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2018年7月

2018年7月31日 (火)

ヤマハ、新体制での初オープン戦を見てきました!

★7月31日 オープン戦  晴  新日鐵住金東海REXグランド 

 チーム
ヤマハ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
東海REX 0 0 2 0 1 0 0 0 × 3

(ヤ)近藤、上田、伊藤、ナテル-川邉
(東)松向、平峯-後藤田
07311_2

 今日は、ヤマハが新体制となって初のオープン戦を行うということで新日鐵住金東海REXのグランドに伺ってきました。
 僕がグランドに着くと、ヤマハの選手たちはベンチ前で澁谷寿成新ヘッドコーチのサイドノックを受けていました。明らかに以前とは雰囲気が違う…。全員がまるで高校生のように大きな声を出し、元気良く動き回り姿に驚きました。
 07312新体制となり約一カ月が経過。室田信正新監督は「全力で声を出すこと」をチームに植え付けてきたそうです。
「劣勢になった時でも声を出すことで何かが起こる。最後まで絶対に諦めないチームを作りたいと思っています」
 実際、今日は1試合を通して、ベンチに活気がありました。0対3という苦しい展開で最終回を迎えましたが、相手のエラーと6番・羽山弘起のレフト線への二塁打から1点を返す粘りも。この粘り強さこそ、室田新監督が目指す新しいヤマハのスタイルだと感じました。
 試合後、室田監督は「攻撃面はやりたいことは少しずつできている。あとはバリエーションを増やしながら壁を破っていきたい」と手応えを掴みつつある様子。9月の日本選手権予選までにどのようにチームが変貌を遂げるのか楽しみです!(編集部・栗山)

<写真/今月1日からチームを率いる室田信正新監督。現役時代は投手として都市対抗に8度出場の経験を持つ>

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2018年7月30日 (月)

静大出身指導者による「横山杯」が開催されました!

 夏の大会が終わったばかりですが、すでに新チームはスタートし、各地でローカル大会が開催されています。
 昨日は静岡大硬式野球部出身の指導者による「横山杯」を見てきました。
 この「横山杯」は今春まで40年以上に渡って静岡大の監督を務めた横山義昭氏(現総監督)の苗字を冠にした大会。今年で3年目を迎えるそうです。実行委員長を務める内藤英伍氏(富士宮北部長)が「横山杯」の意義をこう語ります。
「秋の大会を前に静大出身の指導者の高校が集まって力をつけることはもちろんですが、この横山杯は現役の静大生が裏方として働いてくれるんです。審判やボール拾いなど積極的に行ってくれる。指導者を目指す大学生の勉強の場にもなると思うんです」
 今年は5チームが参加。台風の影響で28日(土)は中止になりましたが、29日(日)は静岡大グランドで3試合が行われました。

★1回戦 三島南10-6湖西(延長10回タイブレーク)
★準決勝 浜松北5-4三島南
★準決勝 富士宮北2-0御殿場
※決勝戦の浜松北対富士宮北は9月24日(月)に御殿場南グランドで11時30分から開催されます。

 07301_2球場に着くと、湖西と三島南の試合が行われていました。試合は三島南のリードで進みますが、終盤に湖西が同点に追いつく白熱した展開に。両チームともにレベルが高く、この時期の試合とは思えませんでした。
 タイブレークが採用された10回表、三島南は満塁の場面で打席に2番・植松鳳太(2年)を迎えます。鋭いスイングから放たれた打球はライト後方に向かって一直線。試合を決定づける満塁本塁打となりました。
 僕は見ることができませんでしたが、植松は5回にも本塁打を放っていたそうで、その飛距離が半端なかったとか。静岡大はライトフェンスまで90メートルありますが、おそらくは110メートルくらいは飛んでいたとのことでした。
 植松は1年夏から5番打者として出場している強打者。この夏も初戦で三塁打を含む3安打を放っています。秋の大会でもマークしていきたいです。
 07302一方の湖西は、3番手で登板した熊谷翔輝(2年)の好投が光りました。前チームの水野喬日のような速球派ではないのですが、変化球を絡ませて質の高い投球を見せてくれました。「新チームは継投で考えている」という齋藤哲男監督。湖西には、1年生を含めてまだ他にも好投手がいるようなので、今後も目が離せません。(編集部・栗山)

<写真上/この日、2本塁打を放った植松鳳太(三島南)>
<写真下/バランスのいい投げ方の熊谷翔輝(湖西)>

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2018年7月29日 (日)

東海大静岡翔洋中と島田一中が東海大会へ!

 県中学総体は本日準決勝が清水庵原球場と西ヶ谷球場で行われ、東海大静岡翔洋中と島田一中が勝利。8月7日から岐阜県で開催される東海大会出場を決めました!

 清水庵原球場では東海大静岡翔洋中と積志中が対戦。今大会、圧倒的な力を見せている東海大静岡翔洋中が今日も本領を発揮し、10対0で5回コールド勝ちを決めました。
 3回に右中間を破るタイムリー二塁打を放った主砲・石上賢真によると、チームとしてテーマにしてきたのは「打ち勝つ野球」だと言います。日々の練習はロングティーなど、打撃がメイン。弓桁義雄監督も自信たっぷりにこう語ります。
「今年は夏に打てるチームを作ってきた。真っすぐだけじゃなくて変化球にも対応できているし、飛距離もかなり伸びています」
07291 投げては最速133キロ右腕の松下陽真が5回を無失点。4月の全日本の県予選で敗退後、球をより前でリリースするフォームに改善。その効果で徐々に球威が上がってきているとのことでした。「このまま全勝で全国大会に行きたい」という松下。東海大会、全国大会でも期待したいです。(編集部・栗山)

<写真/速球とスプリットを武器に今大会無失点を続ける松下陽真(東海大静岡翔洋中)>

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2018年7月28日 (土)

常葉大菊川が2年ぶり6度目のV!

