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2018年10月

2018年10月27日 (土)

浜松商出身・伊奈堂(福井工大)が地元・浜松で活躍!

 第14回東海地区・北陸・愛知三連盟代表大学野球王座決定戦が今日から浜松球場で始まりました。
 各連盟を勝ち抜いた名城大、中部学院大、皇學館大、福井工業大が出場し、明治神宮大会出場1枠を争います。

10271 福井工大は浜松商出身の伊奈堂(3年)がベンチ入り。試合前の素振りから気迫が漲っていました。「これは何かやってくれるぞ」と思っていると、いきなり、2回の2死一二塁のチャンスで代打として登場します。慣れ浸しんだ浜松球場のバッターボックスに立ち、カウント1-1からの3球目。外角のストレートを強振すると、左中間の奥に打球がグングンと伸びていきます。あわやフェンス越えの大飛球。走者が2人生還します。伊奈は二塁ベースを蹴ったあと、三塁でアウトになりましたが、見事に役割を果たしました。打席での集中力、スイングの力強さ。伊奈の長所が存分に発揮されました。
  
 伊奈は大学入学後、故障と木製バットへの対応に苦しみ、何度も挫折しそうになったそうです。そのたびに、これまで支えてくれた人のことを思い、踏ん張ってきたと言います。部員は約190人という大所帯の福井工大ですが、努力が実り、この秋は指名打者や代打で出場。地元・浜松での凱旋につなげました。

 しかし、試合は4対5で敗退。終了直後は「どうしても勝ちたったので悔しい」と号泣する姿も。「来年はレギュラーをとって、絶対に全国に行きます」と誓い、浜松球場を後にしました。
 もっともっと伊奈のプレーを見たくなったので、来年は北陸にも足を運んでみたいです!(編集部・栗山)

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2018年10月25日 (木)

ドラフト会議、県内関連は4選手が指名されました!

 本日のドラフト会議、県内関連は以下の4選手が指名を受けました。おめでとうございます。

★福岡ソフトバンク2位/杉山一樹(三菱重工広島)※駿河総合出身
★横浜DeNA3位/大貫晋一(新日鐵住金鹿島)※桐陽出身
★広島育成1位/大盛穂(静岡産業大)※飛龍出身
★楽天育成2位/則本佳樹(山岸ロジスターズ)

10251_2 編集部は静岡産業大にて待機。19時40分過ぎ、広島の育成1位で、大盛穂が指名を受けました。その後の記者会見では「正直なところ、信じられない気持ちがあります。自分の大好きな広島カープに選んでいただき嬉しいです」とホッとした様子でした。走攻守のすべてでスピード感があり、広島にピッタリと合いそうな選手。「まずは支配化になり、センターのレギュラーを獲りたいです」と抱負を語ってくれました。
 また、最速147キロ右腕・鈴木彩隼は支配化でプロ入りを狙っていましたが、残念ながら指名がありませんでした。「社会人に行って、スピード、制球力を上げていきます」とコメント。まだまだ成長段階にある投手ですので、社会人でどんな成長を見せるのか楽しみです。2年後のプロ入りを期待しています。

<写真/ドラフト指名を受け、萩原輝久監督と握手する大盛穂(静岡産業大)>

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2018年10月23日 (火)

静岡市内大会が開幕しました!

 第15回静岡市高等学校野球大会が20日に開幕しました。今年は参加17校中、7校が秋季県大会、2校が秋季東海大会に出場しているだけに、ハイレベルな静岡市内大会となりそうです。

10231 そんな中、初日の清水庵原球場第2試合では、「静岡市立対常葉大橘」という、県ベスト8以上で戦っていてもおかしくはない好カードが実現しました。
 静岡市立の先発投手は高橋孝輔。安井信太郎監督が「ポテンシャルが高い」と期待する本格派右腕です。中学時代は捕手だったそうですが、地肩の強さを買われて高校から本格的に投手に。これまでは故障の影響もあり、左の渡邉幹樹、右の森田健介という2枚看板の陰に隠れていましたが、ここにきて急成長しているようです。
 フォーム全体のしなやかさが持ち味で、130キロ中盤のストレートにはキレを感じます。この日は5回途中まで投げて3失点も、伸びる要素をたっぷり秘めているだけに、今後も要注目です。

