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2018年4月

2018年4月28日 (土)

春季県大会1回戦~清水庵原球場レポート

 春季静岡県大会が本日開幕し、県内4球場で9試合が行われました。清水庵原球場では袋井商、小笠の西部勢が勝利しました。

★第1試合 袋井商7-4島田                                     

04281 袋井商は3回、3番・山本航大、4番・長谷川椋矢の連続二塁打で2点を先制。その後、逆転を許すも、6回に満塁のチャンスを作る。ここで1番・鈴木神威の放った打球はレフトスタンドへ。満塁本塁打で再逆転に成功した。投げては5回から登板したエース・山本が9回まで無失点に抑える好投。粘り強く戦った袋井商が2回戦進出を決めた。
 
袋井商・戸塚和也監督
「冬に取り組んだ打撃強化の成果が出たと思う。ミスもあったが、みんなでカバーすることができた」

<写真/逆転の満塁本塁打を放った鈴木神威(袋井商)>

★第2試合 小笠3-1御殿場西

 04282小笠の先発・山本一哉が抜群の安定感を見せた。スリークオーターからキレのあるボールを投げ込み、6回までわずか2安打に抑える快投。7回に1点を失ったものの、最後まで落ち着いて投げ切った。打線は2回、4番・本村楓の二塁打を足掛かりに1点を先制。4回には5番・熊籔紅陽の犠飛で追加点を挙げると、9回には3安打を集中してダメを押した。

小笠・赤堀真也監督
「今年は去年のチームに比べて能力は劣るかもしれないが、つなぐ野球ができている。明日もこれまでやってきたことを発揮して、シードを獲得したい」

<写真/1失点完投の山本一哉(小笠)>

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2018年4月27日 (金)

駿河総合出身・杉山一樹(三菱重工広島)を見てきました!

 昨日のJABA京都大会、第3試合では駿河総合出身の杉山一樹(三菱重工広島)が新日鐵住金かずさマジック相手に先発しました。194センチの超大型右腕として、今秋のドラフト候補として注目される逸材。実は昨年、都市対抗、日本選手権で投げるだろうと予測して計3度、三菱重工広島の足を運んだのですが、3度とも空振り。ようやく今回見ることができ、楽しみでたまりませんでした。

04271 まず、最初の1球を見て驚きました。スケールが日本人ではありません。まるでメジャーリーガーのような迫力で、長い腕が豪快に振られ、ズドーンとキャッチャーミットにボールが突き刺さります。3人で抑えた初回の球速は常時140キロ台中盤で最速148キロをマーク。社会人の強打者から、ストレートで空振りを取っていきます。
 ただ、2回以降はランナーを背負う投球が続いていきます。2回と5回に各1失点。4回3分の2を投げて9安打2失点という内容でマウンドを降りました。
 試合後、本人は「初戦という落とせない試合で、完投する気持ちでいったのですが…」と悔しそうな表情。それでも、「得点圏にランナーを置いた場面で粘ることができたのは良かったです」と、収穫も口にしていました。
 確かに、大量失点になっても不思議ではないピンチが何度もあった中、落ち着いて投げ抜いたのは大きな成長だと思います。大人の投手になってきました。一方で、まだまだ底知れない器を持っているのも事実。投げるごとに良くなっていくのは間違いないでしょう。
 今度は7月の都市対抗本大会、東京ドームで見たいです!
 
 また、第1試合には常葉菊川出身の遠藤康平(SUBARU)が「7番ショート」で先発出場。2月上旬に右手人差し指を骨折したとのことで心配していましたが、元気な姿を見ることができて安心しました。結果は四球、三振、三塁ゴロ。ここから都市対抗予選に向かって状態を上げていってほしいです。(編集部・栗山)

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2018年4月26日 (木)

ヤマハ、JABA京都大会で白星発進!

 今日は、JABA京都大会を見てきました。ヤマハは、初戦で三菱重工神戸・高砂と対戦し、2対0で勝利。好スタートを切りました!

★4月26日 JABA京都大会 皇子山球場   

    チーム
ヤマハ 0 0 1 0 0 0 1 0 0 2
三菱重工神戸・高砂 0 0 0 0 0 0 0 0 × 0

(ヤ)ナテル、九谷、大野-東
(三)佐藤、守安、高橋-森山

▽二塁打=三浦(ヤ)
▽三塁打=前野(ヤ)

 3回に8番・三浦拓馬の二塁打からチャンスを作り、3番・矢幡勇人の犠飛で1点を先制します。先発のフェリペ・ナテルは毎回走者を背負う苦しいピッチングながら、5回まで無失点。すると、6回からリリーフした九谷青孝が独特のキレのある変化球を武器に3イニングを抑えます。そして9回は大野健介が登板。1球1球、声を出しながらの気迫の投球で締めました。