 常葉大菊川が劇的なサヨナラ勝ちで2年ぶり6度目の甲子園出場を決めました。

07281

★7月28日 夏の静岡大会決勝 草薙球場 晴   

  チーム
島田商 0 0 0 0 1 0 2 1 1 5
常葉大菊川 0 0 1 0 1 0 1 2 1 6

(島)小林-斎藤
(常)漢人-根来
▽二塁打=菊地(島)、鈴木、伊藤、奈良間、根来(常)

07282  先制したのは常葉大菊川。3回、4番・根来龍真のタイムリーで1点を挙げる。同点となった5回には3番・鈴木琳央のタイムリーで勝ち越す。一方の島田商は7回、2死二三塁から1番・菊地涼が漢人友也の高めのスライダーをとらえて2点タイムリー二塁打。逆転に成功した。
 しかし、常葉大菊川はその裏にすかさず同点に。1点を追う8回には根来のタイムリーなどで再びリードを奪った。
 それでも島田商は9回二死から驚異の粘りを見せる。3連打で同点に追いついた。そして、迎えた9回裏、常葉大菊川は2死満塁から2番・東虎之介がショートへのライナー性の打球が内野安打となり、サヨナラ勝ちを飾った。

常葉大菊川・高橋利和監督
「去年の秋、静岡高校さんに逆転負けことが生きた決勝戦だった。決して、こういう展開に慌てることはなかった。甲子園では(常葉大)菊川らしい野球を見せられるように頑張りたい」

島田商・池田新之介監督
「ここまで本当によく頑張った。胸を張って、高校野球野球人生をやりきったと言える子たち。今は『おめでとう』と言いたい。9回の攻撃は最後まで誰一人、終わっていないという気持ちだった。みんなでつないでくれた。必ず、この悔しさが新チームにつながると信じている」

<写真/2本のタイムリーを放ったプロ注目の根来龍真(常葉大菊川)>

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2018年7月26日 (木)

中学総体で金の卵をチェック!

 高校野球の静岡大会は明日決勝戦を迎えますが、中学総体も熱いです。今日の浜岡球場では県大会の2回戦4試合が行われ、この年代の軟式を牽引する注目ピッチャーが続々と登場しました。

072601 第4試合では、軟式県ナンバーワン右腕と囁かれる相田康慎(掛川東中)と、184センチの長身右腕・森口大貴(入野中)が直接対決しました。
 まず、相田は立ち上がりからエンジン全開。力強いストレートを武器に気持ちのこもった投球を展開します。一方の森口は大型と聞いていたので、もっと素材だけの投手かと想像していましたが、実際はヒジをコンパクトに使って丁寧に低めにボールを集めるタイプ。牽制でのターンの素早さに加え、フィールディングもそつなくこなし、単に投げる以外の要素も備わっています。
 試合は両投手の投げ合いが続き、延長9回まで0対0。タイブレークに突入します。10回表、無死満塁から入野中がスクイズを試みると、投手前に転がった打球を相田がすかさずキャッチしてそのままホームベースに自らダイビングします。判定はセーフ。ここから掛川東中は一挙5点を失って敗退しましたが、この一つのプレーだけでも相田の身体能力の高さを感じることができました。
 相田は9回まで奪った三振は11個。森口は粘って粘っての投球での勝利。本当に素晴らしい投球戦でした。3年後、ぜひ再戦を期待したいです!

 07262_2その相田の奪三振ショーの上をいったのが、第2試合でマウンドに上がった左腕の舩橋龍右(長泉北中)。なんと、2回二死から6回まで15打者連続三振をマーク。圧巻の投球を見せてくれました。しかし、7回に新木柊(金谷中)の内野安打をきっかけに5失点で敗退。この悔しさを高校で晴らしてほしいです。

 第3試合で5回を無失点に抑えた東海大静岡翔洋中の松下陽真はストレートが速いのはもちろん、縦の変化球が冴えていました。

 もう一人、気になったのは島田一中の右腕・榊原遼太郎。春の選抜大会で見た時からフォームのバランスの良さに惹かれていました。あれから数ケ月。体が大きくなって、球威が増している印象です。この時期の中学生は一気に成長しているのでやっぱり見逃せません。(編集部・栗山)

<写真上/ベスト8進出を決めた長身右腕・森口大貴(入野中)>
<写真下/15打者連続三振をマークした舩橋龍右(長泉北中)>

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2018年7月25日 (水)

夏の静岡大会準決勝(7月25日)~草薙球場レポート

★7月25日 夏の静岡大会準決勝 草薙球場 晴   

 チーム
掛川西 0 1 0 0 0 1 1 0 4 7
島田商 4 2 1 0 0 3 0 8 × 18

(掛)川合、夏目、近藤-飛騨野
(島)太田、小林-斎藤
▽二塁打=山村、川合(掛)斎藤、増田、菊地(島)
▽三塁打=杉山、菊地(島)

