、センター前安打ときれいに打ち返します。変化球に崩れることなく、体の軸がしっかりいる印象。足の速さも魅力です。
大富少年野球時代はピッチャーを務め、1学年下の石田直孝(静岡高)との両輪で活躍。その後、静岡裾野シニアでは原賀凌(日大三島)、山本貫太(静岡高)、上杉龍平(東海大相模)と投手が揃っていたため、主に外野で出場していました。今年4月から指揮をとる静清・小林正具監督は「まだ体の線は細いけど、センスがあって将来性がある。一冬鍛えて、来春からピッチャーも考えている」と期待。この秋の県大会を踏み台にして、大きく羽ばたいてほしいです。(編集部・栗山)
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