06261_2 ヤマハ打線では5番に入った前野幹博が活躍。1、2打席とも空振り三振に倒れましたが、7回にライトオーバーの三塁打で追加点につなげると、9回にもライト安打を放ちました。驚いたのは、その守備位置。昨年まではサードでしたが、今日はセンターを守っていました。身長187センチ体重92キロという体でセンターがこなせたら、前野の魅力がさらにアップするはず。社会人5年目の今年を飛躍の年にしてほしいです。

 その他、この日は常葉菊川出身の遠藤康平(SUBARU)、駿河総合の杉山一樹(三菱重工広島)も登場しました。その様子は明日のブログでアップします!(編集部・栗山)

<写真/二塁打を含む2安打の前野幹博(ヤマハ)>

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2018年4月21日 (土)

練習試合 掛川東vs韮山

 今日は掛川東と韮山の練習試合を見てきました。

 06211圧倒的な存在感を放ったのが韮山の3番打者、佐藤広陸でした。バッティングに関しては、一人別格と言ってもいいレベルでしょう。掛川東戦の前に、碧南(愛知)とも試合を行ったのですが、第1打席のライトオーバー三塁打から始まり、広角に長打と単打を連発。打席での落ち着きがあり、どんな球種でも対応してしまう懐の深さがありました。足も50メートルを6秒2で駆け抜け、二塁打や三塁打を量産できる好打者。韮山は今春の県大会に出場しますので注目していきたいです。

 04212掛川東では右腕の鈴木颯人が印象に残りました。韮山戦は4回から登板して5イニング3失点も、素材の良さに惹かれました。2日前まで39度を超える高熱があり、万全な体調ではなかったようですが、ぶっ飛んでしまうんじゃないかと心配するくらいの腕の振り。ストレートで空振りがとれます。どこに投げても打つ雰囲気のあった佐藤に対して三振を奪うシーンも。肩関節が柔らかく、「こういう投手が大学でブレイクするんだろうな」と想像できるタイプ。現在、球速は130キロ台前半だそうですが、体ができてくれば、すぐに140キロを超えてきそうです。
  桜が丘中時代はエースに漢人友也(現常葉大菊川)が君臨していたため、内野手で出場。高校入学後、「漢人に負けたくない」と本格的に投手となり、ここにきて急速に伸びています。今年の掛川東は、県トップクラスの左腕・野元優作を擁していますが、この鈴木も見逃せないです。(編集部・栗山)

<写真上/広角に安打を打つ佐藤広陸(韮山)>
<写真下/腕の振りが魅力の鈴木颯人(掛川東)>

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2018年4月15日 (日)

春季西部地区大会決勝&3決(4月14日)~掛川球場レポート

<掛川球場>
★3位決定戦 聖隷クリストファー 9 - 5 浜名
★決勝戦 常葉大菊川 4 - 3 掛川西

04151 西部地区の決勝戦は、まるで夏の大会を見ているような緊迫感のあるゲームでした。     
 1点を追う掛川西は2回に同点とすると、3回には6番・相田賢真の右中間を破るタイムリー二塁打で1点を勝ち越します。投げては先発の夏目太陽が常葉大菊川打線を相手に真っ向勝負。「打てるもんなら打ってみろ」という気迫がビンビンと伝わってくる投球でした。夏目は5回を2失点に抑えると、プロ注目の川合勇気にバトンを託します。2対2で迎えた7回にはその川合がライトオーバーへの勝ち越しタイムリー。掛川西ペースかと思われました。
 04152しかし、常葉大菊川は終盤に底力を発揮します。8回に4番・根来龍真が一発を放って同点に。そして9回裏には、9番・神谷亮良の三塁打、2番・東虎之介のレフト前安打でサヨナラ勝ちを飾りました。
 この試合、競争意識を促すためにエース・漢人友也と主砲・鈴木琳央をベンチから外していた常葉大菊川。それでも最後は勝ち切るところに強さを感じました。

 また、3位決定戦は、聖隷クリストファーが主将・鈴木瞳冴の活躍で勝利。鈴木は3回にレフト前タイムリー、4回にも2点タイムリーを放ちました。県大会に向けて上村敏正監督は「まだ私のイメージするように動けていないが、あと2週間で形にしていければ」と、選手の成長を期待していました。(編集部・栗山)

<写真上/腕を振ってストレートで押した夏目太陽(掛川西)>
<写真下/強肩強打の捕手として注目度が高まっている根来龍真(常葉大菊川)>

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2018年4月 7日 (土)

春季中部地区大会準々決勝(4月7日)~草薙球場レポート

<草薙球場>
常葉大橘 7 - 0 科学技術(8回コールド)
静清 9 - 0 藤枝明誠(7回コールド)

04071_5 第1試合は静岡市立を撃破した科学技術に注目。今日は常葉大橘相手に中盤まで互角の試合展開でした。チームの中心は「3番ピッチャー」の小栗宗也。縦のカーブを武器に、7回まで1失点に抑える好投を見せました。8回に6点を失いましたが、強豪相手でも通用するという大きな手応えをつかんだはずです。この試合からベンチで指揮をとる森田重成新監督も「可能性のあるチーム。今日の負けをプラスに考えたい」と前を向いていました。