07251_2  島田商が77年ぶりの決勝進出を決めた。池田新之介監督が「大仕事をやってくれた」と褒めたたえたのが先発した太田晏光だった。エース・小林史弥が前日211球を投げてベンチからスタート。この試合のために準備してきたという太田は初回の満塁のピンチを切り抜けると、5回まで掛川西打線を1失点。6回から小林にバトンを託した。
 打線は初回に6番・山本新、7番・斎藤朝陽のタイムリーで一挙4点を先制。2回には4番・杉山竜勢のタイムリーで2点、3回にも1点を追加した。その後も攻撃の手を緩めず、8回には5安打を集中して大量8点を奪った。
 なお、準決勝の第2試合は常葉大菊川が9対0で浜松城北工を下した。

島田商・池田新之介監督
「子供たちに昨日の疲れはほとんどなく、昨日の勢いのまま試合に入ることができた。元々力のある子たち揃っているわけではないが、試合を重ねるごとに成長している。ファイナルステージに向けて、準備していきたい」

<写真/5回を1失点に抑えた太田晏光(島田商)>

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2018年7月24日 (火)

夏の静岡大会準々決勝(7月24日)~清水庵原球場レポート

<清水庵原球場>

常葉大菊川 11-0 静岡商
浜松城北工 6-4 浜松修学舎

 第1試合は好調の常葉大菊川打線が爆発した。初回に1点を先制すると、2回には打者一巡の猛攻で6点を追加。さらに、3回には2番・東虎之介が本塁打を放ち、リードを9点に広げた。投げてはエース・漢人友也が5安打完封。低めに伸びるストレートが冴え渡った。

 07251第2試合は浜松城北工が逆転勝ちで創部初の準決勝進出を決めた。3点を追う6回、相手エラーなどで同点とし、なおも無死一三塁から1年生の岩﨑航太のタイムリーで勝ち越す。その後、7回に6番・鈴木裕登、8回には1番・志賀大暉のタイムリーで加点した。先発の則竹雅斗はランナーを出しながらも、チェンジアップを効果的に使い、最後まで粘り強い投球を見せた。

常葉大菊川・高橋利和監督
「1回から9回まで攻め続ける姿勢を見せることができた。漢人もスイッチが入っていた。特に、7回、8回あたりは球が伸びていた」

浜松城北工・羽切政人監督
「5回裏に2点を失い嫌な展開だったが、『積極的に振っていこう』と6回は送り出した。嫌な展開だったが、よく逆転してくれた。則竹は1球1球集中して投げてくれている」

<写真/準決勝進出を決めて喜ぶ則竹雅斗(浜松城北工)>

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2018年7月22日 (日)

夏の静岡大会4回戦(7月22日)~磐田球場レポート

★7月22日 夏の静岡大会4回戦 磐田球場 晴   

チーム
湖西 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
掛川西 0 0 1 0 0 0 2 0 × 3

(湖)水野-外山
(掛)川合-飛騨野
▽二塁打=尾崎(湖)福田、三浦(掛)

 07221_2県ナンバーワン右腕・水野喬日が4回戦で姿を消した。前日の3回戦からの好調を維持して、立ち上がりからストレートが走る。しかし、3回に1点を失うと、7回も2失点。それでも、8回裏には「疲れがあったが目いっぱい投げた」と、ギアをマックスに上げて、プロ注目らしく剛球で掛川西打線を無失点に抑えた。試合後、水野は報道陣に囲まれると涙が止まらなくなった。「本当に悔しいです…。でも、この仲間と一緒に戦えたことはいい経験になりました」。将来については「上に行けるなら行きたい」と話し、さらなる飛躍を誓った。
 07222_3一方の掛川西は川合勇気が3安打完封。力強いストレートがコーナーに決まり、完ぺきな投球を見せた。打線は水野に対し、粘り強く攻撃。2回に3番・石川優星のタイムリーで先制すると、7回には9番・三浦幹大のタイムリーで貴重な追加点を挙げた。

掛川西・大石卓哉監督
「水野君と川合のエース対決。いい投手戦だった。その中で、最後まで全員が集中力を切らすことなく、粘っこくプレーしてくれた。一戦一戦、戦うごとにベンチの雰囲気が良くなってきている」

<写真上/初戦から4回戦までの4試合を一人で投げ抜いた水野喬日(湖西)>
<写真下/3回に先制タイムリーを放った石川優星(掛川西)>

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2018年7月21日 (土)

夏の静岡大会3回戦(7月21日)~草薙球場レポート

★7月21日 夏の静岡大会3回戦 草薙球場 晴   

 チーム
静岡高 1 2 0 0 1 0 1 0 0 5
常葉大橘 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3

(静)鈴木翔-黒岩
(常)市川、河村、永田-夏目
▽二塁打=山本(静)
▽本塁打=紅林(常)

 07211静岡高は2点を追う2回、2番・黒岩陽介のタイムリーで同点。さらに5回には無死一三塁から相手のエラーで勝ち越すと、7回には5番・小林晃輝の犠飛で1点を加えた。投げては先発の鈴木翔也が初回こそ球が高めに浮くも、2回以降は持ち味の緩急を使った投球を展開。バックの好守も光り、2回から9回を無失点に抑えて完投した。
 一方の常葉大橘は初回に1番・紅林史也の本塁打などで3点を挙げたが、静岡高のスキのない野球に苦しんだ。

静岡高・栗林俊輔監督
「鈴木翔也はギリギリのところで粘って良く投げれてくれた。やはり黒岩の働きが大きかった」

常葉大橘・夏目大(4打数無安打に終わる)
「番狂わせを起こしたかったのですが…。いい場面で打席に回ってきましたが役割を果たせず、情けないです。(進路について)将来はプロが目標ですが、これからじっくり考えます」

<写真/攻守に活躍を見せた主将の黒岩陽介(静岡高)>

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2018年7月18日 (水)

大貫晋一(新日鐵住金鹿島)が11奪三振完投&岩本喜照(日本新薬)が東京ドームデビュー!

