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2019年5月

2019年5月30日 (木)

ヤマハ、3年ぶりに都市対抗出場!

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★5月30日 第90回都市対抗野球大会 東海地区2次予選 第1代表決定戦 晴 岡崎市民球場 

 チーム
東邦ガス 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
ヤマハ 0 0 0 0 0 0 0 3 × 3

(東)辻本、水田-氷見
(ヤ)近藤、九谷-川邉、高杯、井上

▽二塁打=川邉、河野(ヤ)

 ヤマハが見事、3年ぶり40回目の都市対抗本大会への出場を決めました。おめでとうございます!

 今日の第1代表決定戦は苦しい試合展開に。序盤は先発の近藤卓也が走者を出しながらも粘りの投球で無失点に抑えます。しかし、6回に先制点を許すと、打線は相手の辻本宙夢の前に凡打の山を築きます。
05302  ヤマハ打線が反撃を見せたのは8回でした。1死二塁から代打・河野拓郎の右中間を破るタイムリー二塁打で同点。さらに2死二三塁のチャンスで打席に1番・青柳直樹を迎えます。ここで青柳は「自分のスイングをしようと思った」と、低めのストレートをセンター前にはじき返し、2者が生還。一塁側スタンドのヤマハの応援も最高潮に達します。そして、9回は九谷青孝が締め、第1代表で都市対抗出場を決めました。

 2年間都市対抗から遠ざかり、昨年7月より室田信正新監督のもと、新たなスタートをきったヤマハ。秋の日本選手権予選では大敗を喫し、「ヤマハ大丈夫なのか?」と心配された時期もありましたが、「すべては都市対抗のために」と割り切って1年間かけてチームを作ってきました。
  試合後、選手から胴上げされた室田監督は感慨深げにこう語りました。
 「1年間、今日のためにやってきました。選手、スタッフが頑張ってくれたおかげです」
 いよいよ、次は3年ぶりの東京ドーム。黒獅子旗を目指して、大暴れしてほしいです!

 一方、東邦ガスは静岡高出身の辻本が巧みな投球術を駆使して7回まで無失点。8回につかまりましたが、堂々とした投球を披露してくれました。次戦に期待です。(編集部・栗山)

<写真/8回に勝ち越しタイムリーを放ち、喜びを表現する青柳直樹(ヤマハ)>

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2019年5月29日 (水)

菊川市内大会は菊川南陵が優勝!

 25日は小笠、常葉大菊川、菊川南陵が参加した菊川市内大会を見てきました。
 3校が総当たりで対決し、優勝を飾ったのは菊川南陵でした。

★常葉大菊川10‐0小笠(5回コールド)
★菊川南陵11‐10小笠(延長13回タイブレーク)
★菊川南陵7‐4常葉大菊川

 最優秀選手賞に輝いたのは、常葉大菊川戦で逆転タイムリーを放った幸村一生です。
05291  もともとは投手ですが、転校と故障をきっかけに捕手に転向。先日、このブログで強肩捕手として紹介した大石嵐士(駿河総合)に負けず劣らずの低く強い球を投げます。菊川南陵の捕手といえば、先輩の叺田本気(現中京学院大)が全日本大学選手権への出場を決めましたが、この幸村も上で勝負できる選手だと思います。
 小笠戦では本格派右腕の鈴木晨平が先発。初めて鈴木を知ったのは昨年10月の練習試合でした。試合前のシートノックでレフトを守っていたのですが、猛烈な腕の振りからものすごいボールを投げ、「なんだコレ!」とビックリ。ただ、転校の関係で、春の大会は出場できず。菊川南陵のユニフォームでは、この夏は最初で最後となります。
 聞くところによると、近畿大会でベスト4に残る郡山(奈良)もピタピタに抑えたとか。この日も噂通りの投球を見せてくれ、僕のテンションも上がりました。腕のしなり、球威、変化球のキレ、どれも一級品。もう一度、夏に見たい、いや見なければいけない逸材だと思いました。
 クオリティーが高い転校生バッテリー擁する菊川南陵。今夏、台風の目になるかもしれません!(編集部・栗山)

<写真/最優秀選手賞を獲得した幸村一生(菊川南陵)>

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2019年5月16日 (木)