 常葉大橘は最速144キロ右腕の市川大晴が8回からマウンドへ。最初のイニングは2奪三振。アウトコース低めに、ズド~ンと決まる剛球は、東海大会に出ているピッチャーと比べてもそん色はなかったです。しかし、9回に3失点でサヨナラ負け。来春に向けて課題をクリアながら、勝てるピッチャーを目指してほしいです。

10232 第1試合では、静岡学園の1年生左腕・宮原駿介が圧巻の投球。7回を投げて、12奪三振をマークしました。右打者のインコースにクロスファイヤーがピタピタと決まり、同じ強い腕の振りからの変化球も冴えます。10月初旬には島田商と練習試合を行い、2失点完投。マウンド上での仕草、投げっぷりに自信が漲っていました。現在の球速は130キロ前後。来年には130キロの中盤を投げて、3年時には140キロを超えるという目標を持っているとのこと。今年の1年生には楽しみな左腕が多いのですが、この宮原も目が離せません。(編集部・栗山)

<写真上/安定感のあるフォームを持つ高橋孝輔(静岡市立)>
<写真下/7回12三振を奪った宮原駿介(静岡学園)>

★静岡市内大会の組み合わせなどはこちらから確認できます。→http://www.city.shizuoka.jp/972_000143.html

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2018年10月21日 (日)

県勢3校、初戦で姿を消す

 秋季東海大会は昨日、清水桜が丘と静岡高が敗退。今日は1位校の御殿場西に期待がかかりましたが、残念ながら津田学園(三重)に敗れました。一冬で力をつけ、来春こそ県内のチームが東海で勝って欲しいです。

★10月21日 秋季東海大会2回戦 晴 津市営球場 

 チーム
御殿場西 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2
津田学園 0 0 0 1 0 3 0 3 × 7

(御)高田、杉本-磯部
(津)前-阿萬田

▽二塁打=夏賀(御)小林、渡邉(津)
▽三塁打=阿萬田(津)
▽本塁打=新井(御)前川(津)

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10212 御殿場西は初回、トップバッター・夏賀貞伍の二塁打でチャンスをつかみ、4番・内海壮太の飛球が相手のエラーを誘い、1点を先制する。先発の高田翔太は安定した立ち上がり。ストレートと変化球が低めに決まり、3回まで1安打に抑える。しかし、津田学園は4回に同点とすると、6回には5安打を手中して3点を奪う。さらに、8回にもダメ押しに3点を追加した。御殿場西は9回に3番・新井七輝のレフトスタンドへの本塁打で一矢を報いるも、反撃はそこまで。津田学園のエース・前佑囲斗の前に10三振を喫し、打ち崩すことができなかった。

御殿場西・森下知幸監督
「この時期に、あれだけのピッチングされてしまったら、今のウチの力では厳しい。もっと、バットを振っても良かったと思うが、それをさせないだけのピッチングだった。この秋は彼らの力からしたらよく頑張ってくれたと思う」

<写真/敗れはしたものの、低めに集める持ち味を発揮した高田翔太(御殿場西)>

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2018年10月17日 (水)

ドラフト指名を待つ、湖西・水野喬日を直撃!

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 ドラフ会議まであと10日。昨日は、プロ志望届を提出した湖西・水野喬日に会ってきました。
 夏の大会後、約3か月ぶりに見た水野はまるで別人と言ってもいいくらい体が大きくなっていました。
 「水野がデカくなっている」と噂では耳にしていますが、想像を超えていました。この数か月で約8キロ増量。現在の体重は80キロ近くなっていました。「上のレベルでやるにあたり、まずは体は一回り二回り大きくしたい思っていました」。意識的に食事量を増やし、トレーニングを積んだ成果が出ているようでした。高校3年生は、夏の大会が終わった秋、冬にかけて大きく伸びます。やったらやった分だけ成長できる時期。水野も、そのことを自覚し、しっかり練習を積んでいます。

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 テレビ取材を受ける水野。ドラフトが近くなり、注目度が日増しに高まっている

 この日は、2局のテレビ取材があり、カメラが回る中でブルペンで軽く20球程度、投げてくれました。夏に比べると左足を大きく上げるなど、フォーム全体に迫力が出てきた印象。さらに体のパワーアップに比例してボールに重さが加わり、剛腕のタイプに近づいてきました。水野の生命線は右打者のアウトローに決まるストレート。そこに決まる度に思わず、「いいな~」と声を出してしまいました。

 25日のドラフト会議で受ければ、支配化、育成に関わらず進むことを決意している水野。「9月まではまだまだ先だなと思っていたのですが、10月に入ってから日に日にドキドキが増しているんです」と本音も…。当日は部員全員とテレビを見ながら吉報を待つそうです。(編集部・栗山)

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2018年10月15日 (月)

静岡リーグの4年生が最後の勇姿!