 都市対抗、今日の第1試合は新日鐵住金鹿島対日本新薬。嬉しいことに静岡県出身選手が活躍してくれました!

 07181_2新日鐵住金鹿島の注目右腕・大貫晋一(桐陽出身)は初回に146キロを計測。無難に立ち上がります。3回、5回に1点ずつ失いますが、大崩する要素が全くありませんでした。9回まで投げ抜き、なんと毎回の11奪三振をマーク。力感はそれほどないのですが、回転数の多いストレートがビシビシとコースに決まっていました。大学時代は故障に苦しんだだけに、この快投に感動しました。
 また、予選で153キロをマークした日本新薬の岩本喜照(常葉菊川出身)は8回途中からマウンドへ。その初球、いきなり147キロを叩き出し、僕のテンションも上がっていきました。大学時代よりも07182フォームがいい意味で荒々しくなり、その分、ストレートに力強さが加わっています。ただ、今日の岩本は少しストライクとボールがはっきりしていた印象。結果的に1回3分の2を無失点に抑えましたが、試合後、本人も納得していない様子でした。「この経験を行かして秋に向けて頑張ります」とのこと。社会人2年目の今年はプロ解禁イヤー。今回の東京ドームの経験を糧に、さらなる飛躍を期待したいです。
 そして、日本新薬で忘れてならないのが静岡高出身の板倉健人。第1打席で左中間への二塁打を放つと、第2打席では低めの難しい変化球をレフトスタン07183_2ドに運びました。「まさか入るとは思いませんでしたがガムシャラに押し込みました。でも、負けたら意味がありません…」と悔しそうな表情。それでも、走攻守に渡っての全力プレーに元気をもらいました!(編集部・栗山)

<写真上/大舞台でエースの働きを見せた大貫晋一(新日鐵住金鹿島)>
<写真中/東京ドームデビューを果たした岩本喜照(日本新薬)>
<写真下/都市対抗で初本塁打を放った板倉健人(日本新薬)>

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2018年7月16日 (月)

夏の静岡大会2回戦(7月16日)~掛川球場レポート

 今日の掛川球場第1試合は地元の2チームが激突。内野席は超満員となり、外野席も開放されました!
07162_2
★7月16日 夏の静岡大会2回戦 掛川球場 晴   

チーム
掛川西 0 0 0 0 3 0 0 0 2 5
掛川東 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

(西)川合-飛騨野
(東)野元、鈴木-赤堀
▽二塁打=山村、福田(西)敦賀(東)

07161 先制したのは掛川東。2回、4番・敦賀壱咲の2塁打を足掛かりに1点を挙げる。先発の野元優作は上々の立ち上がり。打者の手元で伸びるストレートとスライダーを武器に、4回まで無失点に抑える。
 しかし、掛川西は5回に反撃。1死二三塁のチャンスから9番・三浦幹太がしぶとくセンター前へ。2者が生還し、逆転に成功する。投げてはエース・川合勇気が尻上がりに調子を上げ、3回以降は力強いボールが低めに決まる。
 すると9回、掛川西は2番・髙林幸汰の2点タイムリーでダメを押した。

掛川西・大石卓哉監督
「苦しみながらも、応援していただいた皆様の前で勝つことができたことが良かった。勝つことで自信をつけていきたい」

<写真/川合勇気(掛川西)>

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2018年7月15日 (日)

夏の静岡大会2回戦(7月15日)~島田球場レポート

<島田球場>

富士市立 5-1 榛原
相良 6-5 三島北

07151  第1試合は富士市立の1年生・青島佳太朗が先制タイムリーを放つ活躍。初回、1死一三塁の場面で打席が回ってくると、4球目の低めのストレートをセンター前に弾き返した。山梨・身延シニア出身。高校入学後、能力の高さを買われてゴールデンウィーク前からレギュラーに。戸栗和秀監督は「技術はもちろん、心がしっかりして将来が楽しみ」と期待し、夏の大会も初戦からスタメンで起用した。「監督から『1年生だから思い切りいけ』と言われていました。大事な場面で打てて気持ち良かったです」(青島)。投げてはエース・瀧大和が1失点完投勝利。手元で伸びるストレートに加え、変化球も低めに集まった。次戦の静岡商に向け、「攻める投球をしていきたい」と表情を引き締めた。

 07152第2試合は相良のリリーフ、大塚竜之介の好投が光った。大塚は大会前、清水桜が丘を完封するなど20イニング以上を無失点。その好調さを維持し、4回途中からマウンドに上がり、三島北打線を4安打に抑えた。右サイドから繰り出すスライダ―が武器。「自信を持って試合に入ることができた」と胸を張った。

<写真/「5番サード」でデビューした1年生の青島佳太朗(富士市立)>
<写真下/好リリーフを見せた大塚竜之介(相良)>

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2018年7月14日 (土)

夏の静岡大会1回戦(7月14日)~浜松球場レポート

 今日は一回戦屈指の好カード、湖西対浜松商を取材しました!

