静岡県中学選抜大会<3日目>~焼津球場レポート
今日はしんきんカップ第48回静岡県中学選抜野球大会の2回戦が行われました。
各球場で見たい選手が満載でしたが、昨年の同大会から気になっていた開成中の捕手・山元丈輝(168cm64kg、右投左打)が登場する焼津球場に向かいました。
第1打席から山元の能力の高さに驚きました。力強いスイングからライト前安打を放ち、すかさず盗塁を決めます。2打席目、3打席目もバットにボールがあたった瞬間、あっという間に打球が一二塁間を抜けていきました。3打数3安打に盗塁も2つ決めて、抜群の存在感。相手ベンチからは「シングルならオッケー」という声が飛び出すほどでした。守備面ではスローイングの形がいいです。腕を耳の横にスッと持っていき、そこから二塁ベースに向かってストライク送球。肩甲骨周りの柔らかさを感じました。先日、このブログで紹介したスルガボーイズ・斉藤琉仁は鉄砲肩というイメージですが、この山元はタイプの違った強肩捕手。今後が楽しみ逸材です。
試合は島田一中が4対1で勝利。初戦で35点を奪った開成中を抑えたのは榊原遼太郎(163cm49kg、右投左打)でした。体全体を使ったバランスのいいフォームで、ストレートと変化球のコンビネーションが冴えていました。
野手ではトップバッターの数原椋太(168cm58kg、右投左打)が三塁打を含む2安打の活躍。打つだけでなく、セカンドの守備は一歩目の反応が優れ、7回にはライトに抜けそうなライナーを好捕しました。 第2試合は中伊豆中が対島中を2対1で下しました。チームを勝利に導いたのは長身右腕・川口遥斗(177cm60kg、右投右打)。これだけの体なので、もう少し球が暴れるのかなと思っていたのですが、序盤からストレートが低めにビシビシと決まっていきます。4回までパーフェクトに抑える快投。5回には無死満塁のピンチを作りましたが、無失点にしのぎます。角度があって球持ちがいいのが特徴。縦に大きく割れる変化球は「ここ」という場面で武器になるでしょう。打っても2安打に加えて2盗塁。体にバネが漲るだけに、スケールの大きな選手になる予感がしました。(編集部・栗山)
<写真/上から山元丈輝(開成中)、数原椋太(島田一中)、川口遥斗(中伊豆中)>
★アットエス 静岡新聞SBSオフィシャルサイト
http://www.at-s.com/sports/article/data/baseball/446101.html
※勝ち上がり表はこちらからご覧になれます。
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