 04072第2試合は静清がコールドで藤枝明誠を下しました。先発の田中優吾が6回まで投げて3安打無失点の好投。「守備のリズムを作ることを意識した」とテンポのいい投球を展開しました。最速138キロをマークしたストレートに加えて、スプリットなどの変化球のキレが良かったです。今年の静清は田中以外にも複数の好投手を揃え、誰が活躍しても不思議ではない状況。層が厚さは県トップクラスでしょう。
 打線も上位から下位までバットが振れています。その中で今日は昨秋までは控えだった3番・和田春輝に豪快な一発が飛び出しました。投打ともにスキがなく、バランスのいいチームに仕上がっている印象です。(編集部・栗山)

<写真上/7年ぶりに県大会に出場する科学技術ナイン>
<写真下/6回にレフトスタンドへ本塁打を放った和田春輝(静清)>

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2018年4月 6日 (金)

小笠地区で中学野球の大会が開催されます!

 小笠地区の中学軟式野球の情報です。4月、5月に2つの大会が開催されます。

04062 毎年恒例の「小笠地区中学野球ペナントレース」が明日7日に開幕します。小笠地区のレベルアップを目的に、2006年から実施されて、今年で12回目。この地区は毎年レベルが高く、好選手が輩出されるだけに注目です。ちなみに、鈴木博志(現中日)も大浜中時代に出場しているとのことです。  
 掛川、菊川、御前崎地区の14校による総当たり戦で、上位4校には夏の中学総体予選のシード権が与えられます。

04063 また、5月3日、4日には「第12回小笠選手権大会」が開催されます。県外の強豪チームや、今春の全国大会で1勝を挙げたU-15フジヤマベースボールクラブも参戦。小笠地区からは好投手・相田康慎を擁する掛川東など、予選を勝ち抜いた8チームが出場します。また、中学野球としては珍しいDH制が導入されるそうです。詳しくはポスターをご覧ください!

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2018年4月 4日 (水)

JABA静岡大会が開幕しました!

  昨日、社会人野球のJABA静岡大会が開幕しました。

 04041清水庵原球場では桐陽出身・大貫晋一(新日鐵住金鹿島)が先発登板し、6回まで1失点に抑える好投。7回に2安打を浴びて降板しましたが、役目は十分に果たす投球でした。魅力は柔らかいフォームから繰り出すストレート。回転がいい上に低めにも集まり、空振りを奪うことができていました。今年はチームの柱として活躍が期待できます。
 また、常葉菊川出身の秋利雄佑(三菱重工名古屋)は「2番セカンド」でスタメン出場。第1打席にセンター前安打を放つと、盗塁に成功。さらに、相手のミスで三塁まで一気に進塁しました。今季は3月のJABAスポニチ大会で優秀選手賞を獲得。バッターボックスでの構えからオーラが溢れ、打撃はプロでも十分に通用するレベルだと感じました。「今年は自分の成績がどうこうよりも、とにかくチームとして勝ちたい」という秋利。チームを第一に考えながら、スタンドを沸かせるプレーもできる選手です!(編集部・栗山)

<写真/第1戦の先発を任された大貫晋一(新日鐵住金鹿島)>

★日本野球連盟(JABA静岡大会の組み合わせ、結果はこちらからご覧になれます)  http://www.jaba.or.jp/taikai/2018/jabataikai/pdf/shizuoka.pdf

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2018年4月 2日 (月)

中部で県大会出場校が決定!

 昨日は、中部地区で県大会出場校が決まりました。

<中部地区>
常葉大橘(6年連続14度目)/科学技術(7年ぶり2度目)/東海大静岡翔洋(8年連続16度目)/島田(19年ぶり4度目)/島田工(初出場)/島田商(6年連続18度目)/静清(2年ぶり27度目)/藤枝明誠(4年連続7度目)※静岡高はセンバツ大会出場のため、地区大会免除

04021 清水庵原球場第2試合は、島田がサヨナラで静岡商を下し、19年ぶりの県大会出場を果たしました。エースの黒木健太郎は8回まで被安打2、失点0という抜群の安定感。「ボールを低めに集めることを意識した」と、1球1球、丁寧に投げ込みます。9回に3安打で1点を失ったものの、その裏の劇的なサヨナラ勝ちにつなげる力投でした。
 冬に患った腰痛の影響で大会前の練習試合での登板がほとんどなく、この日の背番号は11。スタミナ不足が心配されましたが、最後まで粘り強く投げました。「県大会で1番を背負うために、今日は何が何でも勝ちたかったんです」と、試合後は嬉しそうな表情を見せてくれました。
 この春は、島田地区のチームが元気です。第3試合では2年生右腕の・小林史也の好投で島田商が勝利。さらに、焼津球場では島田工が県大会初出場を決めました。(編集部・栗山)

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