★7月14日 夏の静岡大会1回戦 浜松球場 晴   

  チーム
湖西 0 3 0 3 0 1 0 0 0 7
浜松商 0 0 0 0 2 0 0 1 0 3

(湖)水野-外山
(浜)細田、太田、小柳-藤本
▽二塁打=山田、尾崎、高柳(湖)
▽三塁打=尾崎(湖西)2、山本真(浜)

07141 ドラフト候補の水野喬日を擁する湖西が浜松商を撃破した。プロ8球団のスカウトが見守る中、水野は浜松商相手に3失点完投。スピードは最速の145キロに及ばない139キロ止まりも、変化球を使いながら打たせて取る投球を展開。8回には無死満塁のピンチを迎えるも、好打者・望月勇哉を併殺に仕留めて勢いをつけた。
 水野の頑張りに打線も奮起。2回に2番・尾崎和弥の3点タイムリーで先制点。4回にも尾崎のタイムリー2塁打などで3点を追加した。

 07142また、第3試合では、浜松開誠館の捕手・宮下凌にもプロの熱視線が注がれた。二塁送球タイムが1・8秒台という強肩捕手。「今日はうまく乗り切れなかった」というものの、投手陣を巧みにリード。チームは9対4で勝利した。「高校からそのままプロに行きたい」と意気込むだけに、2回戦以降も注目が集まる。

湖西・齋藤哲男監督
「選手たちには、相手が浜商さんという先入観を持たせないようにした。水野は後半に状態を上げていく予定だったと思うが、やはりこの暑さに苦しんだ。それでも、最後までよく投げてくれたと思う」

<写真上/浜松商を下して初戦を突破した水野喬日(湖西)>
<写真下/強肩を誇る宮下凌(浜松開誠館)>

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2018年7月13日 (金)

都市対抗で期待したい静岡関連選手!

  高校野球の予選が真っ盛りの今日この頃、社会人野球の第89回都市対抗野球大会も東京ドームで本日開幕します!
 ヤマハなどの県勢は惜しくも予選で敗退。ただ、県関連選手は多く登場するだけに目が離せません。

07131 まず、今秋のドラフト候補として名前が挙がる三菱重工広島・杉山一樹(駿河総合出身)がJR西日本の補強選手として出場します。所属チームは不祥事の影響で予選を辞退。それだけに、本大会にかける思いは強いはず。150キロを超える剛球を投げ込んでくれることでしょう。
 日本新薬の2年目・岩本喜照(常葉菊川出身)も楽しみ。予選では全4試合に抑えで登板し、8回3分の1を無失点。球速は153キロをマークしたという情報もあるだけに必見です。
 さらに、新日鐵住金鹿島のエースに成長した大貫晋一(桐陽出身)、予選で大活躍を見せた東京ガスの石川裕也(日大国際関係学部出身)、Hondaの補強で出場するJFE東日本の中澤彰太(静岡高出身)も見逃せません。
 07122_3そして、初出場のトヨタ自動車東日本には古屋旺星がいます。御殿場ボーイズ出身の古屋は花巻東(岩手)を経て、今年入社。東北2次予選の第1代表決定戦では8回に2死一三塁の場面で代打出場。そこで貴重なレフト前タイムリーを放ち、都市対抗出場に貢献しました。「本大会でもここ一番で一本を打てるようにしっかり準備をしていきたい」と話す古屋。持ち味の勝負強さを発揮してほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/プロ注目の杉山一樹(三菱重工広島)。JR西日本の補強選手として出場する>
<写真下/花巻東時代の古屋旺星(トヨタ自動車東日本)。社会人1年目ながら都市対抗出場に貢献した>

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[静岡関連の出場選手]

★トヨタ自動車東日本/古屋旺星(御殿場ボーイズ-花巻東)
★信越硬式野球クラブ/五十嵐将(中越-静岡産業大)
★信越硬式野球クラブ/近藤駿(常葉菊川-立正大)
★信越硬式野球クラブ/小池俊輝(笛吹-常葉大浜松キャンパス)
★信越硬式野球クラブ/柳龍一(浜松商-岐阜聖徳学園大)
★SUBARU/遠藤康平(常葉菊川-青山学院大)
★日本通運/渡辺圭(富士シニア-東海大甲府-東海大)
★新日鐵住金鹿島/大貫晋一(桐陽-日本体育大)
★Honda/中澤彰太(静岡-早稲田大)※JEE東日本所属
★新日鐵住金かずさマジック/長谷川裕介(常葉菊川-法政大)※JEE東日本所属
★セガサミー/赤堀大智(掛川西-立正大―セガサミー-DeNA)
★石川裕也(東海大相模-日大国際関係学部)
★JR東日本/國松歩(静岡商)
★三菱日立パワーシステムズ・村山正誠(常葉菊川)
★王子/横尾蓮太(静清)
★王子/中林流星(常葉菊川)
★王子/フェリペ・ナテル(カントリーキッズ)※ヤマハ所属
★王子/矢幡勇人(相洋-専修大)※ヤマハ所属
★東邦ガス/九谷青孝(南部-東京農大)※ヤマハ所属
★西濃運輸/山下大輝(飛龍-常葉大浜松)
★西濃運輸/大野健介(静岡商-早稲田大)※ヤマハ所属
★JR東海/今村亮(市立沼津-東海大海洋学
★JR東海/青柳直樹(日本航空-専修大)※ヤマハ所属
★JR東海/秋利雄佑(常葉菊川-カリフォルニア州立大)※三菱重工名古屋所属
★JR東海/鈴木光(会津-東北福祉大)※ヤマハ所属
★大阪ガス/登地慶輔(常葉菊川)
★日本新薬/岩本喜照(常葉菊川-九州共立大)
★日本新薬/三木昴(三島-関西国際大)
★日本新薬/板倉健人(静岡-立正大)
★伯和ビクトリーズ/光本捺葵(呉港-常葉大浜松)
★JR西日本/杉山一樹(駿河総合)※三菱重工広島所属
★Honda熊本/菊江龍(下田高南伊豆分校-朝日大)