 昨日の静岡リーグ。浜松球場では静岡理工科大対聖隷クリストファー大、常葉大浜松キャンパス対静岡大の2試合が行われました。

10151_2 最終節の2日目ということで、4年生にとっては最後の試合。これまで静岡リーグを盛り上げてくれた選手たちの勇姿を目に焼き付けてきました。
 聖隷クリストファー大の先発投手は2年前、野球部を立ち上げるにあたって中心として動いた澤井翔太。この2年間の思いを込める投球で5回まで1失点の好投。終盤に打ち込まれて逆転負けを喫しましたが、最後まで全力で腕を振り続けたのは立派でした。
 一方の静岡理工科大は、8回裏に逆転すると、前日1失点完投勝利した黒川大輝がマウンドへ。3人でピシャリと抑え、有終の美を飾りました。黒川を含め、この日は4年生4人が出場した静岡理工科大。試合後、坂田義之監督は「本当に今年の4年生は頑張ってくれた」と、感謝の言葉を口にしていました。

 10152続く、第2試合は常葉大浜松キャンパスの主将・藤村捷人が好守で存在感を示してくれました。まず2回、ショートの守備で鋭い横の打球に反応して打者走者をアウトに。打っては5回にしぶとくライト前にもっていくと、6回にはセンター前に弾き返しました。
 社会人野球のエナジック(沖縄)への入社が内定している藤村。父・宜人氏は1988年にドラフト外で日本ハムに入団した元プロ野球選手です。「これまで父を超えたいという一心で野球をやってきました。社会人でもっと成長して、自分もプロに行きたいです」。アピールポイントの守備はスピード感があり、グラブさばきも確か。さらにこの秋、スイッチヒッターの藤村は両打席で安打を量産。50メートルを6秒フラットの俊足も生かして、右打席で4安打、左打席で14安打をマークしました。
 広島・呉港高時代は「3番ショート」で活躍。浜松での4年間で技術と人間性を高め、今度は夢を掴むために沖縄へ。都市対抗や日本選手権で再会できる日が今から楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/聖隷クリストファー大を牽引した澤井翔太>
<写真下/社会人からプロ入りを狙う藤村捷人(常葉大浜松キャンパス)>

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2018年10月13日 (土)

日大国際関係学部が7季連続V!

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 日大国際関係学部が劇的なサヨナラ勝ちで7季連続23回目のリーグ優勝を決めました。
 2対2で迎えた9回、東海大海洋学部が1点を勝ち越しましたが、その裏、日大国際関係学部は代打・高橋海飛のレフト前タイムリーで同点。さらに、代打・青木伊織がレフト前タイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを飾りました。これで日大国際関係学部は今月19日から岐阜・長良川球場で開催される東海地区秋季選手権大会への出場が決定。春秋連続の全国出場を目指して頑張ってほしいです。

 続く第2試合は静岡産業大が常葉大草薙キャンパスをコールドで下しました。プロ志望届を提出し、すでにプロ4球団の調査書を届いているという鈴木彩隼は6回を投げて10奪三振。ベース上で伸びるストレートと速い変化球が冴え渡り、圧巻の投球を見せてくれました。また、鈴木と同様にプロ志望届を提出している大盛穂も最後のアピール。4回にセンターオーバーのタイムリー二塁打、6回には右中間へ本塁打。何が何でもプロに行くんだという強い気持ちがヒシヒシと伝わってきました!(編集部・栗山)

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2018年10月 9日 (火)

シニア・クラストカップが開幕しました!

