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2018年3月19日 (月)

静岡を巣立つ球児たち2018~小川慶太編・下

 オフシーズン企画「静岡を巣立つ球児たち」。今年も「静岡高校野球」編集部が、卒業後も野球を続けることが決まっている高校3年生たちに会いに行きます。
 前回に引き続き、小川慶太(浜松西卒)編です。 「静岡を巣立つ球児たち2018~小川慶太編・上」はコチラ

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★1日8時間以上の勉強で合格を勝ち取る
 高校3年夏は4回戦で常葉菊川に敗れる。先発のマウンドに上がった小川は2回まで強力打線を無失点に抑えたが、3回に6点を与えた。

 03191夏の大会後、進学先を慶應義塾大一本に絞り、机に向かった。
「慶應は考える野球で、チーム全員で勝利を目指していく。高校の時も佐藤先生から、そういう野球を教わって、慶應に憧れました」
 だが、現役では合格ラインに到達することはできなかった。
「壁は高かったという感じですね。自分の実力じゃ、まだまだだって、現役の頃は思いました」
 だが、小川は他の大学を考えることは一切なかった。1年間野球のプレーができなくても、迷うことなく、一浪することを決意する。
 この1年間は学習塾に通い詰め、1日8時間から10時間の猛勉強に励んだ。
「とにかく慶應のユニフォームを着て、早慶戦に出たい。それだけを思って勉強しました」
 そして先月23日、合格を勝ち取った。すぐに交流のあった慶應義塾大・林卓史助監督に報告すると、「ゆっくりでいいから体を動かすように」と指示を受けたという。
 1年間、体を動かしていなかったこともあり、体重は102キロまで増量した。現役時代の体重は86キロ。まずは歩きながら、体を絞ることからスタートした。今は浜松西のグランドを借り、徐々にランニングやスイングで感覚を取り戻している。

★大学でもフルスイングにこだわる
 大学では高校時代と同じ、二塁手で勝負する。慶應義塾大の二塁手と言えば、昨年まで高校の先輩、倉田直幸が守っていたポジションだ。
03192「僕も倉田さんのように、できるだけで早く試合に出て、チームに貢献したいという思いだけです」
 ゆくゆくは高校教師になり、野球を指導したいという夢も持っている。一方で、右の大型スラッガーとしてプロを狙える逸材だ。
「先のことは分かりませんが、大学でもフルスイングは崩さずにやっていきたい。それが自分の強みなので、そこだけは変えたくありません」
 最後に高校球児へのメッセージを聞いた。
「野球をやっている時期は野球に打ち込んで、そこで完全燃焼してほしいです。そこで完全燃焼しないと、その後の勉強にも結びつかないと思います」
 大柄な体格に加え、運動能力も高い小川。まずは破格力のある打撃をアピールして、リーグ戦出場を目指していく。 

<写真上/高校3年夏は7打席連続安打を記録>
<写真下/大学での活躍を誓う小川>

佐藤光監督からの贈る言葉

浪人までして合格を果たしたのは、すごく立派なことです。浪人した選手が活躍するのが慶應義塾大の強さ。小川も「フォア・ザ・チーム」の精神を忘れずに、頑張ってもらいたいです。将来はクリーナップを打てる可能性があると思います。

■小川慶太[おがわ・けいた]内野手/浜松西卒/185cm102Kg/右投右打
1998年4月15日生まれ、静岡県浜松市出身。小学1年時にソフトボールを始め、5年時から「浜松リトル」でプレーする。中学時代は「浜松シニア」に所属。浜松西では1年夏からレギュラーとなり、2年秋は内野手兼投手として県ベスト16入りに貢献。3年夏は7打席連続安打をマークした。高校通算21本塁打。一浪の末、慶應義塾大に進学する。

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 佐藤監督によると、小川は今年も不合格なら、二浪も覚悟していたとのことです。何としても慶應義塾大でプレーしたいという思いは、これからの4年間の財産となるはずです。慶應義塾大は小川の同学年の村田大輔(磐田南出身)がメキメキと力をつけているという情報もあって楽しみ。静岡県出身の2人でレギュラー争いをしてくれたら嬉しいです。
 今回で『静岡を巣立つ球児たち2018』は最終回となります。みなさんの全国での活躍を期待しています!

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