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2018年7月10日 (火)

菊川ボーイズの池田が日本代表、水野&田村が中日本ブロック選抜へ

 ボーイズリーグから嬉しいニュースが飛び込んできました!
 8月2日からオーストラリア・シドニーで開催される2018世界少年野球大会。その日本代表に菊川ボーイズの池田惟音(168cm60kg、右投左打)が選出されました。
 池田は強肩強打の捕手。持ち味はシャープなスイングで左右両方向に打ち分けます。「足を生かして走れるキャッチャーを目指している」という池田。日本代表のユニフォームを着ていい経験をしてきて欲しいです。
 また、同じ菊川ボーイズでは水野琉唯(175cm56kg、右投右打)、田村虎治郎(162cm51kg、右投左打)が中日本ブロック代表に選ばれました。8月25日、26日に鳥取県で行われる第19回ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会に出場します。本格派右腕の水野はキレのあるストレートに加えて、縦と斜めに変化する2種類のカーブが武器。狙って三振をとれる投手です。また好遊撃手の田村の魅力は守備。巧みなグラブさばきを存分に披露してきてもらいたいです。(編集部・栗山)

07101<写真/左から池田惟音、田村虎治郎、水野琉唯(菊川ボーイズ)>

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2018年7月 8日 (日)

夏の静岡大会1回戦(7月8日)~清水庵原球場レポート

 今日は草薙球場で静岡商・古屋悠翔のノーヒットノーランを見届け、清水庵原球場へ移動。星陵対浜松修学舎の試合に注目しました!

★7月8日 夏の静岡大会1回戦 清水庵原球場 晴   

  チーム
浜松修学舎 0 0 0 0 0 2 0 2 1 5
星陵 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

(浜)柘植-戸田
(星)川島-望月
▽二塁打=田島、大西、長嶺(浜)鈴木海(星)

 07081_2プロ注目右腕・川島レオナルド(星陵)が初戦で散った。最速137キロの勢いのあるストレートを武器に5回まで無失点。しかし、6回に2点を失うと、疲れの見えた終盤にも3失点。試合後、「暑さとプレッシャーに苦しみました。今は悔しさしかない」と俯いた。それでも、指にかかった時のエネルギッシュな剛球は魅力。将来については、「大学進学を含めてゆっくりと考えたい」と話し、最後は前を向いて球場を後にした。
 一方、浜松修学舎はエース・柘植碧生が10安打を浴びながらも粘り強い投球を展開。体全体を使ったフォームから投げ込まれる低めいっぱいのストレートが冴えた。

浜松修学舎・藤田圭司監督
「川島君は本当にいいピッチャーだった。選手たちがよく頑張ってくれた。それに尽きる。柘植は春から真っすぐ主体で投げられるようになり、成長している」

<写真/9回166球を投げ抜いた川島レオナルド(星陵)>

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2018年7月 7日 (土)

夏の静岡大会開幕戦~草薙球場レポート

 第100回全国高等学校野球選手権記念静岡大会が開幕しました。開会式のあと、注目の開幕戦が行われました。

07071_2

★7月7日 夏の静岡大会1回戦 草薙球場 曇   

  チーム
沼津商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
清水桜が丘 0 0 0 0 1 0 0 1 × 2

(沼)棹山、杉本-水谷
(清)遠藤-渡邉
▽二塁打=中村冠、鈴木悠斗(清)

07072 清水桜が丘の遠藤龍成は5回までパーフェクトに抑える。ストレートは自己最速の137キロをマーク。変化球を絡めながら、丁寧な投球を展開する。一方、沼津商の棹山廉も2回、4回にランナーを許すものの、無失点にしのぐ。先制したのは清水桜が丘。5回2死二塁から1番・小川允羅のレフト前タイムリーで1点を挙げる。さらに、8回には4番・永井海斗の犠飛で大きな追加点を上げた。遠藤は3安打完封。最後まで集中力を切らさなかった。

清水桜が丘・曲田雄三監督
「今日の遠藤の投球はベストに近いものがあった。開幕戦の難しさを感じたが、守って守って、これまでやってきたことが出せて良かった。次の常葉大菊川戦まで一週間あるので、バッティングの状態を上げていきたい」

<写真/開幕戦で3安打完封勝利を飾った遠藤龍成(清水桜が丘)>

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2018年7月 6日 (金)

7月7日開幕!夏の静岡大会展望④~掛川西、静岡高ブロック

 07061雨が心配ですが、いよいよ明日、第100回全国高等学校野球選手権記念静岡大会が開幕します。
 展望記事のラストは掛川西、静岡高のブロックです。このシード2チームが勝ち上がると、準々決勝で激突。伝統校同士、しかも掛川西の大石卓哉監督はこの春まで静岡高の部長の務めていただけに、盛り上がること必至でしょう。しかし…、両ブロックには「簡単には勝たせない」とシード撃破を狙う注目校がズラリと並んでいます。どんな展開になるのか、目が離せません!