紅林だけじゃない! 駿河総合の強肩捕手に注目しました

 今日は「静岡高校野球2019直前号」(6月19日発売予定)の取材で駿河総合に行ってきました。

05161  シートノックを見ていると、キャッチャーの大石嵐士(176cm72kg、右投右打)に目が釘付けとなりました。とにかく肩が強い! 二塁送球はボールが垂れることなく、加速していきます。今年の静岡で、ここまでの肩の強いキャッチャーは見たことがないです。まさに鬼肩。しかも、ただの鉄砲肩ではなく、肩・ヒジに柔らかさがあるのも魅力です。
 望月俊治監督によると、ドラフト候補の紅林弘太郎を見に来る野球関係者が、口を揃えて「あのキャッチャーは誰?」と気にするとか。本人も「僕の肩を見て欲しいです」とアピールポイントに挙げていました。ただ、この大石はレギュラーではなく控え捕手。それだけ、今年の駿河総合は戦力が充実しています。(編集部・栗山)

<写真/強肩捕手として注目の大石嵐士(駿河総合)>

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2019年5月 5日 (日)

春季県大会は浜松商が16年ぶりのV!

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 ★5月5日 春季高校野球静岡大会決勝 晴 草薙球場 

 チーム
浜松商 1 1 5 2 2 0 1 1 0 13
加藤学園 0 0 2 0 0 3 0 0 0 5

(浜)湖東、瀬戸口-山崎
(加)内田、肥沼、岩間-林口

▽二塁打=鈴木涼(浜)、藤原、林口(加)
▽三塁打=瀧本2(浜)
▽本塁打=小野田(浜)

05052   令和最初の春を制したのは浜松商でした。2点リードの3回に一挙5点追加。4回には5番・小野田昇平(3年)が2ラン本塁打を放ちます。その後も、6回と9回以外は毎回得点。計15安打で13得点を奪いました。投げては6回途中からマウンドに上がった瀬戸口優太(3年)が9回まで1安打に抑える好投。この日、最速の135キロのストレートを武器に流れを渡さなかった。
 なお、3位決定戦は常葉大橘が12対5(7回コールド)で浜松工を下しました。

浜松商・鈴木祥充監督
「練習の積み重ねが大会で発揮できた。さらに東海大会、夏に向けてパワーアップしていきたい」

<写真/2番手で好投した瀬戸口優太(浜松商)>

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2019年5月 4日 (土)

練習試合 磐田東vs静岡商

05042   今日は磐田東と静岡商の練習試合へ。静岡商は先日の県大会で16奪三振をマークした髙田琢登(2年)が先発。6回を投げて毎回の9奪三振。5回には143キロを計測しました。
 注目したのは髙田と同様に来年のドラフト候補になりそうな磐田東・二俣翔一(2年)の対決。第1打席、第2打席ともに髙田が内野ゴロに抑えると、第3打席では二俣が変化球をとらえて右中間への二塁打。見応えのある勝負でした。
 二俣は本来のショートから、今はチーム事情でキャッチャーとしてマスクをかぶっています。ピッチャーとしても140キロ前後を投げるという強肩で 二塁送球がグングンと伸びる軌道。ストッピングもこなせていました。ショートとキャッチャー、両方をこなせるのは大きなアピールポイントになるでしょう。

 05041今年も最速140キロ右腕・伊藤岳斗を中心に、タレント豊富な磐田東の投手陣。今日は2年生の川原愉人が8回途中まで投げると、アンダースローの佐藤教真(3年)が登板。佐藤は今年の静岡になかなか見かけない変則タイプの投手で、独特の球筋を持っていました。(編集部・栗山)

<写真上/毎回奪三振の髙田琢登(静岡商)>
<写真下/独特の球筋を持つ佐藤教真(磐田東)>

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2019年5月 1日 (水)

川根に入学した注目1年生を見てきました!

 令和初の取材は池新田と川根の練習試合へ。

05011  川根は1年生・池谷和樹が「2番サード」でスタメン出場しました。静岡蒲原シニア時代は主将を務め、全国ベスト8進出。県外の強豪高校からの誘いもあったそうですが、「あの環境が良かった」と川根に入学。雰囲気とスイング、明らかにモノが違います。今日はヒットこそ出ませんでしたが、右に左に強い打球を連発。入学早々、1か月間ですでに3本塁打を放ったという片鱗が伺えました。本来の守備はキャッチャーですが、今日はサードで出場。守っているときは常に声を出し、元気の良さも魅力です。
 今日の県大会では中学時代に一緒にプレーした加藤学園・佐野陸斗も本塁打。そのニュースを伝えると、「僕も負けていられない。通算50本塁打を目指します」と力強く語ってくれました。

 その他、川根には関東のシニアで活躍した選手など、楽しみな1年生が多く入学していました。夏はもちろん、秋以降も注目していきたいです!(編集部・栗山)

<写真/強いスイングが持ち味の池谷和樹(川根)>

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