静大出身指導者による「横山杯」が開催されました!
夏の大会が終わったばかりですが、すでに新チームはスタートし、各地でローカル大会が開催されています。
昨日は静岡大硬式野球部出身の指導者による「横山杯」を見てきました。
この「横山杯」は今春まで40年以上に渡って静岡大の監督を務めた横山義昭氏(現総監督)の苗字を冠にした大会。今年で3年目を迎えるそうです。実行委員長を務める内藤英伍氏(富士宮北部長)が「横山杯」の意義をこう語ります。
「秋の大会を前に静大出身の指導者の高校が集まって力をつけることはもちろんですが、この横山杯は現役の静大生が裏方として働いてくれるんです。審判やボール拾いなど積極的に行ってくれる。指導者を目指す大学生の勉強の場にもなると思うんです」
今年は5チームが参加。台風の影響で28日(土)は中止になりましたが、29日(日)は静岡大グランドで3試合が行われました。
★1回戦 三島南10-6湖西(延長10回タイブレーク)
★準決勝 浜松北5-4三島南
★準決勝 富士宮北2-0御殿場
※決勝戦の浜松北対富士宮北は9月24日(月)に御殿場南グランドで11時30分から開催されます。
球場に着くと、湖西と三島南の試合が行われていました。試合は三島南のリードで進みますが、終盤に湖西が同点に追いつく白熱した展開に。両チームともにレベルが高く、この時期の試合とは思えませんでした。
タイブレークが採用された10回表、三島南は満塁の場面で打席に2番・植松鳳太(2年)を迎えます。鋭いスイングから放たれた打球はライト後方に向かって一直線。試合を決定づける満塁本塁打となりました。
僕は見ることができませんでしたが、植松は5回にも本塁打を放っていたそうで、その飛距離が半端なかったとか。静岡大はライトフェンスまで90メートルありますが、おそらくは110メートルくらいは飛んでいたとのことでした。
植松は1年夏から5番打者として出場している強打者。この夏も初戦で三塁打を含む3安打を放っています。秋の大会でもマークしていきたいです。
一方の湖西は、3番手で登板した熊谷翔輝(2年)の好投が光りました。前チームの水野喬日のような速球派ではないのですが、変化球を絡ませて質の高い投球を見せてくれました。「新チームは継投で考えている」という齋藤哲男監督。湖西には、1年生を含めてまだ他にも好投手がいるようなので、今後も目が離せません。(編集部・栗山)
<写真上/この日、2本塁打を放った植松鳳太(三島南)>
<写真下/バランスのいい投げ方の熊谷翔輝(湖西)>
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