静岡高出身・村木文哉(筑波大)が東海大相手に好投!
昨日は首都大学リーグの試合へ。秋季県大会の準決勝もあったのですが、どうしても筑波大・村木文哉(1年)を見たくて、「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」に行ってきました。
というのも、村木は先週の明星大戦で初先発し、5回1失点。どんな成長をしているのか気になって仕方がありませんでした。しかも、この日の相手は名門・東海大。見ておかないと絶対に後悔すると思い、高校野球を諦めて、平塚に向かいました。
まず、村木の初回のピッチングを見て興奮しました。フォーム全体がダイナミックになり、特に腕の振りの強さがハンパなかったです。投げわったあと、フィニッシュで右足が大きく跳ね上がるのは、高校時代に見かけなかったもの。体重が前に乗ってきている証拠でしょう。
初回、エラーと死球で作ったピンチを切り抜けると、4回まで無安打に。5回に2安打を浴びて、1点を失いましたが、打者20人に対し、なんと毎回の9三振を奪いました。球速は最速で146キロをマーク。序盤はストレートで空振りを取る圧巻の投球でした。4回あたりから、少しずつ球威が落ちてきたのですが、ストレートの代わりに今度はフォークが冴え渡ります。昨日は、村木の先輩、明治大・水野匡貴も、「お化けフォーク」を武器に三振の山を築いたそうですが、村木のフォークも打者の手元でよく落ちていました。これが、4年生のドラフト候補と言われても、全く違和感がない内容でした。
試合は3対2で筑波大が勝利。勝ち星こそ村木につきませんでしたが、2位までが出場できる関東地区大学野球選手権大会(11月上旬/横浜スタジアムで開催)に近づく、大きな勝利に貢献しました。
試合後、村木は「後ろにいいピッチャーがたくさんいるので、初回から全力で飛ばしていきました。次も勝って、まずは横浜スタジアムで投げたいです」とハツラツとして表情を見せてくれました。高校3年時は腰の故障に泣きましたが、今は全く問題ないとのこと。トレーニングも十分にこなせているようで、体つきは引き締まった印象を受けました。また、昨日はマウンドを降りたあと、ベンチで大きな声を出し、味方を盛り上げるシーンも。心の底から楽しそうにプレーしているようで、僕も嬉しかったです。 同じ筑波大では、富士宮シニア出身の篠原涼(2年)が「1番サード」で出場。高校時代、日本代表の主将を務めただけあり、2年生ながら、風格がありました。
続く第2試合でも静岡県出身の2人が出場。明星大の荒川顕人(日大三島出身)と丸山遼(飛龍出身)です。2人のレポートはまた後日アップします!(編集部・栗山)
<写真上&中/2試合連続で先発で結果を出した村木文哉(筑波大)
<写真下/第2打席でレフト前安打を放った篠原涼(筑波大)>
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