中学総体で金の卵をチェック!
高校野球の静岡大会は明日決勝戦を迎えますが、中学総体も熱いです。今日の浜岡球場では県大会の2回戦4試合が行われ、この年代の軟式を牽引する注目ピッチャーが続々と登場しました。
第4試合では、軟式県ナンバーワン右腕と囁かれる相田康慎(掛川東中)と、184センチの長身右腕・森口大貴(入野中)が直接対決しました。
まず、相田は立ち上がりからエンジン全開。力強いストレートを武器に気持ちのこもった投球を展開します。一方の森口は大型と聞いていたので、もっと素材だけの投手かと想像していましたが、実際はヒジをコンパクトに使って丁寧に低めにボールを集めるタイプ。牽制でのターンの素早さに加え、フィールディングもそつなくこなし、単に投げる以外の要素も備わっています。
試合は両投手の投げ合いが続き、延長9回まで0対0。タイブレークに突入します。10回表、無死満塁から入野中がスクイズを試みると、投手前に転がった打球を相田がすかさずキャッチしてそのままホームベースに自らダイビングします。判定はセーフ。ここから掛川東中は一挙5点を失って敗退しましたが、この一つのプレーだけでも相田の身体能力の高さを感じることができました。
相田は9回まで奪った三振は11個。森口は粘って粘っての投球での勝利。本当に素晴らしい投球戦でした。3年後、ぜひ再戦を期待したいです!
その相田の奪三振ショーの上をいったのが、第2試合でマウンドに上がった左腕の舩橋龍右(長泉北中)。なんと、2回二死から6回まで15打者連続三振をマーク。圧巻の投球を見せてくれました。しかし、7回に新木柊(金谷中)の内野安打をきっかけに5失点で敗退。この悔しさを高校で晴らしてほしいです。
第3試合で5回を無失点に抑えた東海大静岡翔洋中の松下陽真はストレートが速いのはもちろん、縦の変化球が冴えていました。
もう一人、気になったのは島田一中の右腕・榊原遼太郎。春の選抜大会で見た時からフォームのバランスの良さに惹かれていました。あれから数ケ月。体が大きくなって、球威が増している印象です。この時期の中学生は一気に成長しているのでやっぱり見逃せません。(編集部・栗山)
<写真上/ベスト8進出を決めた長身右腕・森口大貴(入野中)>
<写真下/15打者連続三振をマークした舩橋龍右(長泉北中)>
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