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2018年8月 3日 (金)

小笠選抜が6年ぶり9回目のV!

 第35回静岡県中学親善野球大会は1、2日に草薙球場などで開催され、小笠選抜が6年ぶり9回目の優勝を果たしました。

★8月2日 静岡県中学親善野球大会決勝 草薙球場 晴   

  チーム
小笠選抜 0 4 0 5 0 9
島田選抜 0 0 0 0 0 0

<5回コールド>

(小)後藤-中山
(島)鈴木、今村咲-太田拓

08033

 08031今年の小笠選抜は総合力が高く、4試合を戦って35得点1失点という圧倒的な力を発揮しました。
 準決勝は相田康慎(掛川東中)が6回1失点の好投で勝利すると、決勝戦では後藤響(城東中)が5回を無失点に抑えました。
 後藤はバランスのいいフォームに腕の振りの強さもある魅力的な右腕。決め球のスプリットも良かったです。「高校に向けて、今日のピッチングは自信になった」という後藤。現在は身長が172センチ、体重が53キロという体型で華奢ですが、これからの体力強化でグングンと伸びそうです。
 野手陣の中で目を惹いたのはトップバッターの山内健真(菊川東中)。とにかく身体能力が高くて、何をやっても動きにスピード感がありました。この時期に、チェックできて良かったです。
 
 毎年、注目の中学生が一挙に見ることができる貴重な大会。2年前の同大会では今夏の静岡を沸かせた島田商・小林史弥が優勝投手となり、高校野球に向かっての弾みをつけています。(当時の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2016/08/33-6641.html
 そして今年も、多くの注目中学生と出会うことができました。ここからは僕が見ることができたチームの中で、気になった選手を挙げていきます。
 まずは、富士宮選抜の「1番ショート」で出場した山下大智(富士宮一中)。打席での面構えに雰囲気があり、リストが強い。守備でも三遊間の打球を落ち着いて処理していました。
 御殿場選抜の強肩捕手、湯山大輔(御殿場南中)は二塁送球がベース付近に近づいても全く垂れることなく、ライナーでピシャリ。打撃もシャープにセンター方向に打ち返します。
 08032左腕から最速127キロのストレートを投げ込んだ石黒豊生(門野中)も楽しみ。聞くところによると、これまでほぼピッチャー経験がないそうですが、「それでこのボールか!」と驚きました。
 そのほか、スイングスピードが抜けている静岡葵選抜・大塚悠矢(賎機中)、俊足好打の島田選抜・柴田優作(島田一中)、高い野球センスを感じる浜松B選抜・辻村音冶(入野中)、腕の振りのいい本格派タイプの浜松A選抜・熊井健一郎(佐久間中)などが印象に残りました。どの選手もまだまだ成長が期待できるだけに、残りの中学生活を大事にし、高校でいいスタートを切ってほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/決勝戦で5回2安打無失点の後藤響(城東中)>
<写真下/力強いストレートを投げた石黒豊生(門野中)>

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