7月7日開幕!夏の静岡大会展望②~吉原、市立沼津ブロック
今日は、吉原と市立沼津のブロックの展望をお届けします。東部の有力校が集まったブロック。吉原は初シード、市立沼津は9年ぶりのシードで頂点を狙います。袋井商、三島南、菊川南陵、清水東も実力十分。虎視眈々と上位を伺います。また、このブロックにはプロ注目の逸材もいて、目が離せません。
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【吉原ブロック】
初めてシードを獲得した吉原は粘り強く戦う好チーム。エースの小林諒也はバランスのいいフォームが魅力。キレのあるストレートを低めに投げ込む。春にブレイクした変則右腕・保田悠翔も右手親指の骨折から復帰し、2本柱で夏に臨む。一方で打線はしぶとく球に食らいついて得点を奪っていく。
吉原を追うのが秋春ともに県ベスト16の袋井商。エースで4番の山本航大が中心にまとまりがある。打線が活発な伊豆中央、毎年夏に仕上げる浜松学院も侮れない。
そのほか、台湾スラッガー・蘇珀漢(オイスカ)、重量感たっぷりのストレートが武器の中川遼太(焼津水産)も必見だ!
<写真/小林諒也(吉原)>
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【市立沼津ブロック】
初戦から注目の好カードが目白押しのブロック。なかでも三島南対菊川南陵はレベルの高い試合が予想される。三島南の主戦・鈴木健斗は130キロ台中盤のストレートに加え、変化球の精度も高い。対する菊川南陵はスケールの大きい選手が揃っている。
プロ注目・川島レオナルド(星陵)の初戦の相手は浜松修学舎。川島は昨夏、暑さに苦しんで敗戦しただけに、今年はどう克服するのか。初戦からアピールしたい。一方の浜松修学舎は秋春と結果こそ出ていないが、爆発力はある。見ごたえのある試合になるだろう。
その勝者と対戦するのが春3位の市立沼津。充実した投手陣の中、期待したいのが本格派右腕・服部己太郎。細身の長身で腕がしなるタイプ。一つのきっかけで大きく飛躍する可能性がある。
<写真/服部己太郎(市立沼津)>
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