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【掛川西ブロック】

07062_2 初戦屈指の好カードとなるのが湖西対浜松商だ。まず、焦点は湖西の最速145キロ右腕・水野喬日を浜松商打線がいかにとらえるか。浜松商は例年以上にスイングに迫力があり、機動力も多彩。ただ、序盤に得点を奪うことができないと、水野のペースになる可能性が高い。浜松商・鈴木祥充監督は「今年は1年生も積極的に使って勝負する」と、投手では細田涼馬、打者では山本陸来の起用もありえる。若いパワーがカギを握りそうだ。
 掛川東は好左腕・野元優作を擁する。初戦に勝てばシード校の掛川西が待っている。
 加藤学園はバットが振れる選手が揃った。なかでも4番の植野岳斗は東部地区屈指の強打者。ライト方向に猛烈な打球を放つ。 そのほか、掛川工、浜名、浜松西など、力のある西部の公立校が集まった。

<写真/植野岳斗(加藤学園)>

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【静岡高ブロック】

07063 第1シード・静岡高が中心も、強豪私学が揃っている。常葉大橘の潜在能力は県トップクラス。打線は静岡高や常葉大菊川と比べても引けを取らない。投手陣は球威で圧倒できる河村海登が右ヒジの故障から復帰したのが大きい。
 上位を狙える磐田東と飛龍も同ブロックに入った。磐田東は今口颯真永野竜成が先発として試合を作り、抑えで森口千聡が登場するパターンが確立してきた。打線もどこからでも得点が入る。飛龍も爆発力は十分。岩崎暢明監督の下、一つにまとまっていけば侮れない存在だ。初戦の相手は兄弟校の桐陽。接戦が予想される。
 浜松開誠館も個々のポテンシャルが高い。上位から下位まで豪快にフルスイング。相手投手にとって脅威になるだろう。

<写真/河村海登(常葉大橘)>

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2018年7月 5日 (木)

7月7日開幕!夏の静岡大会展望③~島田商、知徳ブロック

 07051_2今日は、島田商と知徳のブロックの展望をお届けします。シードの島田商、知徳ともに、エース投手が万全です。島田商の小林史弥は2年生ながらすでに140キロをマーク。一方、知徳の佐藤翔は最近の練習試合でほぼ失点を許していないという抜群の安定感が光っています。
 ただ、その2チーム以外にも有力校がひしめく混戦のブロック。抜け出すのはどのチームでしょうか。

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【島田商ブロック】

07052 名将・上村敏正監督が率いる聖隷クリストファーと韮山の一戦は必見だ。両チームともに頭を使った野球で勝負。緊迫した試合が予想される。
 御殿場西は森下知幸監督の下、簡単には崩れない堅いチームが出来上がった。上位進出に向け、カギを握るのは2年生左腕の高田翔太。テンポが良く、打者の手元での伸びがある。
 また、このブロックには強打者が揃っている。富士・笹原滉大、浜松工・深津優心、浜松大平台・畑耶真斗のスイングに注目が集まる。

<写真/高田翔太(御殿場西)>

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【知徳ブロック】

 07053まず、昨秋ベスト4に食い込んだ静岡市立が不気味な存在。春は県大会出場を逃したものの、夏に照準を合わせてくるチーム。緻密な野球で一気に頂点を狙う。
 静清も甲子園を狙える戦力は整った。打線はトップバッターの大原豪史がシャープなスイングで広角に打ち分ける。大原が出塁すると得点パターンに。投手では2年生右腕・石田裕太郎が楽しみな存在だ。
 春に躍進した科学技術と192センチの長身右腕・堀田伊吹を擁する藤枝東の戦いも見逃せない。

<写真/大原豪史(静清)>

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2018年7月 4日 (水)

7月7日開幕!夏の静岡大会展望②~吉原、市立沼津ブロック

07041 今日は、吉原と市立沼津のブロックの展望をお届けします。東部の有力校が集まったブロック。吉原は初シード、市立沼津は9年ぶりのシードで頂点を狙います。袋井商、三島南、菊川南陵、清水東も実力十分。虎視眈々と上位を伺います。また、このブロックにはプロ注目の逸材もいて、目が離せません。

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【吉原ブロック】

07042 初めてシードを獲得した吉原は粘り強く戦う好チーム。エースの小林諒也はバランスのいいフォームが魅力。キレのあるストレートを低めに投げ込む。春にブレイクした変則右腕・保田悠翔も右手親指の骨折から復帰し、2本柱で夏に臨む。一方で打線はしぶとく球に食らいついて得点を奪っていく。
 吉原を追うのが秋春ともに県ベスト16の袋井商。エースで4番の山本航大が中心にまとまりがある。打線が活発な伊豆中央、毎年夏に仕上げる浜松学院も侮れない。
 そのほか、台湾スラッガー・蘇珀漢(オイスカ)、重量感たっぷりのストレートが武器の中川遼太(焼津水産)も必見だ!