 クラストカップ争奪第19回リトルシニア南関東支部野球大会の静岡予選が開幕しました。

 10091_2昨日は、静岡蒲原シニアのグランドでの試合を見てきました。第1試合は今夏の全国優勝メンバー6人が残っているという静岡裾野シニアがコールド勝ち。松川良監督は「新チームのスタートが遅れた分、まだチームとして形になりきっていない」というものの、個々の能力の高さは圧倒的でした。
 先発投手の山口凱矢は全国決勝で完投し、ベストナインに輝いた右腕。明治神宮球場で128キロをマークしたキレのあるストレートがビシビシと低めに決めります。初回に3点を失ったものの、2回以降は無失点。バランスのいいフォームと完成度の高さに思わず見惚れてしまいました。
 その山口から第1打席に右中間への二塁打、第2打席にはライト前を放った藤枝明誠シニアの青木康征も目につきました。シャープなスイングが魅力です。

10092 第2試合は静岡蒲原シニアの4番・小林千哩が2本塁打を放つ活躍。まず、第1打席はレフト方向にライナーで放り込むと、第3打席はセンターへの大飛球でフェンスオーバー。アウトになりましたが、第2打席のレフトフライも滞空時間が長く、そのパワフルな打撃に惹かれました。投げては2番手で登板した大村虎良が4回以降、無失点に抑える好投。力強いストレートが良かったです。(編集部・栗山)

<写真上/今後の成長が楽しみな右腕・山口凱矢(静岡裾野シニア)>
<写真下/2本塁打を放った小林千哩(静岡蒲原シニア)>

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2018年10月 6日 (土)

秋季県大会決勝&3位決定戦レポート

 決勝、3位決定戦ともに、最後の最後まで目の離せない展開に。御殿場西(1位)、清水桜が丘(2位)、静岡高(3位)が東海大会に出場します。

★決勝戦 御殿場西 6-5 清水桜が丘(延長11回)

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 御殿場西は1番・夏賀貞伍のセンター前タイムリーで1点を先制すると、3回、6回にも追加点を上げ、3点リードで終盤に突入する。清水桜が丘は8回に反撃。3番・小川允羅のセンターオーバーのタイムリーなどで一挙4点を奪って逆転に成功する。しかし、御殿場西は9回に同点とし、延長10回に1点を勝ち越す。そして、5対5となった延長11回、夏賀が再びタイムリー。これが決勝点となり、御殿場西が優勝を果たした。

<写真/27年ぶり2度の優勝を飾った御殿場西ナイン>

御殿場西・森下知幸監督
「1年前、2年前の先輩が作り上げてくれたものを土台に、成果を出してくれたと思う。東海大会ではまず1勝。目の前の試合を全力で戦いたい」

★3位決定戦 静岡高 6-5 加藤学園

10062_2 静岡高が3年連続となる東海大会出場を決めた。2回に5番・小岩和音のタイムリー二塁打で1点を先制。4回にも小岩の犠飛で1点を加えた。その後、逆転を許すも、6回、4番・夏目武尚、6番・片平吉信のタイムリーで同点に。そして、5対5で迎えた9回裏に2番・相羽寛太がサヨナラスクイズを決めた。一方の加藤学園はしぶとく攻め続けたが、あと一歩及ばなかった。

<写真/2回にタイムリーを放つなど3打点の活躍を見せた小岩和音(静岡高)>

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2018年10月 5日 (金)

愛知学院大・後藤黛が完全復活!

 岐阜リーグの翌日は岡崎市民球場に向かい、愛知リーグの試合を見てきました。
 
10051 一番の目当ては、愛知学院大の後藤黛(横須賀出身)です。大学入学後、右肩の故障で思うような結果が出ず、ついに4年生に。それが、大学生活最後となったこの秋、「後藤が復活して凄いボールを投げている」という噂が流れてきました。
 第1週の中京大との第2戦でリリーフ登板し、3回1/3を無失点。続く2週目からは第1戦目の先発として好投を続けていきます。9月15日には名城大のドラフト候補・栗林良吏と投げ合い、最速となる145キロをマーク。そんな情報を耳にする度、どうしても自分の目で確かめたくなりました。

 この日は愛知大との第3戦。第1戦に先発として8イニングを投げた後藤はベンチからのスタートになります。試合は0対0で迎えた8回に愛知学院大が3点を先制。しかし、その裏、先発投手が2点を失い、なお2死満塁のピンチ。ここで後藤がマウンドに向かいます。
 いきなり、ストライク、ストライクで追い込みますが、ファウルを挟み、3球連続でゾーンからわずかにボールが外れ、押し出し四球を出します。

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 愛知学院大の勝利に貢献した後藤黛(左)と加藤光晴(右)