<写真/小林諒也(吉原)>

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【市立沼津ブロック】

07043 初戦から注目の好カードが目白押しのブロック。なかでも三島南対菊川南陵はレベルの高い試合が予想される。三島南の主戦・鈴木健斗は130キロ台中盤のストレートに加え、変化球の精度も高い。対する菊川南陵はスケールの大きい選手が揃っている。
 プロ注目・川島レオナルド(星陵)の初戦の相手は浜松修学舎。川島は昨夏、暑さに苦しんで敗戦しただけに、今年はどう克服するのか。初戦からアピールしたい。一方の浜松修学舎は秋春と結果こそ出ていないが、爆発力はある。見ごたえのある試合になるだろう。
 その勝者と対戦するのが春3位の市立沼津。充実した投手陣の中、期待したいのが本格派右腕・服部己太郎。細身の長身で腕がしなるタイプ。一つのきっかけで大きく飛躍する可能性がある。

<写真/服部己太郎(市立沼津)>

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2018年7月 3日 (火)

7月7日開幕! 夏の静岡大会展望①~東海大静岡翔洋、常葉大菊川ブロック

  07031今日から4回に分けて、夏の大会の各ブロック別の展望を最新情報を交えながらお届けします。『静岡高校野球2018夏直前号』と一緒に読んでもらえると嬉しいです。
 まずは、東海大静岡翔洋と常葉大菊川のブロック。この2チームは一昨年、昨年と2年連続で対戦し、いずれも常葉大菊川が勝利しています。果たして、3年連続の対戦はあるのでしょうか…。

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【東海大静岡翔洋ブロック】
 
07032 実力伯仲の激戦区となった。第2シードの東海大静岡翔洋は一冬で力をつけた。昨年と比べてタレントこそ少ないものの、1番の五十嵐敦也からつないで得点を奪っていくスタイル。唯一不安材料だった投手力は、エース・島田辰徳が右肩痛から復活したのが大きい。
 続くのは藤枝明誠、日大三島、静岡商か。昨夏決勝を戦った藤枝明誠と日大三島はともに昨年のような柱の投手がいないが、底力は十分に持つ。静岡商は投打が噛み合わせば面白い。ダークホースとして挙げられるのが好左腕・増山翔也を擁する浜松市立。増山は130キロ台後半のストレートを持つだけに、強豪を苦しめる可能性も。春県大会出場の島田と島田工、注目の1年生スラッガー・金原伊吹のデビューが期待される浜松北も上位を伺う。

<写真/五十嵐敦也(東海大静岡翔洋)>

※「静岡高校野球2018夏直前号」の15ページ、増山翔也投手(浜松市立)の身長体重に誤りがありました。正しくは166cm68kgです。関係者の皆様、読者の皆様にはご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。

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【常葉大菊川ブロック】

07033_2 優勝候補の常葉大菊川は順調に仕上がってきた。春は登板の少なかった漢人友也が奮起。球速は130キロ台後半まで上昇し、駆け引きの上手さは文句なし。さらに、春は主戦として活躍した榛村大吾も控える。
 対抗馬は袋井と見る。左腕の久留島誠紀は抜群の安定感を誇り、打線も強打者・加野充輝を中心にムラがない。
 開幕戦の沼津商対清水桜が丘は見逃せない。沼津商・諏訪部利実監督、清水桜が丘・曲田雄三監督はともに静岡商出身。ベンチワークにも注目が集まる。また、富士宮北対磐田南も好ゲームが予想される。

<写真/加野充輝(袋井)>

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2018年7月 2日 (月)

軟式で活躍中の竹越悠也を見てきました!

 昨日は、天皇賜杯第73回全日本軟式野球ENEOSトーナメント静岡県大会の準決勝と決勝を見てきました。

 070201注目したのはテクノスジャパンの竹越悠也。誠恵時代は1年時からエースとして活躍し、3年夏の県大会では藤枝明誠を苦しめた本格派右腕。『静岡高校野球』編集部でも追いかけてきた投手です。テクノスジャパン入社後、2年目の今季は中心投手に成長したという情報を耳にし、どんな姿になっているのか楽しみでした。
 まず、準決勝はリリーフで登板。延長のタイブレークでは、気迫のこもった投球でチームを勝利に導きます。さらに、決勝の静岡ガス戦では先発。6回を2失点の好投を見せました。
 高校時代に比べて体格が大きくなり、風格は十分。全体的なシルエットが、どことなく鈴木博志(中日)に似ています。130キロ台後半のストレートには力強さがあり、スライダー、フォークもキレていました。
 いい意味で荒々しさを保ちつつ、投手として完成してきている様子。指のかかりも良く、おそらくM級という、新しい軟式ボールがマッチしていると思われます。とにかく元気に投げている姿を目撃できて嬉しかったです!

 なお、決勝戦は静岡ガスが3対1で勝利。絶対王者が勝負強さを発揮し、全国大会出場を決めました。(編集部・栗山)

<写真/軟式で活躍する竹越悠也(テクノスジャパン)>

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