 ただ、ここから驚かされまし た。 なおも、続く満塁で相手がスクイズを試みると、後藤は猛ダッシュでキャッチして、本塁へグラブトス。1-2-3の併殺を完成させます。抑えたことはもちろん評価できますが、一番嬉しかったのは、ほぼストレート一本で勝負していたこと。打者の手前でもう一段階速度が上がるようなイメージで、低めに伸びる伸びる。全球指にかかっていて、「これこそが後藤だ」と思わず唸ってしまいました。もちろん、フォームの迫力も戻っています。
 その後、9回裏のピンチをしのぐと、味方打線が10回表に勝ち越し。その裏は、1死一塁から2者連続三振で試合を締めました。
 試合後、本人に話を聞くと、この夏くらいから肩の痛みが自然と消え、思い切り投げられているとのこと。卒業後の進路は決まっていないそうですが、「上のステージでも勝負したい」と意欲を示していました。今のボールなら通用すると、僕も確認しました。

10052 愛知学院大では、もう一人、県勢の選手が出場。4年生の加藤光晴(静岡高出身)です。高校3年夏は背番号13で甲子園出場。大学では苦労に苦労を重ね、4年秋になってレギュラーを掴みました。この日は「5番ファースト」で出場。3回にセンター前安打を放つと、9回には右中間への二塁打。そして、延長10回には貴重な追加点となるレフト前タイムリーを放ちました。「野球は大学まで」と決めているという加藤。残り1週、悔いの残らないように全力でプレーしてもらいたいです。

 一方で敗れはしましたが、愛知大の緒方彰一(静清出身)は粘り強く投球。来年は4年生。リーグを代表する右腕として、今後注目されるでしょう。(編集部・栗山)

<写真上/質のいいストレートが蘇った後藤黛(愛知学院大)>
<写真下/パンチ力のある打撃を見せた加藤光晴(愛知学院大)>

★高校時代の後藤黛のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
静岡を巣立つ球児たち2014~後藤黛編・上http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/12/2014-f475.html
静岡を巣立つ球児たち2014~後藤黛編・下http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/12/2014-3263.html

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2018年10月 4日 (木)

強肩捕手・叺田本気(中京学院大)が投手としてマウンドへ!

 2日は静岡出身選手を追いかけ、岐阜県・可児市(KYBスタジアム)で行われた岐阜リーグの試合を見てきました。

 第2試合の中京学院大対岐阜聖徳学園大は、県勢が多く出場しました。
 中京学院大では、1年生ながら、磐田東出身の井上直毅が「9番セカンド」で先発出場。シートノックから注目すると、動きのメリハリの良さと、柔らかなグラブさばきが目につきました。試合での結果は3打数無安打、守備では握り替えでのミスなどもあり、満足できる内容ではなかったかもしれませんが、チームのレベルに十分対応している印象を受けました。

10041 さらに、2番投手として浜松開誠館出身の小原光士郎(2年)が登板すると、7回からマウンドに上がったのは、なんと菊川南陵出身の叺田本気(2年)でした。
 叺田は高校時代から強肩捕手として注目を浴び、大学入学後は1年時からリーグ戦を経験。2年春からはレギュラー捕手&中心打者として活躍しています。しかし、この日は先発を外れ、「どうしたんだろう?」と気になっていたところでした。「ピッチャー・叺田君」のアナウンスを聞き、急いでカメラを用意。すると、その瞬間、1球目が投げ込まれます。ズドンというイメージの勢いのある剛球に驚いていると、その後も、ほぼストレートで攻め続けます。上半身の力だけで投げていますが、それでも球場のスピードガンで140キロをマーク。さすがに、1イニング持たずに降板も、このままピッチャーとして鍛えた場合、どこまでの球を投げられるのか。地肩の強さはハンパないだけに、見てみたい気もしました!

 10042_2一方の岐阜聖徳学園大では、「3番ファースト」で静岡西出身の高橋駿(3年)がスタメン出場。浜松工出身の青池洸輝(3年)が代打で登場しました。ともに、無安打に終わり、チームも敗退…。岐阜聖徳学園大は上位2校が進出できる東海地区大学野球選手権へのチャンスが残されています。気持ちを切り替えて、最終週の中部学院大戦に臨んでほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/リーグ戦初登板となった叺田本気(中京学院大)>
<写真下/パンチ力のある青池洸輝(岐阜聖徳学園大)>

★高校時代の叺田本気のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
静岡を巣立つ球児たち2016~叺田本気編・上http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2017/02/2016-3a86.html
静岡を巣立つ球児たち2016~叺田本気編・下http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2017/02/2016-2db3.html
 

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